近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

夜の宝殿駅~廃車回送を撮影する

2015年12月25日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今日はクリスマス. おそらく私にとってはあまり縁のない一日なのでしょう.
 ( 去年とまったく同じことを書きそうなので, これ以上は触れません)

 
では本題です. 昨日私は先月営業運転を終えた381系電車の廃車回送と思われる
列車が山陽本線を走る情報を聞いたので, 宝殿駅まで撮影に行ってきました.
( この場にいたのは私を入れて30人ほどでした.. )








今日の記事は以上です.
最後までご覧いただきありがとうございました.
 


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追記
 撮影準備などに夢中になりすぎているのか, 通過列車が目の前まで接近しているにもかかわらず
 ホームの端ギリギリの位置に三脚を立てようとしている撮影者を何人か見かけました. 
 こういった行為は周囲の撮影者を危険にさらすだけでなく, 列車の安全運行を著しく妨害する
 行為なので絶対に止めてもらいたいものです. 
 


特別なトワイライトエクスプレスを撮影 Part2

2015年08月01日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今日は必要な用事でも出かけるのが億劫になるほどに強烈な猛暑日でした.
 ( 余談ですが今日からは経団連に加盟する企業の選考活動も始まるそうです )


今日私は先週と同様, 山陰方面への特別なトワイライトエクスプレスを撮影するため
この茹だるような暑さの中, カメラと三脚などを担いで出かけてきました

まず最初は自宅から加古川駅まで自転車をブッ飛ばし, そこから舞子駅に向かい撮影を行いました.



そしてその後は休む間もなく加古川駅に戻り, 自転車で加古川駅付近にある撮影地に行きました.


今日の記事は以上です.
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特別なトワイライトエクスプレスを撮影 Part1

2015年07月25日 | 3番線:「Train Report」

今日は元町駅まで"トワイライトエクスプレス"を撮影するため出かけてきました.
( この日の撮影者は私を入れて全体で10人ほどでした )



そして撮影の合間に新快速(1枚目)や特急列車(2・3枚目)などを撮影しました.







今日の投稿は以上です. 最後までご覧いただきありがとうございました.


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"あの日"のリベンジ!?~鉄道博物館を訪問する

2015年06月21日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 みなさんお久しぶりです. ( ...といっても10日ほど前ですが )


先日の記事でも発表した通り, 私は数日前に機械設計を業務とするある会社から内々定を頂くことができ, 
比較的早い段階で自分の就職先を決定させることができました.
ということで今回は正月明けから半年間, 職探しを頑張り続けてきた自分にご褒美を与えるという形で
前回の旅行で行けなかった鉄道博物館を訪れることにしました.

それではここからは私が鉄道博物館を訪問した時の様子をご紹介しましょう.


まず私はエントランスホールを出て, 右手にあるヒストリーゾーンに行きました.



中央のターンテーブルには今年4月12日に展示を開始したばかりのEF55形電気機関車が展示されていました.
( 毎日12時00分と15時00分にはターンテーブルの回転実演が行われます )


457系電車 (左側) と485系電車 (右側) に挟まれたホームは, かつての上野駅をイメージした造りになっています.









そしてそのホームの右隣には, 直流区間で高速貨物列車を牽引してきたEF66形電気機関車 (1枚目) と
"ゆうづる"や"あけぼの"といった寝台列車を牽引してきたED75形電気機関車 (2枚目) が展示されています.





なお181系電車の隣には, 登場当初に"走るホテル"と呼ばれた20系客車が展示されています.


さてヒストリーゾーンの入口付近には, かつて東京駅~大阪駅間を結んでいた特急"つばめ"の
最後尾に連結されていたマイテ49形客車も展示されています.



ちなみにこの車両は元々青梅鉄道公園で静態保存されていましたが, あまりに保存状態が悪かったことから
鉄道博物館での展示に際して車体の修繕に加え, 客室内の部品のほとんどが新品へ交換されています.
( 聞く話によれば交換用の部品は, 古くなった部品から金型を作ることで製造されたそうです )


続いて私は, シミュレータホールに向うことにしました.

なんと今回, 私は1日27人しか体験できないD51蒸気機関車の運転シミュレータの整理券を幸運にも入手できました.
( やはり平日の朝一番に訪問したのが功を奏したのでしょう )







D51蒸気機関車シミュレータでは, すべてのハンドル類やレバーが動作することはもちろん, 走行中の振動も
完璧に再現されているため, 体験中は思わずそのあまりの完成度の高さに驚く瞬間が多々あります.

