近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

「見直し」という言葉の意味…

2011年01月30日 | 5番線「気になる○○○…」
さて約1ヵ月半後の3月12日にはJR各社で恒例のダイヤ改正が行われます。
毎回の様に改正内容には「良い話」と「悪い話」の2種類が混在しています。

今回はそんなダイヤ改正の中で頻繁に聞く「見直し」という言葉について考えてみましょう。

この言葉は主に「悪い話」(主に減便や減車等)の時に使われます。
基本的に良い話(主に増発や区間延長等)には使われません。
(『例』「普通列車の運転本数を見直します。」など)

当然ですが今回のダイヤ改正の中にもこの言葉はかなり多く登場しています。
また青色や赤色でなく灰色や黒色で広告の端部分などに書かれることが多いです。
(つまり「悪い話」を目立ち難くする狡賢い方式を採っているという事です。)

最後に余談ですが私は今日も朝から時刻表を読み続けています。

気動車の進化と未来

2011年01月29日 | 5番線「気になる○○○…」

今日は気動車(ディーゼルカー)についての内容です。
さて皆さんは「気動車」と聞いて真っ先に思いつく事は何ですか?

恐らく多くの人(?)は「古い」、「遅い」、「汚い」などと答えるはずです。
    
確かに従来の気動車は電車と比べると車内設備や走行性能は大幅に劣っていました。
また地球温暖化の原因物質である窒素酸化物などを大量に放出する点が問題視されていました。
   
しかし最近の気道車はそれまでの考えを大きく覆す劇的な進化を遂げています。
    
最近の気動車の車体部分には電車と同様にステンレス鋼が採用されています。
そして車内設備や走行性能も電車と殆ど遜色の無いレベルにまで向上しました。
(当然ですが有害物質の排出量も最新技術によって大幅に低減されました。)   
   
そして近年では更に環境性能を向上させたモータ・アシスト式ハイブリッド気動車の開発が進んでいます。   
殆どの既存車両(国鉄車両を含む)にも取り付けが可能な事から今後、更に注目を浴びるはずです。   
   
外部リンク   
 JR北海道‐「『モータ・アシスト式ハイブリッド気動車』の開発」   
   http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/071023-1.pdf#search=' 
      
 鉄道ファン‐JR北海道 モータ・アシストハイブリッド車両   
   http://railf.jp/car/jr/hokkaido/dc-160-itt.html


OSAKA STATION CITY~完成が近付く…

2011年01月26日 | 1番線:「日々の記憶」
はじめに
 今日は久々の更新です。(最近、何かと多忙な日々が続いています。)

今日は久々に高校帰りに駅に寄ってきました。
そして毎回の様に目に入った1枚の広告を持って帰ります。

ちなみに今回、持って帰った広告はこちらです。
  
今年の5月4日に完成する「OSAKA STATION CITY」についての広告です。
平成16年から約7年間に渡って続いた大工事もついに最終段階に突入しました。

裏面の上下部分をそれぞれ拡大した写真がこちらです。
  
やはり最大の魅力は何と言っても「時空(とき)の広場」でしょう。
眼下に列車を眺められるこの場所は、鉄道好きで無くても長居したくなるはずです。

また新たにホームの上に橋上駅舎が新設される点も注目です。
(これはSouth‐Gate‐BuildingとNorth‐Gate‐Buildingの間を結ぶ連絡通路としての役割もあります。)

外部リンク
 大阪駅開発プロジェクト
  http://2011osaka.com/project/

特急サザン~新型車両の登場

2011年01月21日 | 5番線「気になる○○○…」
先日1月17日、南海電気鉄道(株)の公式HP上である情報が掲載されました。
それは「新型特急『サザン』 12000系の導入」という内容です。

気になる車両の外観と車内のイメージ画像です。
(イメージ画像は南海電気鉄道株式会社よりお借りしたものです。)
  
車体には軽量ステンレス製で青色とオレンジ色の帯が纏われています。
また台車はボルスタレス方式、パンタグラフはシングルアーム式の物が採用されました。

車内にはモバイル電源と大型テーブルを搭載したリクライニングシートが装備されています。
そして10000系には無かった車椅子トイレや扉開閉予告灯・ドアチャイムなどが新たに設けられる予定です。

