■■■■■■■■■■■■■新春放談■■■■■■■■■■■■■
「五福祥来」
🔵戦後80年,美しく穏やかな日本の元旦である。
前の負け戦さを知る昭和前期世代にとって, よくぞここまで平和できたも
のと,いつもの事ながら驚く。しかし,世界情勢が変遷する折から,この平和
をどう持続させるかが,課題となる。
●一つの国が自立するに際し、自国だけでは成り立たない。
必ず多くの隣国があり, 国際社会との共存が求められる。時に思想信条の
違いがあり,格差を生む事もある。ウクライナや中東の争いが, 高まる保護
主義の確証として,戦禍を拡げる。
●そんな時 あの男トランプが戻ってくる。日本にとっても 世界にとっても
期待は大きい。しかし米国の覇権が終わり ,強まる自国主義,いわゆる多極
世界になるという学者も多い。隣国中国の覇権主義の行方にも注目したい。
それにしても,今の石破政権には,期待が持てそうにない。
「夫婦別姓」より「憲法9条改正」の討議に着手すべきではないか。
戦争は世界各地に飛び火している。台湾,北朝鮮有事に備えるべきだろう。
●こんな時こそ,救国の士が現れないものか。経済の好調は有難い。しかし
物価高と金融政策が当面の課題だ。まずは、国民挙げての総結集力で、
逞しく活路を拓くしかあるまい。3月の国政選挙が待たれてならない。
■■■■■■■■■■■福壽の歳時記■■■■■■■■■■■■
(日本の習わし、元旦に は歳神様を迎え、御節料理をいただく)
●季句 日本がここに集まる初詣 山口誓子
生来ることやうやく楽し老いの春 富安風生
初日さす硯の海に波もなし 正岡子規
●祭事 拝賀式 御用始め 歌会始め 新年会
お水取り(二月堂3月1日より)
・十日戎(10日)
・成人の日(13日)
・大寒(20日)
・初天神(25日)
●時候 冬暁 風光る 春の寺 寒明 春陽 芳春
●風物 年立つ、松の内、小正月、初日、初風、
●味覚 葵酒、晩三吉、鯖, 鰯、寒鰤、甘鯛、ひらめ, 牡蠣
●花木 寒菊、水仙、冬葵、カトレア、枯菊、枯連
●野菜 冬采、白菜、玉ねぎ、大根,人参,セロリ, パセリ,すずな せり、
●住い 春の炉、春暖炉、釣釜、春障
●遊楽 歌留多、双六、羽子板、蹴鞠、独楽、初芝居
●挨拶 春の候、寒冷の候、(冬は2月3日頃まで)
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09日 ●山形,岐阜県知事選告示26日開票10日●十日戎
11日●鏡開き
12日 ●大相撲初場所
13日●成人の日 ■■■■■■■■■日本内外の主な行事 ■■■■■■■■■■
01日●元旦 初詣、書初め、お屠 年詞!
01日 ●石川能登大地震から1年
01日 ●世界貿易機関(WTO)設立30周年
02日●新年一般参賀、初夢、書初め
02日 ●羽田空港衝突事故から1年
02日 ●東京箱根往復大学駅
03日 ●米連邦議会招集05日●小寒
06日 ●東京証券取引所大発会
06日 ●米議会トランプ氏の大統領選出を正式承認
07日●七草
07日 ●経済3団体新年祝賀会
08日 ●全国高校サッカー選手権決勝
14日 ●サッカーJ1開幕
15日●小正月 どんど焼き
15日 ●芥川賞,直木賞発表
16日 ●薮入り17日●阪神大震災から30年、湾岸戦争から35年
17日 ●通常国会招集予定
17日●冬土用入り
18日 ●大学入学共通テスト
18日●初観音
19日 ●日米安保条約締結から65年
19日 ●大阪メトロ夢洲駅開業
20日●大寒
20日 ●米大統領就任式
20日 ●世界経済フォーラム(ダボス会議)年次総会
21日●冬大師
24日 ●大阪マラソン
25日 ●初天神
26日 ●ベラルーシ大統領選
28日 ●初不動18日
29日 ●中国春節休暇、
●対中制裁関税上げ米大統領著名
■■■■■■■■■■■■タイの主な行事 (1月)■■■■■■■■■■■
● ポーさん傘祭り(チェンマイ県)
■■■■■■■■■■■■■■■ 新春 往来 ■■■■■■■■■■■■■■■
🔵昭和100年,戦後80年,穏やかな元旦の朝、新春恒例の主要全国新聞4紙
の社説(論説委員長)に目を通す。
・読売「平和と民主主義を立て直す時」
・朝日「不確実さ増す時代に」
・産経「未来と過去を守る日本に」
・日経「変革に挑み次世代に希望繋ごう」
各紙とも,昨年来の日本の政情の不安定と、ますます不確実性が増す国際
情勢を主題にして、日本はどうあるべきかを論じた。
私は,戦後八十年を迎えて,今までの日本とこれからの日本のあり方,特に
祖国防衛に厳しく触れた「産経」の社説に同感した。
●京都醍醐寺
🔵ただ各紙の論説は別として,マスコミ特に情報の世界は「YourTube」
なる新しい個別情報配信(個人テレビ情報局)の普及で大きく変容した。
大きく変ったというよりマスコミが後退し, 情報の形態が 大きく進化した
と言える。
「マス」から「パーソナル」へ、情報伝達の形態と傾向が移りつつある
と言っていい。それだけに、日本の主力全国紙の論説力にも翳りが、生じ
てきた感は否めない。
何はともあれ,歴史ある新聞元旦の社説が,新しいお茶の間媒体として台頭
した「YouTube」に,悉く蹂躙され尽くした一年だった。
いくら素晴らしい社説だとしても,読む人が減るとなると,かつてのような
魅力もなくなる。時代の流れとは言え, デジタルの浸透力に驚く。
🔵今年,顕著な事例があった兵庫県知事のやり直し選挙では、新聞やテレ
ビなど既存のマス媒体の取材内容が, デジタルの「YouTube」取材内容
に、真実性で大きく破れた。
新聞の従来からのステレオタイプの取材が、事の真実に迫る事が出来なか
ったことを選挙結果が実証した。新聞、テレビなどマスの完敗だった。
しかも,それを即座に正す事をしないマスコミのいびつな姿勢に, ごく近い
将来、消え去るであろう運命を予感した。
[YouTube]の基本であるデジタルが、ビジネスの世界に普及し始めてから
約20年、近来,AIの台頭で経済ばかりか, 生活文化や政治、ひいては戦争
迄、大きな変革が及びつつある事が実証された。
「昭和100年」
「戦後80年」
今年は,史実を踏まえた過去をベースにして、デジタルで大きく変わるであ
ろう日本と 世界の明日の在り方を、より確かなものにする1年になるよう
期待している。
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