なおこのシミュレータは他のシミュレータと異なり, 2人で体験することもできるようになっています.
この場合は1人は機関士として蒸気機関車を操縦し,  もう1人は機関助手として石炭を投入する体験が楽しめます.



※1人で体験する場合は石炭の供給作業は必要ありません.


さて鉄道博物館にはこのシミュレーターとは別に以下のようなシミュレーターが4種類あります.
しかし無料ということもあってか, 平日でも30分以上並ばないと体験できないことも珍しくありません.
( 実際, 待ち続けることにイライラしたのか癇癪を起して暴れるような子どもも何人かいました )

  (1) 209系電車 : 京浜東北線 (南行) 大宮駅~田端駅間
  (2) 211系電車 : 高崎線 (くだり) 大宮駅~籠原駅間
  (3) 205系電車 : 山手線 (内回り) 東京駅~上野駅~新宿駅~大崎駅~東京駅間
  (4) 200系新幹線 : 東北新幹線

ということで一切行列に並ぶことなく運転体験を楽しみたいという人であれば, これから私が紹介する
2階部分にある運転士体験教室 (有料) を利用することを強くお勧めします.


運転士体験教室では, 高崎線などを走るE233系電車の運転台を模したシミュレーターが25台設置されており,
係り員の指示に従いながら列車を運転する上で必要となるルール・技能を学ぶことができます.







もちろん簡易型のシミュレーターといっても各種計器類やモニター部分は, マスコンハンドルの操作や
ATSパターンなどの各種条件に応じてしっかりと動作するよう十分に作り込まれています.








なお運転体験の最後には最初に運転した区間と同じ区間・条件で修了試験が行われ, 講習によって
どれだけ点数がアップしたかを確かめることができるようになっています.


午後4時半. 十二分に鉄道博物館を堪能した私は, 鉄道博物館を後にすることにしました.

こうして私の鉄道博物館訪問は幕を下ろしました.



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最後の急行型電車~475系電車LastRun

2015年03月07日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 (1) 試験的に画像レイアウト, ならびに文章レイアウトを大幅に変更しています.
 (2) 全画像をある程度, 拡大表示(640×427)したことにより, スマートフォンでも見やすくなりました.
   (もちろん画像をクリックすれば, これまで通り1440×960サイズでの閲覧も可能です )


皆さんも知っての通り, 来週にはいよいよ北陸新幹線の金沢駅~長野駅間が開業します.
しかしその一方, 北陸本線の石川県側の金沢駅~倶利伽羅駅間はIRいしかわ鉄道,
富山県側の倶利伽羅駅~市振駅間はあいの風とやま鉄道, 市振駅~直江津駅間は
えちごトキめき鉄道へとそれぞれ経営分離される予定となっています.

このため現在, 金沢駅から越後湯沢駅・新潟駅間を結んでいる特急”はくたか”と”北越”は
新幹線に役目を託す形で姿を消すのですが, 実はこれらに加えてもう1つダイヤ改正により
引退することが確定している意外な存在がありました.
そうです. その存在とは, 1962年からの約53年間にわたって北陸地域における輸送を
支えてきた最後の急行型電車である475系電車です.


北陸本線における475系電車は, まず”加賀”や“越前”といった急行列車で運用を開始しました.
しかしその後, その急行列車の多くは特急列車へと格上げされたことから, 暇を持て余しつつあった
475系電車はそれ以降, 今日まで北陸本線のローカル輸送に徹することになりました.

しかし2006年に行われた北陸本線の長浜駅~敦賀駅間, 湖西線の永原駅~近江塩津駅間の直流化と
ほぼ同時期に登場した521系電車が投入されて以降は, 運用範囲や列車数が徐々に減少し始め,
2015年3月現在, 定期運用は金沢以北, それも朝夕時間帯のごく一部のみとなりました.

こうした結果, 475系電車はあいの風とやま鉄道に譲渡される予定の413系電車などと異なり,
来週のダイヤ改正を待たずして約53年間の歴史に終止符を打つことになりました.


さてだいぶ前置きが長くなりましたが, ここからは外観について軽く触れてみましょう.

