jogo式Canoe Life

風にも負けず



 昨日は新人シーカヤック養成企画、しのさんの3回目でした。いやー、冬の海は変化が早いし多様だなあ。出発時は、弱いオフショアだったんだけど、15分ぐらいで7-8mの北東になって吹き上がり難儀しました。
 シーカヤック3回目のしのさんにとって7-8mの向かい風はよい体験になったのでは。遠征艇のポテンシャルを借りて、風上へ漕ぎ上りました。
 最後は志願の沈脱再乗艇。入水後一気に体が冷え、動きが鈍くなるのが見ていて分かりました。全く一人で上がれる気配なく、アシステッドレスキューで再乗艇しました。
 夏にロールや再乗艇ができても、冬になると多くの人が出来ないこと、知ってましたか?。よく「水が固くなるから」とか「水が重くなるから」なんて言われますが、これは冗談で言ってるんでしょう。問題は、装備が増えて、特に冬のウエアは体の動きを制限し、高いパフォーマンスを阻みます。また、低温の水に入り生理的現象として、平衡感覚の低下、運動連動能力の低下が起こり、なかなか上がれないものです。
 じゃあどうすれば冬の海でもセルフレスキューができるようになるか。方法があります。それはこの時期でもひるまずセルフレスキュー練習をすること。冷水下で自分の体にどのような変化が起こるか把握しておくこと。そしてその対処が出来ることにつきます。厳しいですが、こういう体験を通してしか学べないことがあるのです。そもそもアウトドアスポーツはリスクスポーツであり厳しいもの。そう思うしか、自己の変革や発展は起こらない。冬の海でマジ沈したとき、その意味を始めて理解できます。知っていても出来ないの典型なのです。
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