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■王様と私

2015-06-08 | ●タイ国王

■■■■■■■アンナとシャム王■■■■■■■
王様と私
米国の演劇界で最高の権威とされる今年の第69回トニー賞に、
日本の渡辺謙が主演した「王様と私」が選ばれた。世界的な快挙
といえる。

 (提供AP)  

「王様と私」は、マーガレットランドンが書いた小説を原作にし
1951年ミュジカルスとして初演された。今回の演題はリバイバル
作品として、ノミネートされていた

●年配の方でご存知の方も多いと思うが映画「アンナとシャム王
は、タイの王様と家庭教師として雇われた英国人女性が、文化の違
いからお互い反撥しな
がらも、時と共に理解を深め、やがて尊敬の
気持ちがいつしか淡い恋心にかわ
っていく様子を描いた 恋物語とし
て 大ヒットした。

●最初のハリウッド映画 「アンナとシャム王」は、1957年の制作で
総天然色作品、
王様役にユールブリンナー、家庭教師役にデボラカ
ーが主演した。世界最高のキャスチングだった。

■「60年前の想い出
当時 今でいう社会人になりたてのブロガーの私は、東京から
帰省して 京都祇園会館で「アンナとシャム王」(「王様と私」)
を見て凄く感動した。いまも鮮明に覚えている。
入場料は確か
100円だった。
因みに昭和31年の平均給与(大卒)は5600円、
戦後11年の昭和31年、60年前の話である。 日本は やっと国
加入が許され、神武景気が始まったばかり。

私にとってこの映画は、タイを知るための初めての きっかけを
作ってくれた想い出の映画だった。

■「タイの王様
タイの王様は、国王として[尊敬し崇拝すべき地位」として
民の最高点に立つ人物とされる。併せて[タイ軍の総帥]でも
ある。
現在の国王は、ラーマ9世・プーミポンアドゥンラヤデート
国王
陛下である。

国王の即位は1946年、今年、在位69年、世界で在位期間がも
っとも長い国王でもある。
そしてタイでは 毎日8時と18時、公

や広場やテレビやラジオから国歌が流れ どこにいようと人
々は
直立して、国王賛美の国歌を聞く。

街角や事務所や住宅の随所に、プミポン国王の写真額が飾られ
いる。改めて国民の国王への崇拝ぶりが、半端ではない事を知

て驚いたものだ。


現在、世界には、王国がざっと31ばかりある (アジア13ヶ
国、
欧州13ヶ国 アフりカ3ヶ国 オセアニア2ヶ国) 
中でも立憲君主制のタイの王室は、伝統と権威ある英国や日本
王室とも、特別親密な関係にある。

因みに、日本とタイの交流は約600年に及ぶ。それは ご朱印船交
易に始まる。 公式には、1887年(明治20年) 日タイ修好宣言に
より国交が始まった。 今年で128年、長いお付き合いである。

今回の「王様と私」の受賞が、出演者の交流を通じて日米の絆
をより高めた事は確かだ。しかし今回の題材の誼で、タイと米国
の国交が、クーデタ―前のより親密な関係に戻ることを願って止
まない.  

                                  
(
付記
古い映画「王様と私」は、世界的に大ヒットして、タイの観光立
国の礎を
築くのに、大いなるPRの役割を果たしたと言われる。
しかし、原作にある西洋人の典型的なアジアの人種差別観の問題
当時の担当部局の指示により、発禁上映禁止になったと、古い
文献に
ある。  残念だが、未だこの状況は 続いているという。


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