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SOYJOY

 ここ何年もの間、私の朝食は菓子パンだった。そのあたりの事情はずいぶん昔に記事にしたが、2・3日前から意を決して、食習慣を改めることにした。その理由は、全身に無駄な肉が付いてきて、体が重く感じられるようになったからだ。ずっと風呂に入る前に腹筋・腕立て伏せなどちょっとした鍛練は続けているものの、やはり塾が終わった深夜12時近くに遅い夕食を食べるのが妨げとなって、どうしてもカロリー過多になってしまうようだ。そんなことは分かっているから量を少なくすればいいのだが、空腹に負けてついつい必要以上に食べてしまうことも多く、朝起きても空腹を感じないことがよくある。それでも毎朝菓子パンは欠かさず食べてきたから、余剰カロリーが体内に少しずつ蓄積されてきて、思わぬところに脂肪という形で現れてきたように思う。
 「これではダメだ!」
と、注意してきたつもりだが、なかなか思うようにならない。太っているわけではなく、以前と比べればマッチョになったと言えなくもないだろうが、もう少ししまった体になりたい。どうしたらいいだろうか、少しばかり頭を悩ましていたところ、妻がSOYJOY を買ってきた。

 『SOYJOYは、小麦粉を使用せず、大豆粉だけを使用した生地に、たっぷりのフルーツを加えて焼き上げた、新しいタイプの栄養食品です』

なるほど、これはちょっといいかもしれない。さらには、「低GI食品」という言葉も目に入った。

 『GI(グリセミックインデックス)は食品に含まれる糖質の吸収度合いを示すものです。GI値が低いほど糖質の吸収がおだやかです。高GI食品を食べると、糖質の吸収が急激になるため体に大きな負担をかけます。それに対して低GI食品は糖質の吸収がおだやかで太りにくいと言われています』

これはまさに求めていたものではないだろうか!!朝食を抜こうかと真剣に考えていたが、菓子パンの代わりにこれを食べることにしたらどうだろう。まるで何も食べないのは長い間続けてきた食のバランスが崩れてしまうようで、少しばかり心配だ。その点、SOYJOY なら少量で十分な栄養補給ができるようだから、願ったり叶ったりではないだろうか。だが、あれこれ考えるより、一度試してみるのが一番だ。そこで、全11種あるというSOYJOYをスーパーに置いてあった8種類だけ買ってきた。


 左から、「レーズンアーモンド」「ブルーベリー」「バナナ +Ca」「カカオオレンジ」「オレンジ + 葉酸」「ストロベリー」「アップル」「プルーン +Fe」。
 毎朝1本ずつ食べていくことにした。

で、まずは一昨日は「ストロベリー」、昨日は「バナナ」を食べてみた。

 

 袋を開けたら、それぞれのフルーツの香りが鼻を刺激した。「これは美味しいかも」と喜んで口に入れてみたが、「かたい!!!」葉で噛み切ることは難しそうなので、歯に挟んで指で折ることにした。それでも力が要って、簡単には折れなかった。口に入れても噛むことが難しく、食べやすいものではないのがすぐに分かった。それでも噛みきれないほどかたくはないから、歯の丈夫な人ならさほど苦にはならないのかもしれない。ただ、私は一年前に治した歯がおかしくなってもイヤなので慎重に咀嚼した・・。
 決してまずくはない。バナナはかなり美味しいと言ってもいいくらいだ。だが、さすがにこれ1本だけだと、昼食前にお腹がすく。それを目的にSOYJOYを試し始めたのだから、まさしく思い通りの結果だ。あとは私の体つきに画期的な変化が現れてくるのを待つだけだが、もちろんSOYJOYに頼るばかりでなく、考えられることを一つずつ試していかなければならないだろう。

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26回目!!

