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恐縮です。昨年のシカトロダービー、チャンプの座をいただき、表彰していただきました。表彰なんて小学1年生の時、よい歯のコンクール学校代表になって以来38年ぶり。ですのでうれしかったです。
なんてことはいいです。シカトロに話を戻します。シカトロは2007年、今や伝説になりつつありますが、T師匠の手で創設され、その後、T師匠、波男さん、僕の3人で細々行われていました。ZCC自体も基本新人を取らないクラブでした。ところが2010年から方針転換、メンバーを新しく受け入れるようになってからシカトロが盛り上がり、ダービーをやって優勝者に名誉と賞品を与えよう!、と確かコンチキGoさんが提案してくれたのが始まりです。人は競うと熱くなりまた技術や腕も一気に上がる。またアクティビティーとしても発展するとやってみて分かりました。
ダービー第一回目の優勝はヒロさん、なんとシカトロ史上初のダツ76.5cmを釣り上げました。長物で、サイズだけでかいんじゃないの?、そんなのダメじゃない?。ところが、作戦が上手かった。ダツをさばいて刺身にして持ってきてくれたのです。そして食べたらお味が良かった。美味しかったのです。シカトロの中には、釣ったものは美味しく食べる、食べないなら釣らないという思想があります。美味しいというのはアピール度が高くみんな納得しました。
第二回の優勝者は卓パパ。シイラ82cm、これは衝撃で、夏の大物釣りの先鞭となりました。この卓パパより以前、我々は、このような大型魚は全てバラしていました。釣り上げることが出来なかったのです。そのため、シカトロでは大型魚は無理、ターゲットにならないと言う雰囲気になっていました。でも、卓パパが突破口になり今では普通に釣れるようになりました。実は壁を越えるとか、不可能を可能にするというのはたった一人のたった一回の成功で起こったり、ひっくり返るものです。一番槍、パイオニアは偉いのです。なぜなら新しい世界を開拓する第一歩の足跡をつける人だからです。こういう人が一人でも多くカヤックの世界に出てきて欲しい。
第三回は、スズキ60cmのヒロさんでした。ダービー終了2日目の快挙。そしてチャンプの座を奪うこと2回目。ここから引き出せる教訓は、釣りが上手いヤツは上手いということ。偶然でなく、腕がイイので大物を上げる。また、この一匹は翌年を占うものでした。スズキの時代の到来です。
第四回、昨年はホント良く釣れた。毎週のようにダービートップが入れ替わる展開。また技術革新、道具の進化も目を見張りました。ビシやミノーの投入、Jスペシャルや質の高いカグラヘッドなどが結果を連発しました。また魚群を追う、サーチ・アンド・ハンティングスタイルか形になりました。後半戦幕開けを演出したのはヒデさんです。ミノー上手に使い、サワラ釣りに道を付けました。そしてそのままスズキ戦へ突入。突破口を開いたのはまたしても卓パパでした。鳥山を追い、その中からミノーでスズキを引っこ抜いてきた。しかもスズキは混合群れだった。同じ場所で太刀魚も上げた。その後今度はHonmaさんが連発で釣り上げ、熱は最高潮に。そしてワタクシ、ずっと追いかけ続けて何度も取り逃していた78cmをダービー最終日に狙い撃ちして釣り上げました。
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さて、新しい年、新しいシーズンを迎えます。第五回シカトロダービーの幕開けに向け、今後準備が始まるでしょう。ワタクシ個人としては、jogoシカトロ釣具店を開業するにあたって、同意がいただければダービーを応援、スポンサード(後援)させてもらえないかと思ってます。まだ小さく、力も弱いですが、お互いにウインウイン、バネを効かせ合う関係を築きたいです。
さて、大物を釣りたいですね!。ハイクオリティー魚も釣りたいですね!。そう思いませんか?。ハイクオリティー魚って何よ?、と思う人、いるでしょう。ズバリ言います。マグロ、本鰹、ヒラメ、マゴチ、カジキマグロ、少し下がってメーターシイラ、ランカースズキです。ハイクオリティー魚って何よ?、って思った瞬間に水に手を突っ込んだり、このチャンスは俺のためにあると思った人、あなたは今年大物を釣り上げるでしょう。Keep paddling 、1日でも多く海へ。
待つという技術はハンターを形作る最も重要な要素だ。 ペトリ・サルヤネン