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■麗しき秋色の日本(2)

2018-09-25 | ●日本の旅(観光)

■■■■■■■■■四季を愛でる■■■■■■■■■■
■「飛騨高山を訪ねる

●白川郷から車で東海北陸道を南下して、次の飛騨清見で中部縦貫道に
入ると、約2時間足らずで飛騨高山に着く。
中央アルプスの山岳地帯にたたずむ情緒溢れる古い町並みが、いま外国
人観光客の心を捉えて離さない
。昨年の観光客が、200万人を超えた。
 
 
●私どもが訪れた時も、「さんまち通り」という中心街は、欧米人観光客で
賑わっていた。飛騨地方は日本有数の高級木材の集積地だが,なかでも
飛騨家具は、世界的な高級家具として、海外でも大変な人気がある。
   
併せて日本アルプスの新鮮な湧水を使った飛騨の日本酒はパリやロンドン
の蘊蓄
ある愛好家に、こよなく重用されているという。
いまや国際的ブランド
というわけだが、このような地元産品の国際化へ
の努力の集積が、インバウ
ンドの盛況にも繋がっているという

  
山の中の小都市にも拘らず、街並みの美しさは、京都、奈良を上回る趣で
ある。飛騨高山を代表する「さんまち通り」は、古民家と商家が
が混在するが、
その街並みは、江戸時代の面影を残してシックにしかも重厚に整備されてい
て実に
美しい。
 
●特に商家の表示サイン(表現)だが、店頭から店内に至るまで,伝統的な
「和」のイメージで統一されている。 街並みの演出にも、いろいろの工夫が
あって楽しい。
この街並みの美しさが、はるばるここを訪れる外国人の心を、
鷲ずかみにし
て離さないという。
 
●この街並みにある、産婦人科の医院標識をご覧いただきたい。
ほかの商家のイメージに合わせて、筆文字で統一化をはかるきめ細かさで、
違和感はない。街並みの家々の格子戸を見ても、商家は商家で、酒屋は
酒屋で、民芸品店は民芸店で、何処までも古き良き伝統のイメージで統一
されており、なんと
も居心地がいい。
 
  
●因みに高山市は、人口はほぼ9万人の小都市である。、
江戸時代から、6万5千石の大名だった金森氏6代にわたる城下町として栄え
たが、後に天領に
なり、家具工芸や民芸の高山文化が大きく華開いたという。

■「日本が目指すもの
●いま日本では、地方創成が叫ばれている。
しかし、何処とも高齢化で人口減少化が進み
大都市一極集中化で、地方の
GDPは軒並み低下傾向にある、

そんな中でこの飛騨、高山市はインバウンドをうまく取り込み、地方活性化を
実現した
最適モデルといっていい。勿論、市長の行政センスも格別評価され
ていいのではないか

●ここを訪れるが外国人観光客、中でも欧米人観光客は、日本の四季に合
わせて飛騨高山をはじめとして、白川郷、奥飛騨温泉境,、立山連峰、金沢
など、リピーターが多いと聞く。
・2019年の大阪でのG20世界首脳会議、
・2020年の東京オリンピック、パラリンピック
・2025年の関西、大阪万博など
日本の世界的なイベントが目白押しだ。
しかも政府予測では、2020年には日本のインバウンドは、年間4000万人に
到達し、
世界ランキングでは観光先進国の友国タイを抜いて,世界第5位が
確実だという。まさに世界の観光大国への限りなき挑戦が続く

  
●その実現化のためには、まず観光基盤である日本の四季という 大自然
地政
学的にも恵まれた日本の国土インフラに、心からの敬意を祓い感謝
たい。
加えて何としても国際的に平和である事。そして日本経済が安定して
いる
事、すなわち景気がいい事を祈りたい。

●やがて日本には「百歳時代」が到来し 世界には「世界人口百憶人時代」
が来るという。このダブル100をどう乗り越えるかが、21世紀地球人の
最重要の課題
になってきた。
高齢者とて、怠惰は許されまい。それぞれが、英知と確信をもって、何らかの
形で世界にコミットすることが望まれる。 
地方創成は極めて難しいといわれ
るなか、久方に平和観光に資する日本の地方
都市の実情をみて、琴線に触
れる思いがした。


 


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