 ここ数年結婚記念日になると食事をしに行くのが恒例となっているサンマルクへ今年も行ってきた。29日が結婚記念日なのだが、祝日と重なって毎年混みあっているので、今年は2日ほど前倒しにしてゆっくり味わってこようと水曜日に出かけた。
 その思惑通り、店内は適度に混んでいたものの、店員さんもゆったりした雰囲気で応対してくれ、料理もいつもよりも美味しく感じられた。

 


 

 店員さんが料理を運んでくるたびにちょっとした説明をしてくれたのだが、まったく覚えていない。ただ、メインデディッシュを肉料理から魚料理に変えてほしいと申し出た時に快く承諾してくれたのが嬉しかった。食べ終わった後にアンケート用紙に記入してくれるよう頼まれたので、接客から料理の味まで、すべて「よかった」としておいた。
 昨年はこの店で食事中に実は「銀婚式」の年だということに気づいて、冷や汗が流れたのを覚えている。一年数え間違えていて、24回目だと呑気に構えていたため、何もお祝いを用意していなくてかなり焦った。急遽どこかに旅行に行こうかと話し合ったのも今となっては可笑しな思い出だ。儀式ばったことなど苦手な私だから、泥縄式で行き当たりばったりに物事を進めていく方が気楽でいい。一応黒部ダムに見学に行きたいという妻の意向を尊重して計画を立て、その後子供たちもそれに参加することになって、結局は久しぶりの家族旅行という最高のイベントにまでなったのだから、いい加減な計算も時には予想外の効果をもたらすこともあるようだ。
 
 これで26年。その間、お互いの関係は同じようなままで、26年前と大して変わってもいない。だが、子供が生まれ、子育てに一生懸命になり、やがて私たちの手から離れていき、結局は私たち二人になる・・、そんな一つの家族の歴史を、一方の主役でありながら客観的に眺めてみるのも興味深い。もちろんこの先まだまだ紆余曲折があり、どんな形に変貌していくのか予想もつかないが、私と妻は以前とそして今と大して変わらないままの関係で生きていくのではないだろうか。取り立てて力を込めることもなく、かと言って力を抜き過ぎることもない、程よい緊張感を保ちながら生きていけたら、それはそれで「楽しい人生だった」と、この世を去るときに満ち足りた言葉を残していけるような気がする。
 26年前と比べれば皺が増えた顔を眺めながら、そんなことをぼんやり思っていたら、今年の夏もまたどこかに旅行に行きたくなった。どこに行こうかなあ・・。

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天候不順

 27日にウエザーニュースから届いた号外メール。

号外【名古屋版】
本格花粉シーズン終了!
県内の7割以上の花粉観測機ポールンロボのカウントが30個を下回り、症状報告も減少していることから、春の本格的な花粉シーズンは終了したと判断しました。このまま花粉はジワジワ終息へ…でも、チョットの花粉でも敏感なら、念のため対策を!完全終了まで、もうしばらくの辛抱です。

 う~~ん、俄かには信じられない・・。ここ数日やたらくしゃみが出て鼻水はズルズルするし、喉もなんだかいがらっぽい。春先に苦しんだ花粉症の症状がぶり返してきたと嫌な気持ちになっていた矢先の終了宣言だから、おいそれと受け入れられない。塾生でも目を赤くはらしている子もいるし、マスクをしてくる子もいる。とても終了したとは言えないような状況なのに、この宣言はおかしい。
 とは言え、ウエザーニュースがそう簡単にガセネタを流すわけもないから、私の花粉症らしきものは局地的なものなのかもしれない。あるいは、このところの天候不順によって軽い風邪でも引いているのかもしれない。本当にいつまでたっても本格的に暖かくなってくれないから、体調管理が難しい。朝夕、「寒いね」と挨拶するのが当たり前になっている4月ってのはやはり変だ。
 そこで、いったい今月は何日雨が降って、どれだけ寒かったのか、名古屋地区の気象統計を調べてみた。
(天気記号の後の( )内は、最高気温/最低気温(℃))

