近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

全線乗車旅行記2012~春編1

2012年03月24日 | 4番線:「鉄道旅行記」

はじめに
 ・旅行記では今回から大幅に文章校正を変更しています。(無駄な部分を省いて簡潔に表せるように改良しました。)


300系新幹線のラストランを堪能した私はその後、駅構内の売店で土産を購入しました。
そして博多駅を14時00分に出発する「のぞみ」で一気に広島駅まで戻ってきました。


今回の旅は中国都市の中心に位置する広島駅から始まります。
 
いよいよ今回の最終目的地である網干駅まで約5時間の旅(またの名を苦行)が幕を開けます。


広島駅からは広島色の115系を使用した普通列車で糸崎駅まで乗車します。

さすがは中国地方です。京阪神地区ではあまり目にしない国鉄車両に簡単に出会う事が出来ます。


15時14分。少々遅めですが今回の旅が幕を開けます。
       
広島駅から天神川駅の区間では車窓左側に広大な車両基地が広がります。
また途中の海田市駅では呉線と分離しますが三原駅付近で再び合流します。


広島駅から約1時間半。糸崎駅に到着しました。
   
駅舎は恐らく国鉄時代の物が使用されているのではと思われます。
そして駅構内には簡易自動改札が設置されています。


糸崎駅からは今となっては珍しい原色の113系を使用した普通列車に播州赤穂駅まで乗車します。




     
ドア部分付近にはロングシート、それ以外にはボックスシートが設置されています。
登場時からかなりの年月が経過している為、車内には年季が入っています。


16時46分。列車は糸崎駅を後にします。
     
当日は曇天でしたが三原駅~尾道駅間を中心に車窓右側では瀬戸内海を眺める事が出来ました。
そして岡山駅に到着する頃には既に辺りは完全に夜陰の中と化していました。
(赤穂線内は夜という事もあってか殆ど景色を眺める事が出来ませんでした。)


糸崎駅から約2時間45分。播州赤穂駅に到着しました。
   
この駅で反対側に停車している新快速(後述)に乗り換えます。


播州赤穂駅からは最終目的地である網干駅まで223系1000番台を使用した新快速に乗車します。



長かった様で意外と短かった今回の旅行記も終わりを迎えようとしています。


19時33分。列車は播州赤穂駅を後にしました。
 
列車はトンネルを抜けると山陽本線との接続駅である相生駅に到着します。
そして相生駅からは夜陰の中の山陽本線で疾走します。


そして19時54分。ついに今回の最終目的地である網干駅に到着しました。
 
この後、私は20時07分発の普通列車で宝殿駅に向いました。(割愛します。)


これは今回の旅行記の結果です。



新規走破路線…なし

新規乗車距離…145.4km

乗車達成率…22.092%→22.819%
         (JR6社管内)


  



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減らない虐め~テレビが生み出した大罪

2012年03月21日 | 11番線:「政府&メディア批判」

今日は最近、私がふと気になった「虐めとテレビの関係」に関する話題です。
ぱっと見て全く関連性の無い2つの事柄ですが意外にも関連性があるのではと私は思います。


皆さんも覚えているかもしれませんが以前、バラエティ番組では芸人に対して「熱湯攻め」などが行っていました。
この様な番組では傍らにいる芸人達は勿論、司会者などもゲラゲラと腹を抱えて笑っていました。
この時点で大きな問題です。他人を虐めて笑いを取ろうとすると言う時点で人として終わっています。
恐らく彼らの脳内には「可哀そう」などという発想は微塵も無いはずです。

こういった超低俗番組は時として他人の痛みに対する意識を大きく鈍感にさせます。
つまり「虐め」という行為自体をそれほど悪い行為ではないと酷く勘違いさせている事です。
「虐めはいけない」などと言っておきながら虐められる姿を見て面白がる…。おかしいとは思いませんか?


更に酷い場合になればバラエティ番組で平気で「死ね」などという言葉が出てくる様になります。
確実に「虐め」=「娯楽の一種」という風な意識が変わっている様子が明確に表れています。
(実際に27時間テレビの中で福徳秀介が岡村隆史の後頭部にボールを投げ付けた後に言っていました。)


テレビという物は新聞やインターネットなどと異なり非常に影響力の高いメディアです。
それだけに使い方を間違えば今回述べた様な大罪を今後も犯す可能性も十分考えられます。


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グリーン車と普通車指定席~格差の縮小?

