jogo式Canoe Life

シーカヤックの安全について

 11日、koboさんの進水式に参加。その帰りにクラブメンバーのTさんと二人になったので、おめでたい席の帰りですが、いくつか話しをしました。「今年はシーカヤックの深刻な事故が起こる年だ」「特にベテランが危ない」「死亡事故の起こる可能性が高い」と。

 まさか、その日に三河の事故が起こるとは思いもしませんでしたが、あまり意外だとは思いませんでした。自分なりに警鐘を鳴らしていたつもりです。
http://wave.ap.teacup.com/surfkayak/5074.html#comment

http://wave.ap.teacup.com/surfkayak/5024.html#comment

 昨今、予報の精度が上がり、以前のように天気図と予報、そして現場判断を組み合わせて決断すると言う形が崩れ、再現性の高い予報に軸足重点をかけていたと思います。分かりやすく言うと「予報しかみないで海にくる人」が多かった。これが昨年までは通用したし、それで良かったのです。予報は科学性が高かった。

 でも、今年はこれが通用しない事を海にきてる人は知っていると思います。また、海の変化のパターンも今まで経験のない感じになってきています。これは、自分の過去の経験と照らし合わせる事が出来る人の、その経験が役立たない事を意味しています。いわゆる「ベテラン」のベテランが通用しない。

 「ベテラン」が危ないと思います。もっと正確にいうと、ベテランのトップオブトップは大丈夫。海にきて、生き死にの判断を1秒で下せる人とか、海上で迷いのない人。その下の、未だ迷う事が時々どきあるけど、周りからベテランと評価されるレベルに達してる人、この人が危ないと僕の感性では感じます。

 ベテランのシーカヤッカーと話すると、昨年までは意見はほとんど一致していました。ところが今年に入り海の話をすると、ベテランの人と僕の意見の解離を感じる機会が増えています。皆の考えも割れているのでしょう。僕が間違っているかもしれません。僕は誰よりも慎重ですから。ですが、率直に言って、今シーズンは今までにまして脇を絞めて、安全マージンを増しながら漕ぐ必要があると思います。事故は「連鎖」しますから。

れは常に変化していくのでその呼吸を読むのが一番のポイントです。 羽根田卓也




 
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