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ダビング

 ワールドシリーズの録画は首尾よくできていた。放送時間が延長されても、最後まできちんと録画されていたのはさすがこのために購入した最新機種だと嬉しかった。しかし、録画した試合をDVDにダビングするのは、こうしたAV機器の扱いには精通していない私ではうまくいくかどうか甚だ心もとない。取扱説明書をきちんと読めばその通りにできるのだろうが、説明書を読むことなど滅多にしたことがない私では、斜め読みするのが精いっぱいで、うまくダビングできるかどうか、やってみなきゃ分からない気がしてまるで自信がなかった。
 しかし、尻込みしていてはずっとこのままだ。やってみなきゃ・・。そこで、試しにずいぶん前に買ったDVD-Rにダビングしようとしてみたところ、対応できないと表示された。少し前まで、デジタル放送で録画したものは「コピーワンス」という1回きりしかダビングできないように設定されていたが、新しい録画機では10回までコピーできるそうで、DVDもデジタル放送に対応したものでなくてはならない、と説明書を読んだら書いてあった。このとき初めて説明書が役に立ったと思った。そこで、DVD-RAMを大量に買い込んで、それに全試合をダビングしようと考えた。
 
 平均4時間弱の試合を120分のDVDーRAMに収めるには、試合を半分に切らなきゃならない。その操作を「チャプター分割」と呼ぶのは、妻が録画したSMAP関係の映像を編集するのを横で見ていたから、知っていた。だが、自分でそんな操作をしたこと一度もなかったので、下手にボタンを押したりしたら録画した映像が消えてしまいそうで、なかなか踏ん切りがつかなかったが、「えい、やっ!」という気持ちで思い切ってチャプタ-分割のボタンを押してみたら、案外簡単にできてしまった、いささか拍子抜け・・。しかし、第1戦と第3戦、さらには最終第6戦は放送時間が4時間を超えているため、目分量で半分の箇所でチャプタ-分割しても1試合がDVD-RAM2枚に収まりきらない。そこで少しばかり工夫してみた。
 第3戦は雨で試合開始が1時間以上遅れたので、その部分はカットしてダビングした。第6戦はさすがに最後の試合だけに放送時間が長引いて4時間半近くあったため、DVD3枚に分けてだダビングした。さらに、第1戦は2時間弱と2時間強に2分割して、まずは前半部を普通に高速ダビングした。これだと20分弱でダビングできるので、かなり便利な機能が付いている(妻はこの機械をものすごく羨ましがる・・)。後半部は2時間を5分ほど超えてしまうため、これをそのまま120分のDVDに高速ダビングすることは無理だろうと思ったが、物は試しと高速ダビングをクリックしてみたら、意外にもダビングできてしまった。なんて賢い機械なんだ!!驚きだ!!
 そんなことを繰り返していたら、いつの間にか09年ワールドシリーズ全6試合を録画したDVDが13枚出来上がった。これで松井のためにあったかと思えるワールドシリーズをいつでもどこでも見られるようになった。恐悦至極である。


 本当に録画されているかどうか、確認はしてないが、自分としては間違いなくダビングできたものと思っている。 
 ダビングしながら所々を再生してみていたけどやはり第6戦の松井は素晴らしい。素晴らしすぎて涙が出る。MVPとかそんなものはあくまでおまけであって、松井がヤンスタの観客全員から認められたことがうれしくてたまらない…。来年はどこのチームのユニフォームを着ていようが、ヤンキースの松井として長く人々の記憶に残っていくことだろう。
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