ちなみに初期投入本数は予定では2011年秋頃までに4両編成×2本の計8両とされています。
(現行の10000系は現時点で4両編成×7本の計28両が在籍しています。)

ミニ鉄道旅行記~北海道編

2011年01月19日 | 4番線:「鉄道旅行記」

さて先日、私は修学旅行で北海道(主に富良野と小樽方面)に行っていました。
今回は最終日の自由行動の時の一部始終の様子を紹介します。

集合写真を撮影した小樽運河を後に小樽市内を観光します。
      
余談ですがこの時から集合時間まで私は単独で行動していました。
(決して単独で行動した事を虚しいとは思っていません。)

観光を始めてから約30分後。偶然見つけたラーメン屋に入ることにしました。
  
そして数ある品の中から味噌ラーメンを注文しました。
また昼食時という事もあり店内は比較的、賑わっていました。

勘定を払った後に私は小樽駅に向いました。
  
ここから今回の旅行が始まります。(と言っても僅か一駅間だけですが…。)

乗車券を購入する為に駅構内に入ります。
  
駅舎には小樽運河を思わせる独特の気品と風格が漂っています。
また高い天井まで続く大きな窓が解放感を演出しています。

購入した切符を自動改札に通し、ホームに上がります。
      
ホームには琺瑯看板やランプなど旅情を演出させる様々な工夫が施されています。
やはりこの様な駅には電車よりも夜行列車などの姿が似合います。

ちなみに4・5番線ホームの端にはこんな物が設置されていました。
      
かつて小樽市内に住んでいた石原裕次郎の面影を残す「メモリアルオブジェ」です。
小樽市を代表する有名人という事あって地元では大きく知られています。

お待たせしました。ようやく乗車する列車が入線してきました。
  
721系を使用した「快速エアポート134号」です。
この列車で一つ隣の南小樽駅を目指します。

それでは早速、車内に入ります。
      
普通車自由席(一般車)の車内には転換式クロスシートが配置されています。
また普通車指定席(Uシート車)の車内には回転式リクライニングシートが配置されています。

やがて午後1時04分。列車は小樽駅を出発しました。
      
列車は晴天の下の白銀の中を順調に駆け抜けます。
(雪とは全く無縁の地域に住んでいる私にとっては神秘的な光景でした。)

そして小樽駅から約3分。目的地の南小樽駅に到着しました。
      
小樽駅と同様に屋根の無い部分は膨大な量の雪で覆われています。

やがて列車は札幌方面に向って発車して行きました。
    
この後、私は集合場所で仲間と合流して新千歳空港に向いました。


久々の更新…

2011年01月18日 | 1番線:「日々の記憶」
皆さんこんばんは。久々の更新です。

私は1月15日の土曜日から1月18日の今日まで北海道に修学旅行に出かけていました。
(当然ですが旅先でも一区間ですが電車には乗りました。)

ちなみに往復の移動手段は両方とも航空機でした。
当然ですが搭乗前と到着後に無駄に時間がかかります。
やはり新幹線は航空機よりも乗客の手間が少ないので非常に楽です。

(予告)
 明日以降にミニ鉄道旅行記~北海道編(仮)を公開する予定です。
 (あくまでも予定であって変更する場合もあります。)

九州新幹線試乗会…まさかの当選

2011年01月13日 | 1番線:「日々の記憶」

今日、高校から帰ってから暫く経った後の事です。

毎日の様に時刻表を読んでいた時に突然、玄関のベルが鳴りました。
ある宅配業者から「簡易書留です。」と。
  
送られてきた郵便物は「山陽・九州新幹線直通車両 試乗会 ご招待状」という物でした。
「余に話が上手過ぎる。」と思ったので一瞬、疑いました。

しかし中身が気になったので送られてきた郵便物を開封します。

封入されていた物は「案内状」という名の参加証1枚のみでした。
また試乗会の日程は2月19日(土曜)で試乗区間は新大阪~岡山(往復)です。

ちなみに試乗会の応募者数は募集定員の800人に対して約5万件(15~20万人程度)という結果でした。
籤運など全く無い私が約181倍の競争率にも関わらず「大手柄」を手に入れられた事はある意味で怖かったです。

