はじめに
みなさんお久しぶりです. ( ...といっても10日ほど前ですが )
先日の記事でも発表した通り, 私は数日前に機械設計を業務とするある会社から内々定を頂くことができ,
比較的早い段階で自分の就職先を決定させることができました.
ということで今回は正月明けから半年間, 職探しを頑張り続けてきた自分にご褒美を与えるという形で
前回の旅行で行けなかった鉄道博物館を訪れることにしました.
それではここからは私が鉄道博物館を訪問した時の様子をご紹介しましょう.
まず私はエントランスホールを出て, 右手にあるヒストリーゾーンに行きました.
中央のターンテーブルには今年4月12日に展示を開始したばかりのEF55形電気機関車が展示されていました.
( 毎日12時00分と15時00分にはターンテーブルの回転実演が行われます )
457系電車 (左側) と485系電車 (右側) に挟まれたホームは, かつての上野駅をイメージした造りになっています.
そしてそのホームの右隣には, 直流区間で高速貨物列車を牽引してきたEF66形電気機関車 (1枚目) と
"ゆうづる"や"あけぼの"といった寝台列車を牽引してきたED75形電気機関車 (2枚目) が展示されています.
なお181系電車の隣には, 登場当初に"走るホテル"と呼ばれた20系客車が展示されています.
さてヒストリーゾーンの入口付近には, かつて東京駅~大阪駅間を結んでいた特急"つばめ"の
最後尾に連結されていたマイテ49形客車も展示されています.
ちなみにこの車両は元々青梅鉄道公園で静態保存されていましたが, あまりに保存状態が悪かったことから
鉄道博物館での展示に際して車体の修繕に加え, 客室内の部品のほとんどが新品へ交換されています.
( 聞く話によれば交換用の部品は, 古くなった部品から金型を作ることで製造されたそうです )
続いて私は, シミュレータホールに向うことにしました.
なんと今回, 私は1日27人しか体験できないD51蒸気機関車の運転シミュレータの整理券を幸運にも入手できました.
( やはり平日の朝一番に訪問したのが功を奏したのでしょう )
D51蒸気機関車シミュレータでは, すべてのハンドル類やレバーが動作することはもちろん, 走行中の振動も
完璧に再現されているため, 体験中は思わずそのあまりの完成度の高さに驚く瞬間が多々あります.
なおこのシミュレータは他のシミュレータと異なり, 2人で体験することもできるようになっています.
この場合は1人は機関士として蒸気機関車を操縦し, もう1人は機関助手として石炭を投入する体験が楽しめます.
※1人で体験する場合は石炭の供給作業は必要ありません.
さて鉄道博物館にはこのシミュレーターとは別に以下のようなシミュレーターが4種類あります.
しかし無料ということもあってか, 平日でも30分以上並ばないと体験できないことも珍しくありません.
( 実際, 待ち続けることにイライラしたのか癇癪を起して暴れるような子どもも何人かいました )
(1) 209系電車 : 京浜東北線 (南行) 大宮駅~田端駅間
(2) 211系電車 : 高崎線 (くだり) 大宮駅~籠原駅間
(3) 205系電車 : 山手線 (内回り) 東京駅~上野駅~新宿駅~大崎駅~東京駅間
(4) 200系新幹線 : 東北新幹線
ということで一切行列に並ぶことなく運転体験を楽しみたいという人であれば, これから私が紹介する
2階部分にある運転士体験教室 (有料) を利用することを強くお勧めします.
運転士体験教室では, 高崎線などを走るE233系電車の運転台を模したシミュレーターが25台設置されており,
係り員の指示に従いながら列車を運転する上で必要となるルール・技能を学ぶことができます.
もちろん簡易型のシミュレーターといっても各種計器類やモニター部分は, マスコンハンドルの操作や
ATSパターンなどの各種条件に応じてしっかりと動作するよう十分に作り込まれています.
なお運転体験の最後には最初に運転した区間と同じ区間・条件で修了試験が行われ, 講習によって
どれだけ点数がアップしたかを確かめることができるようになっています.
午後4時半. 十二分に鉄道博物館を堪能した私は, 鉄道博物館を後にすることにしました.
こうして私の鉄道博物館訪問は幕を下ろしました.
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