2015年2月現在, 475系電車は金沢総合車両所などに3両編成×10編成が残存しています.
このうちの7編成は, 白色をベースに所々に青色のラインなどが引かれた北陸色 (1枚目),
そして残りの3編成は全体が青色に塗られた地域色 (2枚目) とされています.





 
ではここからは客室内の様子をご紹介しましょう.





客室はボックス席をメインとしていますが, 混雑時でもスムーズな乗り降りが出来るようにするよう
デッキ付近の座席の一部が元々のボックス席からロングシートへと変更されています.


またボックス席の窓周辺には帽子掛け (1枚目) やテーブル (2枚目) も設置されています.





余談ですがテーブルの下部部には簡易式とはいえ栓抜き (3枚目)も設置されています.
( もっともペットボトルが当たり前の現代ではあまり使われないのでしょうが )


続いてトイレ・洗面所部分の様子です.



トイレと洗面所は元々1両につき2台分が運用されていましたが, 現在では車両によって
設備自体が完全に撤去あるいは使用停止の処理が施されている物もいくつか存在します.
なお洗面台の左側には, 今ではほとんど見かけなくなった痰壺も残されています.


そして最後は運転席・デッキ部分の様子です.



運転台は支援装置などが追加されていることを除けば, 登場時からさほど変化していません.
また出入口はある程度の幅があるものの, 入口と客室の間には大きな段差が発生しているため
車椅子などの利用者にとっては, 乗降り時に負担を強いられるのは言うまでもないでしょう.


今回は以上です.
本日も最後までご覧いただきありがとうございました.



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寝台特急"トワイライトエクスプレス" 乗車Report-第3章

2014年11月09日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は目覚めから大阪駅到着後までの様子を紹介します.


午後6時30分. 目が覚めると食堂車"ダイナー・プレヤデス"では既に朝食の準備が整っていました.
   
ということで, ここからは朝食時の様子を紹介しましょう.


まずトワイライトエクスプレスの朝食は予約制であり, 時間帯はもちろんテーブル番号までもが完全に指定されます.
そしてメニュー内容も北斗星などとは異なり, 和洋折衷のものが1種類のみとなっています.

なお予約は食堂車のスタッフが1号車から各個室を順番に回りながら取る方法が採用されています.
したがって後方の号車にいればいるほど, 希望する時間帯は取りづらくなるといえるでしょう.
( わざわざ先回りして予約を取ろうとしても, 丁重に断られるので気を付けましょう )


2014年11月現在, トワイライトエクスプレスでは以下のような朝食メニューが提供されています.
       
メニューはドリンク(1枚目)から始まり, 前菜・パン(2枚目)や白粥(3枚目), メイン(4枚目), デザート(5枚目)の順番に提供されます.
また食事中は希望に応じて, 珈琲と紅茶のいずれかを追加料金なしで頼むこともできます.


食事を終えると車窓には黒部川や立山連峰といった雄大な眺めが広がります.
         
なお糸魚川駅付近から金沢駅までは終始, 来年3月に開業する北陸新幹線の高架橋を眺めることもできます.
( ただ景色の優れた区間に限って, 何かとこの高架橋が邪魔をします )


そして北陸トンネルを抜けた後に停車する敦賀駅では, 機関車交換が行われます.
       
ここからは今までとは別のEF81電気機関車が終点の大阪駅までを牽引します.


さて敦賀駅から1駅先の新疋田駅までは, 標高差にして約90mというかなりの高低差が存在します.
そのためこの区間では, 円を描きながら徐々に坂道を登っていくループ線という方法が採用されています.


       
敦賀駅を出た列車はまず右側にある下り線 (2枚目) を跨いだ後, 進行方向右側に大きな円を描きながら山越えをします.
そしてその後はトンネル内部で再び下り線と立体交差した後, さらに進むと新疋田駅にたどり着きます.
( 山越えの途中では一瞬ですが, それまで登ってきた線路 [3・4枚目] を眺めることもできます )


午後12時45分. 列車は最後の途中停車駅である新大阪駅に到着しました.

大阪駅到着前には札幌駅発車後と同様, "いい日旅立ち"の伴奏をバックに車内放送が行われます.


午前12時53分. ついに列車は22時間以上にも渡る長旅を終え, 終点の大阪駅に到着しました.
     
そして到着すると同時に, 先頭部分では多くの乗客が記念撮影を始めます.