2012年03月19日 | 5番線「気になる○○○…」

さて皆さんも存知の通り私は3月16日に運転された「のぞみ609号」に乗車しました。
この日は300系新幹線の最終運転日という事もあり思い切ってグリーン車を利用しました。

ちなみに私は新幹線などのグリーン車に乗車した経験は一切無かったのでかなり期待していました。
 (東海道線の普通列車グリーン車は冬の旅行記で乗車した経験があります。)
異常な期待をして車内に入った時の感想ですが「あれ…。」と思いました。
何故かグリーン車に乗車しているにもかかわらずあまり贅沢感を感じられませんでした。

暫く考えてみたところ、普段からこの様な座席に慣れている事が原因なのではと思いました。
山陽新幹線では「さくら」や「こだま」を中心に普通車指定席でも2列+2列配置が常識となっています。
また100系新幹線ではグリーン車の座席を普通車に流用している為、快適性はグリーン車とほぼ同等だと言えます。


これは300系新幹線のグリーン車とN700系新幹線(7000番台)の普通車指定席を比較した写真です。
  
両者の相違点を比較すればオーディオ設備やカーペット・読書灯などの有無程度です。
強いて言えばヘッドレストの張り出しが大きい事や照明が少々暗めの物が採用されている位です。


では今やグリーン車は普通車と殆ど大差が無いのではと言われると全くそうではありません。
グリーン車の最大の強みは「グリーン車の利用客のみで車内空間を貸し切る事が出来る」事です。
基本的にグリーン券を所持していない利用者はグリーン車の車内に出入る事は不可と運送約款などで定められています。
(普通列車グリーン車でデッキに立っている場合でもグリーン券を必要とするのはこれが理由です。)

例えば帰省ラッシュの様な爆発的な混雑でも自由席に入り切らない利用者がグリーン車のデッキに立つ事は絶対にありません。
それ故に「車内の静寂性」という観点ではグリーン車は普通車よりも優位である事が分かります。

グリーン車と普通車…最近では普通車の設備や座席の水準も随分向上しました。
しかし現代になってもグリーン車はやはり普通車とは違う「何か」を備えているのでしょう。



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ありがとう300系新幹線~のぞみ609号乗車Report

2012年03月17日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 ・今回の記事は乗車時の雰囲気を最大限に伝えるべく5本の車窓動画を使用しました。
  (中でも新大阪駅~新神戸駅間、小倉駅~博多駅間はノーカットで収録しました )


今日は約20年間に渡って東海道・山陽新幹線で活躍し続けた300系新幹線の最終運転日です。
初代「のぞみ」車両として親しまれた300系新幹線は今日、「のぞみ609号」として最後の華を飾ります。

今回も大量の画像と動画を交えて「のぞみ609号」の様子を徹底的に紹介します。
もう2度と営業列車では見る事の出来ない300系新幹線の雄姿をご覧下さい。


朝6時30分。私は新大阪駅に降り立ちました。
 
まずは午前8時00分から発売される記念入場券を入手する為に窓口に並びます。


列車が発車する23番線ホームに到着すると先頭部分を中心に賑わいを見せていました。
 
(今日は報道関係者などを除いて三脚・脚立の使用が禁止されています。)


そして午前10時47分。いよいよ新大阪駅のホームに今回乗車する「のぞみ609号」が入線してきました。
     
最後の運転に使用された編成は西日本編成であるF7編成でした。
これから新大阪駅から博多駅まで2時間36分間の最後の活躍劇が幕を開けます。


お待たせしました。それではグリーン車指定席である8号車(禁煙車)の様子をご紹介します。




         
JR東海の300系はブラウン系のモケットで重厚感を出していますが, こちらはグレー系の物を使うことで爽やかな出来に仕立てています。
しかし"さくら・みずほ"などの普通車でもグリーン車並みの座席に座れるようになった今, この設備ではグリーン料金を支払う意味はそれほど感じれません。
( こう考えると20年間で乗客のニーズは結構変わるものなんだと痛感させられます )


続いて座席以外の客室設備の様子を紹介しましょう。
   
客室の出入口には大型の電光掲示板と号車案内表示、一部デッキ部分には列車種別表示板が設置されています。
これだけでも100系新幹線に比べれば中々のサービスアップですが, 航空機を彷彿とさせる間接照明は特に斬新だったといえるでしょう.


