はじめに
今回は2回に分けての公開を予定しています.
今日はJR網干駅からほど近い網干総合車両所でイベントが開催されると聞いたので行ってみました.
ではここからは各展示スペースでの様子を紹介しましょう.
まず私は, 今回のイベントにおける最大の目玉車両であるマイテ49系客車から.
マイテ49系客車 (2号車) は1938年3月に登場したものの, 戦後以降は本線での運用から 退き,
大阪府の交通科学博物館でしばらく第二の人生を過ごしていました.
しかし国鉄分割民営化の直前, 今は亡き鷹取工場で大改修が行われ, 国鉄最終日に運行された
”旅立ちJR西日本号”を皮切りに再び本線上を走る姿を拝めるようになりました.
しかしあまりに老朽化が深刻化しているのか, はたまた昨年度までの公開時での観客のマナーがあまりにも
悪かったのか, 今年は前回と異なり客室内への立ち入りは一切できませんでした.
( 至近距離で見られるだけでも手打ちとしましょう )
さてこの客車, 元々は2等車 (現在でいうグリーン車) よりも格上の1等車であったことから内装は
もちろん, 足回りなども一般的な客車とは大きく異なっています.
なんと3軸式のボギー台車が採用されています. それも相まってか, 走行中の揺れは2軸式の物を穿いた車両よりも
かなり小さく, 当時としてはかなり快適な汽車旅を楽しめたそうです.
続いて新線開通時の試運転などで運用される建築限界測定車であるオヤ31系客車です.
( 聞く話によると現役で活躍しているのは国内でも2両だけなそうです )
建築限界測定車とは, 一言でいえば実際に営業列車を走らせたとき, 鉄橋やトンネルといった構造物に
列車に接触しないかを確認するため, 新線開業前などに走らせる車両です.
このオヤ31系客車では, 左右の側面から建築限界の寸法まで無数の矢羽根 (2枚目) を伸ばすことで,
構造物が規定通りに配置・設計されているかを確かめています.
ちなみに矢羽根の一部が構造物に触れることで曲がったり折れた場合には, 車内にある
計器盤のランプが点灯することで異常を知らせる仕組みになっています.
今回はここまでです. (次回の公開範囲は未定)
最後までご覧いただきありがとうございました.
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はじめに
今日, 山陽新幹線の岡山駅~博多駅間は開業40年周年を迎えました.
本日, 私は"山陽新幹線 全線開業40周年 記念入場券"を購入するべく西明石駅まで行ってきました.
そして午前6時前から待つこと約2時間 少し早いのですが販売が開始されました.
( この時点で並んでいたのは概ね80人程度でした )
さて記念入場券の台紙には, 山陽新幹線の沿革に加えて歴代車両の紹介文も記されています.
こうして戦利品を手に入れた私は, 朝飯を摂るために一時帰宅した後,
大学内で開催される就職説明会に行くべく自転車で最寄駅へと向かいました.
<追記>
自宅に戻り一休みしていると, 何を思ったのか今頃になって友人が”記念入場券が欲しいっ!!"と
いった内容の書かれたメールを送ってきました.
私は"なんでもっと早く言わないのか…"と思いつつも, その友人を無視するのも
なんか可哀想だと思い, 再度ダメ元で西明石駅を訪れてみることにしました.
そして”まぁ..あったら運が良いくらい”といった感じで販売所に向かってみると,
なんと午前10時を過ぎた時点でも80セット以上が売れ残っていました.
( わざわざ早朝から並ぶ必要なんて一切ありませんでしたね... )
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今日は2月12日, トワイライトExp.の最終列車の切符の発売日でした.
それもあってか10時打ちで有名な大阪駅には, 朝早くからいつも以上に長い行列が発生していました.
午前9時50分過ぎ. 1か月前販売の列の先頭に並んでいた10人が順次, 窓口へと案内されます.
その後, 発着駅や個室種別といった条件を打ち込み, 駅員が発信ボタンの真上に指を構えます.
( 聞く話によればこれほど多くの端末を10時打ちに充当する例はほとんどないそうです )
午前9時59分. さらに気合いを入れるためなのか時報が構内放送で鳴らされます.
そしてそれ以降, 現場では以下のようなやり取りが行われました.
(時報) : 午前10時ちょうどをお知らせします.
: 3, 2, 1, …
: ポーン (時報の音)
(係員) : カタタタタッ… (発信ボタンを連打する音)
(お客) : ….
(数秒後)
(係員) : 申し訳ありません. 取れませんでした….