ですが私はこの時点で当選した事をまだ嬉しいとは思っていません。
(当然ですが突然、学校行事などが入れば試乗会には参加出来ません。)
今後の予定によってはこの「大手柄」も幻と化する可能性も十分に考えられます。


リニア鉄道館~開館が近付くvol2

2011年01月10日 | 1番線:「日々の記憶」

これは私が先日、全線乗車旅行に行っていた時の事です。
    
米原駅で新幹線を降りた(新幹線改札を出た)時に私の目に1枚の広告が止まりました。

その広告がこちらです。
  
内容は題名のごとく「リニア鉄道館~開館」についてです。
(今日の時点で開館日の3月14日まで70日を切っています。)

また裏面の一部分を拡大した様子がこちらです。
  
新幹線から電車・蒸気機関車まで幅広い種類の車両が展示される点が見所です。
また館内には日本最大規模の鉄道模型ジオラマも設けられる予定です。

予告
 1月12日以降に「全線乗車旅行記~冬編‐未公開編」を公開する予定です。


全線乗車旅行記 2011年~冬編-最終章

2011年01月08日 | 4番線:「鉄道旅行記」

前回は奈良駅から敦賀駅までの様子を紹介しました。
そして最後の今回は敦賀駅から大阪駅までの様子を紹介します。

特急列車を降りた時、私はある車両が停車していることに気付きました。
      
今年の3月を最後に引退する419系電車です。
国鉄末期に583系を近郊型車両に改造して誕生した車両です。

その時、別のホームには北陸本線の次期主力になると思われる車両が停車していました。
  
2006年の新快速の敦賀延伸とほぼ同時に登場した車両です。
また今年の3月には2両編成×20本が新たに投入されます。
(つまり415系や419系を置換えるという意味です。)

一抹の寂しさを感じた私は駅舎の外に出ることにしました。
  
現在、駅舎は福井県の整備事業に基づいて改装工事が行われています。
また駅舎の近くには「北陸新幹線の早期開通」を促す看板が立っていました。

そして午後16時53分。今回の旅行の最後を飾る列車がやって来ました。
  
今年の3月に営業運転を終える485系を使用した「特急雷鳥92号」です。
この列車で今回の旅の最終目的地の大阪駅を目指します。

大変長らくお待たせしました。往年の特急車両の車内の様子です。
      
車内には晩年の大改造で交換されたフリーストップ式のリクライニングシートが配置されています。
また指定席用の車両には座席間隔と窓割が合っていない座席がかなり存在します。
(自由席用の車両は座席間隔と窓割は合っています。)

続いて普通車の座席の様子です。
      
座席は現代の特急車両とは異なり、リクライニング角度が大きい点が特徴です。
また座席の後部には足置きと思われる「蹴り込み」部分が存在します。

またサニータリ―スペースも改造時期と場所によっては多くの相違点が存在します。
    
こういった微妙な違いを観察する事もまた面白いものです。

その他の車内設備も晩年の大改造で大きな変化が表れています。
        
改造に改造を重ねた結果、古典的な物から最新型の物までが入り混ざる結果となりました。

やがて列車は敦賀駅を後にしました。
      
太陽も完全に暮れた夜陰の中の湖西線を列車は高速で疾走します。
(写真1枚目と2枚目は敦賀駅~近江塩津の区間の様子です。)

そして列車は京都駅、新大阪駅と停車していきます。
  
両駅共に新幹線の乗り換え駅ということもあり、大半の乗客が下車します。
(終点まで乗車していた乗客は座席定員の約4割程度でした。)

午後18時20分。あと数分で終点の大阪駅に到着する事を告げる車内放送が流れます。
(この動画はハイビジョン画質で再生可能です。)

