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■■■■母なるメコンの流れ■■■■
「日メコン交流年2009」
■「日メコン交流年2009」の活動展開■
●いま「日メコン交流年2009」の記念活動が、日本とメコン5ヶ国で大々的
に展開されています。
おりしも、JTIROの「チェンマイ&ムアング村支援国際交流体験ミッション」が、
日本外務省の日メコン交流年記念事業に認定されました。
国際交流の一翼を担って、価値ある成果を生み出したいと願っています。
●先週、日本とタイ、ラオス、ベトナム、ミヤンマー、カンボジアのメコン流域
5ヶ国首脳による初の経済協力のための国際会合が東京で開催されました。
鳩山首相は、当面3年間で計5千億円の政府開発援助の供与を表明。
東アジア共同体鳩山構想の中軸として、特別の経済協力体制を構築する事
を目指します。
■メコン諸国5ヶ国の概要■
(国名) (首都) (人口) (国民総所得) (日系企業数)
●タイ王国 バンコク 6432万人 2021億ドル 1577社
●ラオス人民民主共和国 ビエンチャン 596 33 6
●ベトナム社会主義共和国 ハノイ 8854 566 332
●カンボジア王国 プノンペン 1470 62 10
●ミヤンマー連邦(軍事体制) ネービードー 4922 136 10
(出所:アジア開発銀行2007年)
出す母なる大河として、大きな役割を果たしてきましたが、
メコン流域5ヶ国は、いまやユーロに次ぐ、世界3番目のアジア経済圏の中核
地域として、多大の世界貢献が期待されます。
■「メコン河の生い立ち」■
● 「メコン」という言葉はどこからきているか、知っていますか?
その由来には諸説ありますが、一説によると「メー」はタイ語やカンボジア語で「母」
を意味し、「コン」は「水」を表すカンボジア語からきているそうです。
つまり「メコン」は“Mother Water"、日本語にすると「母なる川」というわけです。
●メコン河は、
チベット高原の源流から中国雲南省を通り、
ミャンマーとラオスの国境、
タイとラオスの国境、
カンボジア、ベトナムを通って、
南シナ海へと流れる国際河川で、
その全長は約4800km、流域面積は日本の国土の2倍以上になります。
このアジア有数の大河は、豊富な食料や水を生み出し、ここに暮らす人々の生活を
豊かにするとともに、この地域の貴重な生態系を支えています。
●たとえば、ベトナムのメコンデルタでは肥沃な土地を生かした稲作が盛んで、
見渡す限りの水田地帯が広がっています。
東南アジアと聞くと、どこまでもつづく静かな水田やそこで働く農民を思い浮かべる人
も多いと思いますが、そのイメージはきっとここから来ているのでしょう。
実際、メコンデルタは世界最大のコメ産地の一つです。
●また、メコン河周辺はプノンペンやビエンチャン以外はほとんど大都市がないので、
比較的多くの自然が残っており、例えばラオス南部やカンボジアにはイルカが生息し
ています。
このイルカはイラワジイルカという種類に属するのですが、最近はイラワジイルカの数が
激減しています。 (提供、日本外務省)
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