午後1時過ぎ. 車内点検を終えたトワイライトエクスプレスは回送列車としてホームを去っていきました.
 
かくして約22時間にも渡ったレール・クルージングは幕を下ろしました.


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寝台特急"トワイライトエクスプレス" 乗車Report-第2章

2014年11月03日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は食堂車"ダイナー・プレヤデス"での様子を中心にご紹介します.


午後4時23分. 列車は道内最後の停車駅, 洞爺駅に到着しました.
 
ここから明け方4時過ぎに到着する新津駅までは事実上ノンストップとなります.


そして洞爺駅を過ぎると, 進行方向左側には内浦湾に沈む夕暮れの眺めが広がります.

こうして夕日が沈む頃になると, 食堂車"ダイナー・プレヤデス"では1回目のディナーが始まります.
( 私は青函トンネル通過中に行われる19時30分からの2回目を予約しました )


ではここからは私が体験した2回目のディナータイムの様子をご紹介しましょう.

まず食堂車に向かうとクルーが乗客の名前を1人1人ずつ呼び, 各テーブルに案内されます.


   
そして席に案内されると, 別のクルーが食事時に提供する飲み物類の注文 (もちろん有料) を聞きにやってきます.
( 本当はワインでも頼みたかったところですが, 私は酒類がまったく飲めないので烏龍茶で我慢します )


一通りメニュー内容が紹介されると, いよいよ各席に料理が運ばれてきます.
       
提供される料理は, いずれも沿線で採れる食材や旬なものを使うことで季節感が味わえるように工夫されています.
作り置きをせず列車内で調理をすることもあってか, 見た目はもちろん味もレストランに迫るほどの出来に仕上がっています.


そして最後にはデザートと紅茶 (珈琲) が出され, 1時間30分のディナータイムは幕を下ろします.
 
こうして何を食しているのか分からない奇妙な一時(!?)は終わりを告げたのでした.


さてディナータイムが終わりしばらくすると, 今度は事前予約なしでも利用できるパブタイムが始まります.
( これらの写真は友人が夕食目的で利用した時に撮影しました )


       
パブタイムのメニューはアルコール類を中心に, それらに合いそうな軽食類などによって構成されています.
ただ値段の割にそれほど量が多くない料理が大半のため, 利用する人によってはやや物足りなさを感じるかもしれません.


さてパブタイム後は, ようやく落ち着きを取り戻した4号車のサロンカー "サロン・デュ・ノール" に行ってみました.
       
天井まで続くほどの大きな窓がある客室内には, 日本海側に向かってソファーが設置されています.
また山側席はかなりの嵩上げが行われているため, 前席に座っている乗客の頭が邪魔をして景色が見えないこともありません.


ただこのサロンカーですが夜間か早朝でもない限り, 1席残らず埋まることも決して珍しくありません.
特に夕暮れ時は立ち見も発生することもあるため, どうしても利用したい場合は少し早めに並んでおくことがお勧めでしょう.


午後11時過ぎ. だいぶ疲労が溜まってきたので, この日はそろそろ眠ることにしました.
 
かくして1日目は幕を下ろしたのでした.


今回はここまでです. 次回は目覚めから到着までの様子を紹介します.


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寝台特急"トワイライトエクスプレス" 乗車Report-第1章

2014年11月01日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は3回に分けての紹介を予定しています.


では本題です. 先日私は来年3月にも廃止される寝台特急"トワイライトエクスプレス"に乗車してきました.
そこで今回はその時の様子を, 写真と動画を交えて詳しく紹介したいと思います.
( なお取材日は2014年10月29日[水曜日]~30日[木曜日]です )


午後1時50分ごろ. 朝一番の飛行機と快速列車を乗継ぎ, 私は札幌駅に到着しました.


     
出発ホームに上がった頃には, すでに記念撮影をするべく先頭付近に多くの乗客が集まっていました.
( 登場から四半世紀経過した今でも人気が衰える様子は全く感じられません )


そしてある程度ヘッドマークや細部を撮影した後, 私は早速車内に入ることにしました.
 
さすがは豪華列車, 通路やデッキ部分であっても一切妥協しない様子が伺えます.


今回, 私が利用したのは5・6号車に12部屋あるB個室"シングルツイン"です.


