jogo式Canoe Life

スーパーローカル2009 Day1

 ウインドパドルを使って一気に沖へ。岸から距離を保って南に進路をとった。気力、体力十分。このまま一気に大島まで行ってしまおうか?ところが海の神さまはそれを許してくれない。

 長者が崎沖1.5kmを航行中、前方に丸い物体が浮いていて、バチャバチャバタ足をしている。アザラシのふーちゃんか?と思い接近すると人間だった。遊泳中なのかと思い観察していると、台風後のカレントとオフショアで、みるみる沖に流されている。近くに行くと、ライフジャケットをつけた青年で、遭難していた。マリンジェットで海に出たがエンジンが停止、岸に向かって泳いでいると言う。20分以上泳いでいるという。風下の方向をみても、もう何も見えない。そしてそのジェットには女性が一人残されていると言う。GPSのスイッチを入れ、現在位置をプロット。そして、「海上保安庁に連絡していいか?」と本人に問うも、色よい返事が得られない。答えは「No」だ。

 ここからが大変、岸に向かって引っ張りましたよ。デッキには遠征の荷物が満載で、引っ張るしかなかった。岸に近づいたら、救助のボートが来て、本人を引き渡し、青年を救助した場所をGPSから割り出し、伝えました。それより風下に流されているでしょう。その後、このボートにより流されていたジェットと女性は救助されました。

 三浦のキャンプ地。自動販売機で500mlコカコーラを2本手に入れ、夕日を見ながらテントに入りました。寝転ぶと、すぐに気絶しました。牽引は疲れるなあ。


注=ふーちゃんとは6月下旬から某所にいついてしまった(定置網に)アザラシ。最近はカヤックが来ると一緒に泳いだり、ボトムを通過して泳いだり、すっかりアイドル化している。

コメント一覧

あきらけい
そうでしたか。
疑ったことを反省。
私自身、ロクな目にあってないですからねぇ。
jogo
どもども。
 ジェット、そんなに問題になってるんですか。知りませんでした。
 この青年は免許を持ってると言ってました。「携帯電話持ってないのか?」と聞くと「免許は持ってきたが、携帯は持っていなかった」と。今回の件は、本人が携帯さえもっていれば、かなり状況はよかったのではと。岸には父親や友人。もう一台のジェットあり。船外機着きのボートも2台ありましたが、本人を連れていくまで状況が分からなかったようです。
あきらけい
船舶免許の更新講習へ行くと、決まって違法ジェットに対する悪態やら愚痴やらを多く聞きます。講師も講義中に嘆きます。
ちゃんと乗っている人も迷惑してます。(シカトロならぬ、ジェトロが楽しいんだそうで・笑)
普通に免許を取った人が、そういう状況になるとは思えません。
海上遭難は税金対処です。
2の矢、3の矢を準備できない人は、出るべきではないですよね。
城後さんは、ホントすごいと思います。
その後、彼らはどうなったんでしょうね。盗難ジェットじゃなかったことを祈りません。(笑)
jogo
あきらKさん、ども、ご無沙汰です。
 判断の難しいところ、反省もあります。
 シーカヤックはスイマーのレスキューには向かない事。普段時速7kmで進めますが、牽引だと1.5-2kmでした。1km引っ張るのに30分もかかり、その間、ジェットとそれに乗った人をさらに沖に流す結果になりました。スイマーを確保して海保に連絡が選択としては良かったかなとも思います。
 ですが、まっ、何より全員元気に救助されたので良かったというのが本音です。
あきらけい
冷静な判断、牽引の体力、さすがです。
私なら、即座に通報しますが。(無免許だから通報拒否?)
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