洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

英文雑誌の広告も使える英語の宝庫です♪ ある薬の広告より last-minute を使った表現

2015年11月06日 | 英語表現

みなさん、こんにちは!

レッスン準備のためなかなか更新できていませんが、

久しぶりに少しだけ更新します♪

 

今回はアメリカのある、薬局で買える胸やけ(heartburn)の薬の広告から使える表現をご紹介します。

 

まずは薬の説明部分にあった表現から♪

 

1 pill a day  (一日一錠)

24 hours (24時間)

O heartburn (胸やけ一切なし)

 

胸やけの件と24時間のところはさておき、

一番目の ~ a day の表現は色々活用できます。

 

a = per 「~に付き」で、 ~a day で「一日につき~」という意味です。

一日二錠はtwo pills a day

一日一杯はone glass(もしくはcup) a day

一日三冊はthree books a day

一日4回はfour times a day

一日5・・・ここまできて何か面白いものはないかな~と何の気なしに調べてみると、

健康のための 5 A DAYという食事の運動があることを知りました。

その運動によると、

一日5杯分の野菜や果物(five portions of fruit and vegetables)を摂ると、

健康でいられるそうです。

話が少し脱線しそうになりましたが、

~ a day は便利です♪

 

そしていよいよ、広告の本文をご紹介します。

ご紹介する広告はある胸やけの薬の広告で、14日間お試しください、というタイプの薬です。

 

広告にはアメリカのどこかの国立公園のようなところで地図を見ている女性の写真。

そして、その脇に、

 

Day 2, took off on a last-minute road trip with my sister.

Day 4, discovered a great Southwestern restaurant.

Day 7, got totally lost, but who cares?

 

Day 9, Another great day without heartburn.

It's possible with *(薬の名前)

What day are you on?

 

この広告をご紹介しようと思ったきっかけは2日目の last-minute という表現です。

これは私の好きな表現の一つで、last 最後の minute 瞬間 、

つまり 「ぎりぎりの、間際の」 という意味の表現です。

 

???、でも、ところで、この2日目に使われている a last-minute road trip、

「ぎりぎりのロードトリップ(自分で車を運転して好きなところへ出かける旅)??」とは一体?

実はこのlast-minuteは文脈から、旅行に行けると分かって(予定などが大丈夫とわかって)から

実際に出かけるまでの間の時間がほとんどない状況のことを表しています。

 

「大丈夫そうね、行けるね」「うん、行けるね、明日から行こう!」という感じで

姉妹で急に気ままな車旅に出かけた様子が想像できます。

 

 

last minute が、そのまさに「ぎりぎりの」という意味で使われる、次のような有名なフレーズもあります。

Wait until the last minute. 「ぎりぎりまで粘る、最後の一分(ぎりぎり)まで待つ」

 

Plan ahead, don't wait until the last minute! という決まった表現もあるくらい

何事もきっとぎりぎりまで待ってはいけません。

ですが、私は結構ぎりぎりまで待ってしまう(物事を置いておいてしまうタイプ)なので

どうしたものかな、、、と時より反省することがあります。

話がそれましたが、

last-minute が入っていた表現の次にあった4日目の内容は

discovered は discover(見つける、発見する) の過去形

「4日目、南西部のすごくいいレストランを見つけた」という意味ですね。

 

7日目は

get lostで「道に迷う」 そこへtotally「完全に」がついています。

who cares?は直訳は「誰が気にする?」ですが、

文脈から、ここでは「全然大丈夫!」といったような意味になります。

※想像ですが、

気ままなロードトリップなので道に迷ってもへっちゃらな感じを表していると思います。

 

 

最後の部分、もう一度、本文と一緒に見てみます。(訳は私のイメージです♪)

Day 9, Another great day without heartburn.

It's possible with (薬の名前). 

[そして9日目、また胸やけを感じることなく過ごせた素晴らしい日。

(薬の名)で、このようなことが可能です。] 

 

What day are you on? 

「あなたは今何日目ですか?」

 

この「何日目」の疑問文の最後がonになっているのがいいですね♪

曜日、日付、日を表す表現の前には 前置詞onを使います。

箇条書きになっていた文章は特別な形の表現ですのでonが付いていませんが、

きちんと文章にしてたとえば「私は今8日目です。」という時、その英文は

I am on day 8. となります。

ちなみに~日目は序数で読みます。スペルで書くと、eightではなくeighthのほうです。

 

14日間のお試しが進められている胸やけの薬でしたので、

何日胸やけなしに過ごせるのかが重要になるため、

このような決め台詞(?)で広告が締めくくられています。

そして、もう一つ面白いのが、最後の注意書きで、

他より小さな字で

Use as directed for 14 days for treating frequent heartburn. Not for immediate relief.

とあります。

出だしのUse as directed.は薬によく使われている表現で、

directed → direct →director

→ディレクター は何をする人? 

→指示を出す人 ということは。。。

と想像して

 

「指示されたように使用してください」となります。

 

freaquent は「頻繁に起こる」

ですので、続きは「慢性的な胸やけを治療するためのものとして14日間お使い下さい」ですね。

immediateは「急に、急な」

reliefは「除去、痛みを取り除くこと」

「急な胸やけ止めとしては使用しないでください。」

※即効性のあるものではありませんということを伝えています。

 

英文雑誌の広告はネイティブの読者宛てに本気で書かれたものがほとんどです。

活きた英語が沢山学べるので、時より読んで、いいものがあればこのように教材として

自分の中に、そして、レッスンでも使える時には取り入れています。

細切れ時間で読めるので、息抜きの時の勉強に、ジョークと並んでオススメです♪

コメント
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