           
客室には線路と平行方向にソファー席がテーブル(2枚目)を挟んで向かい合わせで配置されています.
またコンセント(3枚目)や大型鏡(6・7枚目)も設けられているため, B個室ながらも快適な一時を過ごせるでしょう.
( 写真には写っていませんが壁面にはコンセントも備わっています )


ちなみにこの個室, "シングルツイン"という名前からも分かるように2人でも利用可能な作りになっています.
   
ただ試しに上段に横になってみると, 大人が利用するにはかなり無理のある作りだと気づくはずでしょう.
( これなら無理に2人で利用するよりも, 開放B寝台を別にとって夜以外はここで過ごすのがマシだと思います )


ゆえに友人同士などの2人利用であれば, 私は迷うことなく"ツイン"の利用をお勧めします.
   
個室内には"シングルツイン"と同様, 2段ベッドやオーディオ設備などが設置されています.
しかし快適性に関しては"雲泥の差"であり, こちらは大人2人でも不自由することなく過ごせるはずです.
( ただ一般販売分がほとんど存在しないため, 自力で手に入れるのは容易ではありません )


午後2時05分. いよいよ列車は札幌駅を離れ, 22時間以上の長旅が幕を開けました.

余談ですがこの動画では幻となった285系気動車が留置されている姿も確認できます.


そして放送終了後は切符の確認とカードキーの使用方法などを説明するべく, 車掌が各個室を順番に訪れていきます.
( さすがJR西日本を代表する列車ということもあってか, 接客スキルはかなりのものでした )


午後2時30分. 南千歳駅を出発すると, 車内放送ではティータイムの開始を告げる放送が行われました.
ということで私は3号車にある"ダイナー・プレヤデス"に行ってみることにしました.


この"ダイナープレヤデス", 入った瞬間から"北斗星"の"グランシャリオ"を遥かに上回る豪華さを感じさせます.


       
真っ赤な絨毯が敷かれた客室内には, 2列(山側)+1列(日本海側)配置でテーブル席が配置されています.
また壁にはステンドグラス(5枚目)やランプ(6枚目)も備わっており, 列車の中とは思えない高級感を感じさせます.


さてティータイムでは紅茶や珈琲といった飲み物類とは別に, 数量限定とはいえ洋菓子も提供されています.
 
ちなみに値段は720円と少々高めですが, そこそこ美味しいので食べてみる価値はあると思います.
( このメニューは公式サイトにも載っていないため, ある意味"裏メニュー"といえるでしょう  )


今回はここまでです. 次回はディナータイムなどの様子を中心にご紹介します.


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特急"スーパービュー踊り子"~乗車Report

2014年08月11日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は取材旅行の合間(!?)に乗車した特急"スーパービュー踊り子"の乗車時の様子をご紹介します.


では本題です. サンライズ出雲から降りた私は, "降りれない駅"で有名な"あの駅"に行った後, 再び東京駅に戻ってきました. 
   
そして再び友人と合流した後, 東京駅の10番線ホームに向かいました.


午前10時46分. いよいよ乗車予定の"スーパービュー踊り子5号"が入線してきました.
     
ここからは往復で異なる座席を利用することにします.


まず行きの列車では, グリーン車指定席(2号車)を利用しました.


         
非常に大型な回転式リクライニングシートが1列+2列(1号車), あるいは2列+1列(2号車)で配置されています.
いずれの窓もかなり大きく, また床部分も底上げがなされているいため, 眺望に関しては文句なしといえます.


こうして午前11時00分. 列車は快晴の下の東京駅を後にしました.



ここから私は列車内の中を少し散策することにしました.

まず最初に向かったのは, 階下にあった4人用のグリーン個室です.
       
ちなみに3号車(東京寄り)に向かって通路を進むと, 非常口に辿り着きます.


続いて向かったのは1号車の1階部分にある, グリーン車指定席・個室の利用者のみが利用できるサロンです.


       
このサロン内ではアルコール類はもちろん, カレーライス(後述)などの軽食類も楽しむことができます.
( このメニューのほとんどは座席からも注文可能です )


ちなみに私は大船駅を過ぎたあたりで, カレーライス(1枚目)と焼売(2枚目)を1皿づつオーダーしました.
 
気になる感想ですが, 味に関しては"なんだこれは…(≒美味しくない…)"の一言に尽きます.
( 加えて愛想など微塵も感じられない店員の態度にも結構イラッときました )


そんな何ともガッカリな食事を終えて座席に戻った頃, 列車は小田原駅付近を走っていました.
         