さてこの300系新幹線, トイレ内や洗面台をよく観察してみると金属部がむき出しになっている個所がほとんどないことに気付くはずでしょう.
     
そうです. 実は300系新幹線は今となっては当たり前となったFRP製の洗面台や便器を採用した最初の車輛なのでした.
( これには金属特有の寒々しさがないだけでなく, 各掃除も容易になるといった利点があります )


午前10時52分。列車は駅長や大勢の撮影者などに見送られ新大阪駅を後にしました。
(この動画は720pハイビジョン画質で再生可能です。)

いよいよ300系新幹線の最後の活躍劇が幕を開けます。


そして列車は新神戸駅を出ると一気に最高速度まで加速します。
(この動画は720pハイビジョン画質で再生可能です。)

列車は新神戸駅を出ると一気に加速し、西明石駅、姫路駅…と途中駅を全速力で通過していきます。
また姫路駅では停車中の500系新幹線を抜き去る光景が見られました。


さて岡山駅に到着する放送がされると, 何やら途端に車内が急に騒がしくなりました。
         
なんと岡山駅では一瞬とはいえ, 300系新幹線と100系新幹線が同じホームに並ぶという小さなサービスが行われました.
( 発車時には特製の横断幕によって見送られる光景も見られました )


午前11時40分。列車は大勢の人々に寄って見送られ岡山駅を後にしました。
(この動画は720pハイビジョン画質で再生可能です。)

岡山駅発車後の車内放送では300系新幹線についての紹介も行われました。


さて新倉敷駅を通過する頃、車掌から乗客全員にこんな物が配られました。

紙製の記念乗車証です。裏側には簡単に歴史や車両性能が表記されています。
( ちなみにJR東海のラストランではピンバッジが配られたそうです )


そして福山駅を通過した頃に私は昼食をとることにしました。
 
新大阪駅で購入した「とんかつ弁当」(980円)です。
(あえて引退記念弁当は購入しませんでした。)


午後0時19分。列車は広島駅に1分間停車した後に駅を後にします。
(この動画は720pハイビジョン画質で再生可能です。)

列車は新関門トンネルを抜けて、最後の途中停車駅である小倉駅に向います。


午後1時10分。列車はいよいよ最後の途中停車駅である小倉駅を出発しました。
(この動画は720pハイビジョン画質で再生可能です。)

とうとう300系新幹線は約20年の活躍に幕を下ろそうとしています。
(博多駅到着前には車掌によって「さよなら放送」が行われます。)


午後1時28分。ついに終着駅である博多駅に到着しました。
   
先頭車両の付近では写真を撮影しようとする人々によって激しく熱狂していました。
(1号車付近では引退式典が行われました。)


最後は蛇足かもしれませんが私の300系新幹線に関する思い出です。

私にとって300系新幹線は数ある鉄道車両の中でも1番最初に覚えた鉄道車両です。
また幼少期には何時でも何処でも画用紙などに新幹線の絵を描いていた事を今でも鮮明に覚えています。
(この時、私は「のぞみ」=300系新幹線、「ひかり」=100系新幹線という感じで覚えていました。)

晩年では「ひかり・こだま」での運用が中心でしたが今日は「のぞみ」として最高の走りを魅せてくれました。
明日からは営業列車としての300系新幹線の姿は見る事は出来ません。それ故に多少の寂しさは感じます。


午後1時45分。最後の300系新幹線は博多総合車両所へ向けて去って行きました。
   
今まで活躍してくれてありがとう…本当にありがとう。


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指定券満席~大逆転の可能性

2012年03月11日 | 5番線「気になる○○○…」

今日は指定券の購入に関する話題です。

約20日前には「日本海」や300系新幹線の最終列車の指定券をめぐって大激戦が行われました。
こういった時に希望列車の指定券を入手出来なかった時に貴方はここで諦めますか?
仮にここで「諦める」と答えた場合の方に物申します。諦めるのはまだまだ早いです。


実は指定券は販売開始後に一時的ですが大量に空席が発生する場合が多く存在します。
今回は大きく分けて3回存在するチャンスを紹介します。


1回目のチャンスは約25日前~約14日前の辺りです。
これは滑り止めを目的して複数の駅で指定券を購入した利用者などが指定券を払い戻す事が理由です。
また旅行会社の場合は約2週間前までに団体枠の売れ残りを返却する必要がある事も関係しています。