(お客) : あぁ…やっぱりな. (落胆)
(係員) : 取れましたよ!!!!!
(お客) : 本当ですか!!! (思わず右手を挙げる)
とりあえず私が見た限り, 現場の様子はこんな感じでした.
当然ですが今までの切符争奪戦に比べれば, まったく桁違いの超激戦だったのは言うまでもないでしょう.
( さーてどれだけ転売されるのだろうか… )
今日は以上です.
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トワイライトExp.の切符はキャンセルが出にくいと思う人も多いですが, 実は10日前以降になると結構空席が発生します.
この要因としては主に以下の2点が考えられます.
(1) 旅行会社などの団体枠の売れ残りが返上される (特に開放寝台)
(2) 個人の都合で行けなくなった購入者が払戻しを行う
旅行会社によるキャンセルですが, 場合によっては20席以上の空席が一気に発生することも珍しくないそうです.
また運が良ければディナー券や個室寝台などの売れ残りが戻ってくることも稀にあるため, 案外バカにできないものです.
ただこのキャンセル発生分ですが, 自分よりも先に他の誰かに気付かれてしまえば, 当然手に入れることはできません.
したがってこの方法で切符を狙う場合は, どれだけ早くキャンセルに気付けるかが"大きなカギ"と言えるでしょう.
( 私の友人はこの方法により, 出発1週間前に下り北斗星のソロとディナー券を手に入れました. )
次に“いつでも乗れる”という人には, 残り2日前後に発生するキャンセルを徹底的に狙いに行く作戦がかなり有効です.
( ただしこれではディナー券は手に入りません )
この理由としては主に以下に上げるようなものが考えられます.
(1) 取消手数料が330円 (一律) から表示金額の30%と大幅に増える
(2) 転売しようとはしたものの, 結局買い手がつかなかった購入者による払戻し・乗車変更
(3) 出張や病気といった突発的な出来事により, 急遽行けなくなった購入者による払い戻し
これ”どうせ取れないんだろ…”とバカにする人が非常に多いですが, 実は一発逆転も夢では大きなチャンスなのです.
またその中でも2日前の夕方前後は特にキャンセルが発生しやすいので, 空席を尋ねてみる価値は十二分にあるといえます.
さて前回, 私は"ヤフオクで切符を取るのは好ましくない"と言いましたが, 実はキャンセルを掴む上では意外と使えるツールといえます.
( 特に"Bコンパートでいいから乗れればいい"という人にはこの方法が非常におすすめです )
まず以下のようになっている状態の場合を少し注意深く見てください.
終了日が乗車日に極端に近いオークションの場合, 買い手が付かなければほぼ間違いなくその切符はキャンセルされます.
また開放寝台は売れ残ることも多いため, 終了日の翌日に空席照会をしてみると空席が見つかることも決して珍しくありません.
( 運が良ければ1区画や同番号の上下段がペアで同時に空くこともあります )
それでは最後に二言です. 大事なことなので大文字で書いておきましょう.
どんな超人気列車でもキャンセルは絶対に少なからず発生します!!!!
諦めなければ希望の設備・寝台が手に入る可能性はまだまだあります.
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"一生に一度は乗ってみたい"…そう思う列車は誰にでも必ず1つか2つはあるはずです.
もちろん人によって答えは様々ですが, 多くの人々は"トワイライトExp."などの豪華列車を挙げると私は考えます.
しかしこういった列車は"憧れの~"と語られることから分かるように, 競争率も高く乗車するのも容易ではありません.
ですが頭の使い方次第では, まだまだ自力で切符を手に入れることも決して不可能ではありません.
そこで今回はこういった超人気列車における切符の取り方を紹介しようと思います.
まずそもそもなぜ切符が取れないのかという話ですが, こればかりは様々な要因が絡んでいるため一概には言えません.
ただ取れないからといって誰かに切符の取り方を聞くやり方は, ガセネタを掴まされるだけで終わるのでやめた方がいいと私は思います.
( まぁ自力で手に入れようとしているだけ, ヤフオク!などで切符を取ろうとする大バカ野郎に比べればマシです )
さてトワイライトExp.の切符を取りたい人のパターンとしては, 大きく分けて以下の4種類が考えられます.
(ア) とりあえず乗れたら何時でもどの設備でもいい (私の場合)
(イ) 個室寝台であればどの部屋でも構わない
(ウ) 何が何でもロイヤル・スイートに乗りたい
(エ) ただ単に食堂車の雰囲気を味わいたい
はい…当然ですが手に入る可能性がまだそれなりに残っているのは (ア) の場合です.