ここからは車窓に広がる海岸線などの様子を堪能します.


さて熱海駅を発車した後, 私は懲りもせず(!?)"口直し"として珈琲とアイスクリーム(写真下)を頼むことにしました.

どうやら"これ"はまともな味(≒普通に美味い)でした. 


そして網代駅付近からは河津駅付近までは, 全区間の中でも特に素晴らしい眺めが車窓に広がります.
         
中でも伊豆稲取駅付近は, 海岸線のすぐ横を走ることもあり目が離せません.


午後1時29分. 東京駅から約2時間半ほどで終点の伊豆急下田駅に到着しました.
     
余談ですが留置線には"リゾート踊り子"などに運用されるアルファーリゾート21(2・3枚目)が停車していました.


ここからは先ほどの折り返し列車である特急"スーパービュー踊り子8号"で東京駅に戻ります.
 
なお帰りは普通車指定席を利用することにしました.


それでは普通車指定席における客室内の様子をご紹介します.
( 下の写真はいずれも平屋建ての3~8号車で撮影しました )
     
普通車指定席用の座席には, 偶数号車では赤色(1枚目), 奇数号車では群青色(2枚目)の物が採用されています.
また側面窓も荷物棚のほぼギリギリまで広がるほど大きいため, 通路側に座っていてもある程度は景色を楽しめるでしょう.
( 少なくとも同区間を走る"踊り子", "マリンエクスプレス踊り子"とは比べ物になりません )


今回, 私が利用したのは10号車に3列(12席)しか存在しない展望席(それも最前列)です.
     
座席は一般席の物と同じですが, 眺望性を確保するためなのか映画館のような形で配置されています.
( このエリア内の座席は運転席方向に固定されており, 向い合せなどにすることは出来ません )


この展望席ですが, 着席する列によって眺めが大きく変化するのは言うまでもありません.
   
最前列である1列目(1枚目)は当然, 文句なしの前面展望が楽しめます.
ただ2列目以降(2・3枚目)はほぼ線路しか見えないため, 展望席というには少々難があります.
( これに座るくらいなら, 私としては平屋建てを利用する方が幾分マシだと思います )


午後2時16分. 列車は東京駅に向かって伊豆急下田駅を後にしました.
           
伊豆急行線と伊東線は単線ということもあり, 列車交換のために何度か運転停車が行われます.
やがて来宮駅に近づくと進行方向左側には東海道線と東海道新幹線の線路が見え, さらに走ると熱海駅(6枚目)に到着します.


熱海駅から小田原駅にかけては線路も複線となり, また進行方向右側に時折, 相模湾の眺めが広がります.
       
その後, 列車は小田原駅を過ぎると一気にスピードを上げて東海道を疾走します.
( ただそれでも新快速などには及びません )


そして小田原駅からは, ほぼトップスピードでブッ飛ばしながら横浜駅へと向かっていきます.
         
平塚駅以東からは線路が複々線となり, 駅間でも構わずに次々と各駅停車を抜き去っていきます.
また終盤の大船駅からは横須賀線(5枚目)や京浜東北線(6枚目)も加わり, 車窓も非常に賑やかになります.


午後4時45分. 列車は終点の東京駅に到着しました.
   
この後, 私は川崎方面にあるホテルに向かいました.


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寝台特急”サンライズ出雲”~乗車Report

2014年08月10日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は,2014年8月6日(水曜日)に乗車した寝台特急"サンライズ出雲"の乗車時の様子をご紹介します.


午後6時20分. 今回の旅行は出雲大社の玄関口である島根県の出雲市駅から始まります.

約12時間にもわたる夜行列車での長旅が始まることもあり, この時点から興奮がとまりません.


午後6時30分過ぎ. いよいよ乗車する"サンライズ出雲"が入線してきました.

こうして列車の外観を数枚ほど撮影した私は, 早速車内に入って散策を行いました.
( ここではノビノビ座席 [指定席], シングル [B個室], シングルデラックス [A個室]の3種類を撮影することが出来ました )


まずは最も安い値段で利用できる"ノビノビ座席"の様子をご紹介します.


