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一昨日、ZCC遠征チームの精鋭2名が相模湾の横断にトライ。真鶴から逗子をめざしましたが、海に弾き返されて、帰って来ました。10km進んだようですが、オフショアと逆潮に捕まり、前進を阻まれ、出発地点の真鶴に戻ったようです。
本人たちは悔しいだろうけど、僕はなぜか、ちょっと嬉しい。成功する事はそれは嬉しいけど、撤退や失敗の体験こそ、本当の意味で筋肉になると思ってるし、「失敗の方が成功からよりも学び事が多い」と普段から言い切ってます。失敗を知らない人は、または失敗を失敗と思わない人は怖いと思う。
退路を組み立てる経験は、なかなか機会がないものです。ましてや、人について行ってるうちは人まかせになるので、組み立て、決断する経験値を積めません。決断をリーダーに任せるので。
帰り道と帰る場所をいつも意識しながら漕ぐ事。責任ある行動と恥ずかしくない態度。フィールドに出た以上、必ず帰ってくる事。基本中の基本ですが、時に人はこれを忘れる。アホな人です。でもそれは僕かもしれないし、あなたかもしれない。アホを見たら、必ず「アホ」と言ってあげましょう。本人が気づいていない場合があるので。
自分のスタイルに取り憑かれたり、聞く耳を持たない人も多い。そして破綻する。シーカヤックのリーダーの人達には、帰り方や帰る方法を新しい人若い人達に教えてあげて欲しい。どんな状況からも帰ってく方法を。多くのシーカヤッカーが、それを知っている事が、安全度をあげる事につながるから。
追い込まれれば追い込まれるほど力を発揮します。 本田圭佑