逆に (イ)と(ウ) の場合は, いくら10時打ちをしても手に入る可能性はほとんどありません.
皆さんも知っての通り, すべての指定券・寝台券は1か月前の午前10時00分より全国のみどりの窓口などに一斉に発売されます.
つまり少しでも一般販売が存在する列車であれば, 理論上は全員に切符を手にできるチャンスは平等に与えられているといえるでしょう.
たださすがにトワイライトExp.などの超人気列車になると, 発売開始と同時に発券操作を行ったとしても手に入らないことは決して珍しくありません.
ましてや部屋番号や禁煙・禁煙などを指定して取ろうとするのであれば, そのただでさえ高い難易度が更に上がるのは言うまでもないでしょう.
( こういう列車では”第1希望が取れなければ第2希望を…”などと迷っているような余裕は一切ありません )
では何が何でもこの日に乗りたいという人の場合は, どの設備を選べばいいのか?
これは言うまでもなく開放寝台などの最も販売数の多い座席種別・個室です.
今回はここまでです. 次回はより具体的な内容を説明しようと思います.
( これを信じるか信じないかは読んでいるあなた次第です )
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本日, JR西日本(株)の公式サイトで, 広島地区の115系電車を置き換える227系電車の情報が正式発表されました.
これにより本地区では, 1992年に投入された120系気動車から数え, 約22年ぶりに新型車両が投入されることになります.
( これまで一方的に中古車ばかりを押し付けられていた利用者からすれば, 朗報なのは言うまでもないでしょう )
まずは列車の”顔”とも言える先頭部分を中心に, 車両外観について紹介しましょう.
( これ以降の画像は, 全てJR西日本[株]の公式サイトより借用しています )
先頭部分は225系電車と同様, 踏切事故などの正面衝突時に発生する衝撃を天井などに逃がすことが出来る構造とされています.
そして正面上部には幕式の種別表示板と行先方向幕が装備される他, 貫通扉付近にはロゴマークらしき物も描かれています.
( なぜ側面などの帯を茜色ではなく黄色にしなかったのか…. 個人的には少し疑問に感じました )
続いて客室内の様子についてご紹介します.
客室は既存の115系電車などには設置されていなかった車椅子対応トイレ/スペースを新設するなど, バリアフリーを意識した造りとなっています.
また座席は, 片持ち式になることによって足元空間が拡大されるほか, 車端部などの一部を除いて進行方向に転換可能になるため車内サービスが一気に向上します.
さてこの車両ですが座席間隔に合わせて側面窓を配置していることから, 体質改善車などで問題となっていた”窓なし席”も一切発生していません.
このため今後は, 窓側であればどの席に座ったとしても, 沿線の景色を十分に楽しむことが出来るようになるはずでしょう.
最後にもっとも気になると思われる運用開始時期ですが, 本記事によれば2014年度以内 (恐らく2015年3月頃) には山陽本線を中心に運用を開始するそうです.
また今回は, 2018年度までに276両が投入されるそうですが, 105系電車などの他車両の老朽化も考えれば, これ以降も投入が続くと考えられます.
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今日は神戸駅に"大阪-神戸 開業140周年記念入場券"を購入しに早朝から行ってきました。
なお販売開始は午前9時からだったのですが,そんな時間に到着したのでは到底,手に入るはずもないので始発列車で向かいました。
( その始発列車で行っても,自分の目の前には既に8人ほどの先客がいました )
さて到着してから約3時間後の午前9時00分。ようやく記念入場券の販売が開始されました。
神戸駅の販売数は300セットだったのですが,販売時点でその殆どが売れていったのは言うまでもないでしょう。
( ちなみにこの時点で100人近くが列を成していました )
さて記念入場券(1枚目:左側)を購入した人々には,開業からの歴史をまとめた冊子(1枚目:右側)が配られました。
そして購入し終えた私は代理購入を依頼してきた友人に"物"を渡した後,家路に向かいました。
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はじめに
皆さんお久しぶりです。約1か月ぶりに戻ってきました。
では本題です。
今日の午前12時以降,JR東海を皮切りにJR各社で2014年3月に行われるダイヤ改正の内容が一斉に発表されました。
( ちなみに2番目に公開したのはJR東日本,3番目はJR西日本です )
なお今回のダイヤ改正における主な変更点を,幾つか上げると以下の通りです。
( 急いで書いたため,少々表現が変な点は多めに見て下さい )
★東北新幹線での320km/h運転(国内最速)の実施