   
カーペットが敷かれた各区画は, 簡単な仕切りと小型テーブル・読書灯(4枚目)といった必要最低限の設備のみで構成されています.
当然ですが周囲の話し声やイビキなども筒抜けのため, 後述する個室寝台と比較すると快適性はそれほど高くありません.


ではここからは2つの個室寝台の様子を紹介しましょう.
( 今回は友人と2人で異なる部屋を利用しました )

まず編成内で最も多く設定されている1人用のB寝台個室, "シングル (階上室)"の様子です.


     
シングルの個室内にはベッドはもちろん, 後述するソロ(B寝台個室)にはない小型テーブルと鏡(2枚目)も装備されています.
また階上室・階下室ともに十分なスペースが確保されているため, 小型のスーツケース程度であれば問題なく持ち込めます.


さて1人用のB寝台個室にはこの"シングル"とは別に, 1000円ほど安い値段で利用できる"ソロ"が存在します.
ただこちらは入口付近を除けば, まともに立てないなど居心地もあまり良くないため, あまりお勧めしません.
( ソロは電動車なので個室内でもモーター音や機械音がそれなりに聞こえてきます )


ちなみに今回, 私が乗車した個室はこちらです.
   
そうです. 1編成に僅か6室しか設定されていないA寝台個室の"シングルデラックス"です.
( 当然ですが1か月前の発売開始と同時に発券を行ったのは言うまでもありません )


それではその"シングルデラックス"の個室内の様子をご覧ください.

歩き回れるほどの広さがある個室内には, B個室にはない大型テーブルや洗面台も設けられています.
またベッドもシングルより一回り大きいため, 子どもを添い寝させる場合でも狭いと感じることはないでしょう.


ちなみにA個室とB個室で共通する設備には, 主に以下のようなものがあります.
       
頭に近い場所には, FMラジオと目覚まし時計, 非常用アラームを備えた操作パネル(2・3枚目)が設置されています.
なお空調(4枚目)はON/OFFこそ個室毎に選択出来るものの, 温度は車掌室側で一括管理されている為, 任意での変更は出来ません.


さて3号車と4号車には専用カード(4枚目)で利用可能なシャワー室が存在します.
( 4号車のシャワー室はA個室専用ですが設備自体は3号車のものと全く同じです )


     
脱衣所部分にはカード読み取り装置 (2枚目) のほか, ドライヤーと衣類カゴ, ゴミ箱(4枚目)が設けられています.
( ただ備品のドライヤーは非常に風量が弱いため, ほとんど使い物になりません )


さて気になる給湯時間ですが, これはシャワーカード1枚当たりで最大6分間とされています.
ただ洗髪などでお湯を止めている時間はカウントされないため, こまめにON/OFFを繰り返せばさほど短いとは感じないでしょう.
( ただし使用中に脱衣所のドアを開けると, 問答無用で残り時間がゼロになるのでご注意ください )


なお共有シャワー室の順番を待つ間は, すぐ横にあるミニサロンを利用することをお勧めします.
   
余談ですが晴れた日であれば, 沼津駅付近で富士山を眺めることも出来ます.


さてこの"サンライズ出雲"ですが, 長距離を走るにもかかわらず車内販売は一切ありません.
また途中駅での停車時間もかなり短いため, 乗車前に食事を調達しなかった場合, "飲まず食わず"に陥ることを覚悟しましょう.


ちなみに私の場合, 出雲市駅周辺で購入した押し寿司(1枚目)とパン・コーヒー(2枚目)を夕食・朝食にしました.
 
出雲市駅は駅弁の種類がそれほど多くないため, 私のように駅周辺で食事を調達すること推奨します.


そして午後11時過ぎ…. 約3時間近く一緒に飲んでいた友人と別れを告げ, 私は眠ることにしました.
( ただその一方, ムダに元気だった友人は, 大阪駅を過ぎてもまだ寝ようとはしませんでした )


午前4時30分…静岡駅に差し掛かった辺りの場所で私は目が覚めました.
         
熱海駅を過ぎると進行方向右側の車窓には, 夜が明けた太平洋の眺め(3・4枚目)が広がります.
そして大船駅を過ぎると沿線には徐々にですが大型ビルの数も増え, 車窓は地方から都会へと変化していきます.


午前7時08分. ついに終着駅の東京駅に到着しました.
   
こうして先ほどまで乗っていた"サンライズ出雲"は, 回送列車として品川方面に去っていきました.


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