2回目のチャンスは約10日前~約2日前の辺りです。
恐らく2回目は座席や号車を指定しないのであれば最も入手できる可能性が高いはずです。
これは指定券を購入したものの、急に予定が入って行けなくなった利用者が払い戻す事が理由です。
そして取消料が前日以降になると大幅に上がる事(320円→購入額の30%)も関係しています。

ちなみに3回目は約2日前~発車直前ですがこれは殆ど期待出来ません。

何れの方法も並々ならぬ根性・努力や執念深さが必要とされます。
頻繁に空席照会サイトを確認したり何度もみどりの窓口に足を運んだりする事も有効です。


来たる3月16日までついにあと5日間となりました。
まだ最終列車の指定券を狙っている方は是非とも最後まで諦めずに狙い続けて下さい。


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来たる3月16日に向けて~まさかの大事件発生!?

2012年03月06日 | 1番線:「日々の記憶」

来たる3月16日(300系新幹線の完全引退日)…この日に向けて私は資金集めに力を入れていました。
残り10日間と迫った今日という日にその事件(後述)は起こりました。

今日も毎度の様に300系新幹線を撮影する為に河川敷まで出かけていました。
到着してカメラを三脚に合体させて脚を広げて撮影を行おうとした時の事です。
突然吹いた風に煽られて先程の三脚が地面に落下しました。
非常に運の悪い事にカメラはレンズ部分が剥き出しの状態で地面に激突しました。


当然ですが速攻で確実に高額な修理代がかかる事が予想出来ました。
その場で修理センターへ問い合わせたところ約1万円の修理代金が必要とのことでした。
はっきり言ってかなりの大打撃です。最早、新品を購入した方が良いほどです。
(ですが今後を考えると新品を購入出来る様な余裕は殆どありません。)

「殆ど、余裕が無い」と書きましたが私はそう簡単には諦めません。
私は帰宅して直ぐに価格比較サイトなどで同一型名の中古品の価格を調べました。
調べたところによれば約6000~8000円程度で購入出来るとのことでした。
暫く考えた結果、数日以内に分割払いで購入することとしました。


3月16日まであと10日間…。もうこれ以上の大打撃を食らう様な事態は避けたいものです。


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vol3.自動券売機のあるボタンの意味とは…

2012年03月04日 | 7番線:謎解きの館

ご報告
 ・今日ついに単発ですが仕事が決定しました。(来る3月16日の為にも全力で働く予定です。)

では本題です。今日は皆さんも一度は使ったことがあるはずの自動券売機に関する話題です。

皆さんは「何故、殆どの自動券売機には大人1人用のボタンが存在するのか…?」という疑問を持った事がありませんか?
子ども1人用のボタンならまだしも何故、大人1人用のボタンが必要なのか?…。その謎がこちらです。

大人1人用のボタンは上記の様に間違えて他のボタンを押した際に現金を取り出す事無くその動作を取り消せる様にする為に存在しています。
仮に大人1人用のボタンが存在しなければ購入者は取り消しボタンを押して再度券売機に現金を投入しなければなりません。


これを具体的に表したものが下記の文章と画像です。

先程記した様に大人1人用のボタンが存在すれば、わざわざ取り消しボタンを押して再度券売機に現金を投入する必要がありません。
(もし知らなかった方はぜひこの機会に覚えておきましょう。)

普段何気なく使っている物にも数多くの謎が存在します。こういった謎を解いていく事は結構面白いものです。


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300系新幹線~ラストランが迫る…vol3

2012年03月01日 | 3番線:「Train Report」

最近、記事では紹介していませんでしたがあの後も300系新幹線を撮影し続けています。
(相変わらず仕事は碌に見つかっていません。)

今日も私は自転車を漕いで加古川橋梁で撮影を行っていました。

最近では日も長くなった為、感度を上げる必要が無くなりノイズの少ない写真を撮影出来る様になりました。
(薄暗い環境はコンパクトデジタルカメラのシャッター速度を下げる最大の要因です。)

ちなみに定期列車での山陽新幹線内の最終走行日は3月13日(火曜日)ですが本撮影場所で撮影出来るのは3月12日(月曜日)までです。
もう残された撮影可能機会も殆ど存在しないので今後は天候が許す限り300系新幹線を撮影し続けます。


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