今日のぎっくり腰

腰を自由に動かせないと、イロイロ困る。


バイクの乗り降りにえらく気を遣う。

それ以上に取り回しには細心の注意を必要とする。


ゆっくり腰を折ったりひぬったりしても、バニシングポイントに引っ掛かると、脊髄に黄色雀蜂が針を刺すような衝撃が全身を駆け抜ける。


もしバイクを取り回している最中にズキッとくれば、ぢゅっ中ハック支えきれずに転けるだろう。


買い物で、店の床に近い物体を手にするなら、4004iで制御されたASIMOの如く、そこだけ時間がゆっくり進んでいる様な、パントマイムを演じる事になる。


まぁ、これだけ時間の進み具合が変われば、重力場が歪んでいて、拙者の陰にあるモノでも見えるんじゃなかろうか？


夜中に目が覚めて、トイレにたつ時は、ヒッチコックのサスペンスの様に叫ぶ事になる。


寝ぼけてぎっくり腰の事を忘れているからである。


一通り叫んでなじった後、椅子の背もたれにしがみついて立ち上がる。


腰を伸ばしきらない様に気を付けながらトイレに入る。


そしてスペースシャトルのマニュピレータで貨物を取り出す様に、ゆっくりと慎重に事を済ませる。


まるで脊椎の軟骨が全てなくなったかの様なこの苦しみは、何時まで俺を苦しめるのだろうか？？
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ex JP1NOM/Sergej
セルゲゐ＠禿TEL
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