洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

「場合によりますね」と言う時に使える"Depends."

2015年11月27日 | 英語表現

みなさん、こんにちは!

 

今回はTHE TESTAMENT by Joh Grishamより

何かを尋ねられた時に「場合によりますね」と言う時に使える depend をご紹介します♪

 

本文引用の前に、少しだけ...

この本のタイトルになっているtestamentという単語には「遺言書」という意味があります。

(他に、will にも「遺言書、遺書」という意味があります。この二つの単語(testamentとwill)それぞれ単独でも

「遺言書、遺書」を表す時に使われます。さらには、両方重ねて his will and testament (主語が彼の場合の例です)と

言われる時もあります)

 

 

The Testament (John Grisham著) はそのタイトル通り、

ある人物の遺言書の内容に大きく関わるお話なのですが、

その遺言書に記された人物を探し出して

その遺言書について伝えるために雇われた、

このお話の主人公の一人である弁護士のNateが、

その人物を探す旅に出かけたその途中で、

「目的地までどのくらいかかるか」と現地のガイドに尋ねたところにあったのが

今回ご紹介する表現です♪

 

 

"How long does it take to get from here to there?"

"Depends. By plane, about an hour. By boat, from three to five days."

 

 

訳は次のような感じです:)

「ここからそこへたどり着くまでどのくらいかかる?」

「何で行くかによります。飛行機で行くなら、1時間くらい。船で行くなら3日から5日かかります」

(1時間と3~5日!!えらい違いです!!!)

 

 

今回のオススメ☆

何か質問をされて、その答えがその条件によって異なる場合、

「場合によりますねぇ」と言いたい時、ありますよね。

その時に使えるのがこのDepends.です。

dependはon~とセットにして「~による」という意味で使われる単語です。

この、ひとこと受け答えフレーズは、

『何によるのか』ということが文脈や状況でお互いに分かっている時に

onから先を省略して、Depends. とだけ言って「場合によりますね」と伝えることができるようになっています。

Depends. (ディペンズ)と sが付いているのは、

この前に省略されている主語が「それは」を表す it だからです。

そしてこのDepends.はものすごく口語調の表現ですので、

主語をつけてもう少しきちんと言うと

It depends. となります。

もちろん、こちらもよく使われますし、使えます!

どちらかというと、私はIt depends. のほうをよく活用しています♪

これだけでもよく使える表現ですが、何によるかを加えるとより幅広く活用できます。

例えば

It depends on に 名詞 を続けて~ 

It depends on the situation. (状況によります=状況次第)

It depends on the reason. (理由によります)

It depends on the person. (人によります)

It depends on the weather. (天気によります)

 

It depends on に 疑問詞 + 主語 + 動詞 を続けて~

It depends on what time you get there. (あなたが何時にそこに着くかによります)

It depends on which floor of the hotel you stay on. (ホテルの何階に泊まるかによります)

It depends on how 主語+動詞  『主語がどのように~か』も便利です♪

It depends on how you see it. (あなたがそれをどう見るか(考えるか)によります)

It depends on how you get there. (どのようにしてそこに行くかによります)

It depends on how you cook it. (どのようにそれを料理するかによります) 

It depends on how you eat it. (どのようにそれを食べるかによります)

 

元の型に合わせて詳細を変化させていくことで

色々な状況に合わせた「~によりますねぇ」が伝えられます♪

 

そして、このIt depends. を 一番使える(と私が勝手に思っている(^-^))状況がこちら↓

 

(AさんとBさんの会話の設定です)

 A: Will you do me a favor?

(お願いがあるんですが【英語が伝えている内容は「頼み事に応えてくれませんか」】)

B: It depends. (お願い【頼み事】の内容によります)

 

頼み事の安請け合いは危険な時がありますので、

この表現を知っていると便利です:)

コメント
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