東洋経済オンライン
目次
■オバマ政権時からの「中東への無策」
■中国とは「国」の概念が異なる?
■看板を簡単に掛け替えるテロ組織
■中国「介入」で泥沼化は必至
泥沼化と言うが、1979年 - 1989年のアフガニスタン紛争 「ソ連・アフガン戦争」 の頃からすれば40年以上続く泥沼です。
これから泥沼化するわけではなく、ずっと泥沼でした。
つまり、相手がソ連だろうが、アメリカだろうが、中国だろうが変わりないのです。
闘争史が物語る通り、どんな国よりも貧困とか堪える事に慣れた国民でそう言う意味では強いのかと思われます。
なので、日本からの灌漑対策とかにはどちらかと言えば靡いてくれるのです。
それなのにタリバンの連中が無茶するから継続出来なくなったのも有るのかと思います。
中国がインフラ整備他で関与しようと思っても実際には反抗されるのが関の山なのかと思います。
ただ、中国にしてもアフガンを中国の配下に置くなど考えるわけもなく、経済的・外交的拠点にしたいくらいなのかと思います。
なのでウィンウィンの関係で済むなら開発も治安向上も協力するのかと予想されます。
ところが、それさえも理解せずに他のテロ組織も含めて対中国への排斥です。それでは国が豊かになる訳もなくまして治安向上しないと他のテロ組織から狙われる地獄です。
せめてもイスラム教徒どうしは撃ち合わない、テロはしないくらいの減速がないと泥沼から浮上するのは難しいのです。
アナーキーな状況でテロ組織やゲリラに有利でもそれでは肝心の産業や医療・治安などが安定せずに国民を不幸にさせます。
ウイグルの件を悪く言うのですがそれでも内紛で飢餓な地域よりもマシです。
また、強制労働にしても機械・設備は中国のレベルでそれ以下をわざわざ用意するとも思えません。
つまり、宗教の件を別にすれば同化して貰えればそれで何か特別に体罰などする必要もないのです。
それに比べるとアフガンはより酷い扱いになります。
中国が中継地と考えるような相手に対しては港や空港は作ってもその地域の繁栄はなく残るのは借金や基地・中国人の店等で反感を買うのが見えています。
地域の気質で媚びるのは下手なら、せめても治安優先の投資・支援を得て身を守るべきです。
あとイランでもそうですが、日本が宗教色が薄く、無頓着な所為か割と相手にしてもらえているのでした。
それがコロナや例の事件となれば距離を取るのも仕方ない話です。
残念ですが。