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■マイペンライの気概

2014-05-19 | ●古都チェンマイ

■■■■■■■■[マイペンライの気概]■■■■■■■■    
■「久方のチェンマイ
JTIROでは、日ASEAN友好協力40周年記念事業として、JTIROが主催
するチェンマイでの国際交流イベントのため、役員や関係者約20名がタイ
の第2の都市チェンマイに赴いた。

●多くのタイの皆様に大変なお世話をいただいた。
日本の伝統文化を標榜する「お茶会」は、お招きしたタイの有識者の心をとらえ
極めて
好評だった。大成功と言える成果を挙げた。実に実り多い1週間だった。
その詳細は、取りまとめて「JTIRO公式ブログ」と「メルマガ」で広報予定だ
 
■「国民感情とは乖離した政情
●帰国後の第一報が、タイ国の全国戒厳令だった。
滞在中のチェンマイでは、そんな危惧はいささかもなかったし、帰路の空港
でも、空路でも、
気配すら感じなかった.

●今まで15年近くに及ぶタイ国際交流活動の中で、ほぼ8回ぐらい、ク―デタ
ーや大水害
に出食わしてきたが、局地以外は全く平素と変わらず、人々は極め
て平常心であることを見て
きた。今回も、そのような雰囲気だった。
(
                                                                              反政府デモ)
●まずチェンマイ県知事、日本総領事、商工会議所会頭を表敬訪問した。
政治を主導する首相初め9人の閣僚が失職したにも関わらず、地方行政は、
よどみなく機能している様子だった。
(表敬訪問のチェンマイ県知事)                                                             

(表敬訪問したタイ国政府スポーツ観光省北部タイ局長)

■「マイペンライの気概
●そういう意味で、タイは不思議な国である。
タイには、「マイ・ペン・ライ」という日常用語がある。
「何とかなるさ」「気楽に行こう」
という意味だ。南国特有の気性だろうか。羨ましい程のおおらかさが伺えて頼もしい。
マイペンライの気性の裏には、いい加減だけではなく「なんとかしなければ」という国民
的な気概のようなものが、伏在する。

■「そして新しい発見
1年ぶりのチェンマイだったが、いくつかの新しい発見をした。
街行く車が、ほぼ新車の乗用車(日本製)に変わりつつあること。
●我々が往路乗った国際線エアバスA380(定員507人)は、日本観光から帰国
するイ人で満席だった。いまタイは、経済的に中間層が急速に伸びている証しと見
た。
話題のエアーバスA380)
旧市街の周辺には、新しい大型デパートが開業、盛業を極めている
店内の「スタバ」(スターバックス)は、いつもタイの人たちで満席、コーヒーは70B
円換算で230円、日本
よりも高いではないか。にもかかわらず賑わつている。
確かに、都会派タイ人の日常生活は、向上している趣だ。

 
現地の日本語研修ブームには驚いた。
チェンマイ大学はじめ、殆どの大学に日本語学科教室があり、講師の大半は日本人
とタイ人の女性である。一歩教室に入ると、日本の学校と見間違う雰囲気である。
いまASEAN諸国では、現地に進出する日本企業から、日本語が話せる現地人
ッフが渇望されているためだ。
 
●そこに勤務する日本人女性教師は、こぞって美人揃いの才媛である。
ところが、私
が出会つた3人の日本人美貌教師は、全てタイの男性と結婚していた。
こんな素晴らしい才媛を、なぜタイの男性たちに奪われるのか、日本の若者のふがい
なさ いささか
憤慨した。日本の少子化の原因の一端に触れる思いだった。
 
お手伝いいただいたタイ政府の人たちと、新しく開業したデパートの日本鮨レストラン
で昼食をとる事にした。平日の午後にも関わらず、タイの家族で満席だつた。
私どももにぎり寿司の昼食セットを注文した。結構なお味で一人190B(約600円)。
この値段は、日本とタイの購買平価からみると決して安くないが、その店がタイの家族
で昼間から賑わうとは、やはり都会派タイ人の家庭が 近来急速に豊かになっ来た結果
とみるべきだろう。
  
その理由は、よく言われるように、ほとんどのタイの3世代同居世帯の存在である。
しかも女性の働き手が多く重層的な所得構造からくる都会派中間層の台頭だろうか。
 ●どうあれタイは、政治事情とは関係なく、潜在経済が伸びて、国民経済が急速に
改善している。幸せな国である。
但し政治は、国民生活のインフラだけに、何時までも傍観は、許されないだろう。
このあたりの国民意識の周知徹底が、政局安定化の道につながる唯一の方策とみる
識者の声が高い。                     
 
■■■■■■■■■「チェンマイ旅情■■■■■■■■
 ●かってチェンマイは、タイ北部地方を治めた「ランナータイ王国」の首都だった。
今でも古い城壁が随所に残る、歴史敵的なたたずまいを誇るタイ第2の都市である。-
「ドイスティープ寺院」は、チェンマイで最も著名な山岳寺院で、しかも観光名所でも
ある。
人々は、306段の階段を上りお参りする




  



古くクーナ王朝時代の1383年、標高1676米の山頂に建立された。
仏舎利を収めた高さ22米の黄金の仏塔が美しい。
  
 



寺院には、シンボルとして黄金のチェディ(仏頭)と傘がある、お供えの薔薇
を手にして、周りを3周してお祈りをする。連日多くの参拝者と観光客でにぎわう。   
                   
 
 

                                  

 

 


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