車内放送の前後に鉄道唱歌が流れている点も見所です。

車内放送から約3分後の午後18時23分。ついに最終目的地の大阪駅に到着しました。

約13時間に渡る長旅が間も無く幕を下ろします。

そして列車が到着した途端に撮影大会が始まりました。
  
大勢の撮り鉄が特徴的な先頭部分を写真に収めようとしています。
やはり約半世紀に渡って活躍した列車だけに引退に「物淋しさ」を感じます。

その後、私は雷鳥号(回送列車)の出発を見送った後に後続の新快速と快速で宝殿駅を目指しました。(割愛)
(余談ですがこの日の晩飯は米原駅で購入した駅弁です。)

最後に今回の旅行の結果は以下の通りです。


 ・新規走破路線…阪和線、関西空港線、和歌山線、桜井線、湖西線

 ・新規乗車距離…276.1㎞ 

 ・乗車達成率…21.571%⇒27.103%
  (JR西日本管内)


全線乗車旅行記 2011年~冬編-第4章

2011年01月07日 | 4番線:「鉄道旅行記」

前回は橋本駅~奈良駅までの様子を紹介します。
そして今回は奈良駅~敦賀駅の様子を紹介します。

桜井線の列車を降りた後、私は2番線ホームに向いました。
  
この駅は近年の大改装で駅全体が劇的に変化しました。

そして次に乗車する列車がやって来ました。

221系を使用したみやこ路快速です。
この列車で次の乗り換え駅の京都駅を目指します。

やがて列車は劇的に変化した奈良駅を駅を後にしました。
      
単線区間とは思えない程の速さで列車は田園の中を疾走します。
また京都駅に近付くと徐々に京阪や近鉄の線路が見えてきます。

奈良駅から約1時間。京都駅に到着しました。

この駅からは短区間ですが東海道新幹線を利用します。
(新幹線は今回の切符とは別に乗車券と新幹線特急券が必要になります。)

その次に乗車する列車がこちらです。
    
700系新幹線を使用した「こだま666号」です。
この列車で北陸本線の始発駅の米原駅を目指します。

それでは早速、車内に入ります。(勿論、自由席利用です。)
  
客室内には2列+3列でフリーストップ式のリクライニングシートが配置されています。
またUターンラッシュと重なった点から、自由席の座席の殆どは埋まっています。
(中には幼児に1人で座席を使わせる親がいますがこれは好ましくない行為です。)

しかし京都駅を発車する時点ではまだ若干の空席が残っていました。
  
今回、私は2人掛けの座席(D・E席)の方を選びました。

写真を撮影している間に列車は京都駅を後にしました。
      
列車は薄曇りの中の東海道を、これまでの列車とは桁違いの速さで激走します。
また景色も米原駅が近付くにつれて雪景色が広がっていきます。

午後15時25分。雪の中の米原駅に到着しました。
  
余談ですが新幹線ホームでは現在も「反転フラップ式表示板」が使われています。
(山陽新幹線では2007年に新岩国駅を最後に姿を消しました。)

しかし駅構内は大改装で近代的な造りへと変わっていました。
    
最早、薄暗い駅舎だった頃の面影は全く残っていません。

駅構内の写真を撮り終えた後、駅弁(晩飯用)を購入して在来線ホームに向いました。
      
やはりホームも車窓と同じく雪景色をしています。

そして午後15時45分。次に乗車予定の列車が入線してきました。
    
683系2000番台を使用した「特急しらさぎ57号」です。
この列車で小浜線の接続駅である敦賀駅を目指します。

毎回の様に客室に入る前に写真を撮影します。
      
客室には2列+2列でフリーストップ式のリクライニングシートが配置されています。
ちなみに偶数号車は黒色、奇数号車は赤色の座席が採用されています。

続いて座席の様子です。
        
座席はキハ189系などに採用されている物と同等の物が採用されています。
また最前列と最後尾の座席には大型テーブル(写真右)と100vコンセントが設けられています。

やがて列車は米原駅を後にします。
      
余呉駅を通過すると列車は湖西線の線路と合流します。(写真3枚目参照)
また新疋田駅を通過すると車窓には上り線(米原方面)のループ線が見えてきます。

米原駅から約30分。敦賀駅に到着しました。
  
今回はここまでです。次回は敦賀駅~大阪駅までの様子を紹介する予定です。
(主に「特急雷鳥92号」の乗車レポートを中心に書く方針です。)