倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

宗左近の著書「私の美術鑑賞」3 Sakon Sou Jomon books

2011-01-14 13:18:56 |  縄文心導ヒーリング
たとえば、スポーツ大会の聖火マークにされる「火炎土器」、または郵便切手に描かれた「曽曾根式深鉢」や「ハート形土偶」、あるいは教科書に載っている「亀ヶ岡式遮光土器」を前にしたとする。
これらの作品は、世間の皆さんがよく知っておいでのの、縄文といえば「ああ、あれだ」とお思いになる代表例である。
かりにこれらの作品の芸術としての凄さ、をそしてそれだけを、わたしが語ったとする。

そのとき、聴いている側のどんな反応が生じるであろうか。
「ああ、なるほど、激烈に非日常的な起爆力に富んだ作品ですなあ。いゃア、驚きました世界にむかいあうわたしの目が、今日からかわります」
まあ、その人はそういって下さったとする。そういう感嘆の言葉を吐かせないではおかない作品なのだから(わたしの話のせいではない)

しかし、にもかかわらず、その感嘆の言葉のあとに、その人も、そしてわたしも、ひどく落ち着きのわるい思いがする。いわば、「感嘆」のすわりががわるいのである。
いかにも、その人は衝撃をうけた。当の作品は(写真にあるにすぎないにしろ)目の前にある。わたしの言葉は言葉で。まあまあの説得力をもっていたとする。
だが、その人の受けた衝撃は、そのわたしの言葉は、その人をどこへ導いてゆくのか。


続く

一口メモ
宗さんの文書をひらがな文字にして書くのに、時間をとりました。
こころを落ち着けながらかくようにしていても、習慣で漢字をかいてしまいます。
そのたびに書き直し。

「わるい」を「悪い」と、漢字で書かれていません。そうしてみると、ひらがなの「わるい」は「まるい」にもとれます。
漢字の「悪い」は監獄にも行きそうな悪人顔したイメージが浮かんできますが。

そんなことで、縄文時代のゆるやかな時間がよみがえりそうな、縄文土器を通して宗さんはことばにして縄文の精神を我々読者につたえようとされていますね。


上野光一氏の縄文コラム1月14日をごらんください。
禊の時代に地球は突入した・
http://www.jomon.or.jp/

コメント
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