近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

金を失う~「鉄」という漢字から見えるモノ…

2012年11月03日 | 7番線:謎解きの館

今日は鉄道会社で使用されるある文字に関する話題です。

これはJR東日本、JR西日本、JR四国、JR九州の公式サイトから社名の部分を切り取ったものです。

赤枠の部分をよく見るとJR四国以外の3社では何故か本来の「鉄」という字を使用していません。
(これはJR北海道、JR東海、JR貨物、JR総研、JR貨物にも当てはまります。)


なお先程の「鉄」いう字を明朝体で書くと以下の様になります。

当然ですが我々が普段、一般的に使用しているのは言うまでもなく[b]の方の字です。
なぜJR四国を除くJR各社は一般的ではない[a]の方の字を使用するのか…。


「鉄」という漢字は少々無理矢理ですが「金」と「失」にそれぞれ分けることが出来ます。
これは言い換えれば「金(≒利益や利用客)を失う」という意味になります。
客商売をする相手にとって、こういった言葉は非常に縁起が悪く感じるものです。

つまりJR四国を除くJR8社があえてこの字を使うのは「利益や利用客を増やす」という験を担ぐ為です。
(これはJRが国鉄の巨額な赤字が原因で発足したことも関係しています。)


果たしてこの「利益や利用客を増やす」という験担ぎは成功しているのか…。


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vol3.自動券売機のあるボタンの意味とは…

2012年03月04日 | 7番線:謎解きの館

ご報告
 ・今日ついに単発ですが仕事が決定しました。(来る3月16日の為にも全力で働く予定です。)

では本題です。今日は皆さんも一度は使ったことがあるはずの自動券売機に関する話題です。

皆さんは「何故、殆どの自動券売機には大人1人用のボタンが存在するのか…?」という疑問を持った事がありませんか?
子ども1人用のボタンならまだしも何故、大人1人用のボタンが必要なのか?…。その謎がこちらです。

大人1人用のボタンは上記の様に間違えて他のボタンを押した際に現金を取り出す事無くその動作を取り消せる様にする為に存在しています。
仮に大人1人用のボタンが存在しなければ購入者は取り消しボタンを押して再度券売機に現金を投入しなければなりません。


これを具体的に表したものが下記の文章と画像です。

先程記した様に大人1人用のボタンが存在すれば、わざわざ取り消しボタンを押して再度券売機に現金を投入する必要がありません。
(もし知らなかった方はぜひこの機会に覚えておきましょう。)

普段何気なく使っている物にも数多くの謎が存在します。こういった謎を解いていく事は結構面白いものです。


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vol2.ローカル線のホームの長さ

2011年07月10日 | 7番線:謎解きの館

はじめに
 約3週間ぶりの更新です。今後も可能な限り更新頻度を上げれるように努力します。


それでは本題です。鉄道駅のホームは多くの場合、定期運用される車両の中で最も長い編成長の物が採用されます。

しかしローカル線の一部駅では「本当に必要なのか?」と思うほど不釣り合いな長さのホームを兼ね備えている駅も存在します。
(上記の様な駅には殆どの場合1~6両編成程度の列車しか停車しません。)

なぜ輸送力とは不釣り合いのホームが設けられたのか…?その謎がこちらです。

長いホームが存在したという事は、かつてその駅に急行列車などが停車していたという事を暗示します。
また交換駅として使用されていた駅は必然的にホーム長を長くさせる必要があったという事です。

ちなみに上述の様な駅で嵩上げ工事が行われる場合はホームの中心部のみが行われる場合が多いです。
(これは工事費を押さえる目的があります。)

今も全盛期の風格を維持し続けるローカル線駅…。今後もこの風格を維持し続ける事も決して悪くはないはずです。


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Vol1.国道の腕木式信号機

2011年06月09日 | 7番線:謎解きの館

はじめに
 ・久々の新企画です。(主に私が偶然、街中で見かけた物の謎を解く企画です。)

それでは本題です。今回は山陽電気鉄道本線の高砂駅付近に存在したある物の謎を解きます。

昨日、私が放課後に高砂駅周辺を自転車で散策している時に写真下の物を発見しました。
  
色灯式信号機が普及する前は当然の様に発見する事が出来た腕木式信号機です。
しかし発見場所は何故か住宅地周辺の路地でした。

何故、路地の中に腕木式信号機が存在したのか?その謎の「答え」はこちらです。
  
この路地はかつての国鉄高砂線の線路跡を路地として整備したものです。
故に腕木式信号機などの鉄道施設が現在も残されています。

そして更に道を進むと交換設備として使用されていたと思われる廃線跡が存在します。
線路跡は当然、舗装されていますが線形(曲線区間など)は現役時の状態を留めています。


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