★長野新幹線へのE7系新幹線の先行投入
★中央ライナーなどのホームライナーを増発
★特急「草津」などで運用中の185系電車が651系電車に置き換わる
★特急「いなほ」へのE657系電車の追加投入
★東北本線を走る特急「あかぎ」とホームライナーを全席指定の特急「スワローあかぎ」に変更
★N700系新幹線の運用拡大( 特に「ひかり」は現行の約2倍に激増 )
★東海道新幹線において,ほぼ全時間帯で「のぞみ」が10本/h発着可能となる
★姫路駅に新たに「みずほ」の2往復が停車
★金沢駅~富山駅間の普通列車が,ほぼ全て521系電車で運行される
★189系気動車を使用した特急「びわこエクスプレス」の新設
★西宮名塩駅に新たに特急「こうのとり」3本が停車
★紀勢本線における223/225系電車の運用拡大
★寝台特急「あけぼの」の臨時化
各社からの資料を見る限り,極端に運行本数が減少するといった発表はそれほどありませんでした。
( 特にJR西日本管内においては,約2年前のダイヤ改正と比較すれば,雲泥の差です。 )
さて今回最も注目を集めた思われる寝台特急「あけぼの」についてですが,当面は臨時列車として残ることが確定しました。
ただ「日本海」や「きたぐに」が臨時化後に事実上,廃止されたことを考えるとまだ予断を許さないといえるでしょう。
今日は以上です。
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はじめに
お久しぶりです。久々の更新です。
では本題です。
皆さんも知っての通り,先日,リニア鉄道館に700系新幹線の量産先行車(C1編成)が,新たに展示されることが正式発表されました。
これにより,従来展示されていた300系新幹線の量産車(J21編成)は,それに玉突きされる形で姿を消すことになります。
それにしても,開館から3年も経過しない間に車両入替とは全く予想外の結果でした。
個人的には,何で最初から車両を追加投入できる場所を,事前に確保しなかったのかと思わざるをえません。
ただ考えてみれば,形は少々違うとはいえ,同じ車両を展示することには元々,無理があったのかもしれません。
( こうなると,玉突きされる車両の今後の行方が非常に気になるものです。 )
さて,300系新幹線の量産車の展示は,2013年12月27日(金曜日)まで実施される予定です。
また12月18日(水曜日)から展示最終日までは,運転台公開も同時に行われるので是非とも足を運んでみて下さい。
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今日は,地方都市を走る路線で行われた1つの大革命についての話題です。
突然ですが質問です。以下に挙げる2つの運行パターンのうちで,あなたが理想とするのはどちらですか?
★列車の両数は長いが,運行本数は短い。( ≒「質より量」)
★運行本数は多いが,列車の両数は短い。( ≒「量より質」 )
はい…そうですね。恐らく多くの人は,後者を選ぶでしょう。
当然です。列車というものは,乗りたい時に乗れるが最も理想的なはずです。
これを実現させたのが,高頻度運転そして等間隔発車を実現させた「シティ電車」です。
時は国鉄末期の1980年頃。この時代の普通列車は,地方都市の路線でも客車を使用したものが多く残っていました。
また運行本数が乏しかったことに加え,運転間隔も不規則であったことから,利便性はもちろん,快適性も良いとは言えませんでした。
こういった点から国鉄は,普通列車に対しても多くのテコ入れを行うようになりました。
このテコ入れは,まず大都市にもかかわらず,普通列車がそれほど多くなかった名古屋地区と広島地区で試験的に実施されます。
この2路線は,様々な輸送改善を行った結果,利用者数が以前と比較して1~2割程度も増加するなど大きな改善を見せました。
かくしてこの成功の結果を踏まえ,仙台や新潟,静岡,金沢地区などでも同様の輸送改善が行われるようになりました。
さて,このような改善を行った列車は,いつの頃からか「シティ電車」の愛称が付けられました。
また.この「シティ電車」は,主に以下のような輸送改善を行ったと言われています。
★列車本数の増発( 概ね15分~30分間隔での運行 )
★列車の短編成化( 3~6両程度に変更 )
★発車間隔の見直し
★車両の新規投入または改装
★列車のスピードアップや新駅を設置
★企画乗車券( 時差回数券など )を設定
この取り組みは,それまで時刻表を見なければ碌に乗れなかった国鉄のダイヤに大革命をもたらしたと言えます。
( ただ最近では,輸送量が減少した路線を中心に,以前の状況に逆戻りしたという例もあります )
最後に少々話は変わりますが,あと約5ヵ月後の3月中旬にはまたダイヤ改正が実施されます。
さて今回はどういった変化を生じさせるのか…。
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