 1 (14/8)
 2 (17/11)
 3 (14/4)
 4 (18/3)
 5 (18/10
 6 (23/8)
 7 (16/10)
 8 (17/5)
 9 (16/7)
 10 (23/9)
 11 (22/14)
 12 (18/16)
 13 (21/12)
 14 (13/9)
 15 (12/5)
 16 (11/8)
 17 (16/7)
 18 (19/4)
 19 (22/10)
 20 (15/13)
 21 (23/13)
 22 (14/10)
 23 (15/11)
 24 (18/6)
 25 (19/5)
 26 (21/8)
 27 (15/13)

 意外にも晴天が多い。昨日まで27日中が16日もある。もっと雨天の日が多かった印象があるが、を合わせても11日しかない。雨の日の暗さが春の季節に似合わないから、実際の日数よりも多かったような印象を受けるのかもしれない。しかし、詳しく見ていくと、晴天の日でも最高気温が20度を超えた日が7日しかなく、逆に最低気温が1ケタの日が15日もある。これだけ見ただけでも4月がいかに低温の日が多かったかが分かる。(まあ、そのお陰で桜を長い間楽しむことができ、花見も2回できたのだから、不満ばかり言うわけにはいかないんだが・・)
 こんな不順な天気だから、天気のプロでも予想を誤ることがあるのかもしれない。情報を鵜呑みにしないで、自分自身で判断するようにしなければ、思わぬ不調に見舞われるやもしれない。気をつけようっと!!

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名前を聞いて(2)

 「1月31日の記事」で紹介した「もあな」ちゃんは元気に塾に通ってきているが、先日その名前の由来について尋ねてみた。
「もあなって名前はどうしてついたか知ってる?」
「うん。お父さんとお母さんがハワイで泊まったホテルの名前」
「モアナホテル?」
「モアナ・サーフライダー」
「へえ、お父さん達が新婚旅行で泊まったホテルの名前なのかな?」
「そう」
「なら、もあなってどう意味なのか知ってる?」
「うん。海だって」
「そうか、海かあ。いい名前だね」
そう私が言うと嬉しそうな顔をしたもあなちゃんが印象的だった。
 だが、一度もハワイに行ったことがない私には「モアナ・サーフライダー」なるものがどういうところなのか分からない。そこでいつものように検索してみた。

 『ワイキキビーチの目前にあり、多くのビーチフロントやオーシャンビューの客室を持つ上に、ワイキキビーチにプライベートビーチエリアを持ち、ホテル内のプールエリアより水着のままビーチに出ることができる(ホテル建物内では上着着用の規則あり)。また、カラカウア大通りのほぼ真ん中に位置し、周辺に多くのレストランやバー、ブティックが林立するため、グルメやショッピングにおける利便性が高いにもかかわらず、建物内は静粛が保たれているなど、そのロケーションがもたらす高い利便性と開業以来の静粛な雰囲気は高い評価を受けている。立地や設備のみならず、コンシェルジュやポーターなどのスタッフのサービスも高く評価されており、「コンデナスト・トラベラー」誌などの権威ある雑誌による調査で、常にホノルルのトップクラスのホテルに選ばれている』



 素晴らしいホテルのようだ。もあなちゃんの両親にとってこのホテルは生涯忘れられない場所なのだろう。初めての子にその名を与えるくらいに・・。きっと幸せな家庭なんだろうなあ、と微笑ましくなった。

 人の名はやはり大事だ。私自身の名前も世間にざらにあるものではないので、良いこと、悪いことの両面を味わってきた。だが、一度聞いたら忘れられない名前の方が、色々と便利なのではないだろうか。この間の日曜日にもそんな名前を持った人に出会った。
 書店で問題集を何冊か買おうとレジに並んだところ、私の担当になった青年の名札を見て少し唸った。
 「××月道」 
何て読むんだろう?知りたくて我慢が出来なかった。
「あなたのお名前、何て読むの?」
「名前ですか?字の通り「つきみち」です」
「おお・・、いい名前だね」
「ありがとうございます」
 さすがにその場で名前の由来を尋ねるのは憚られたので、その後しばらくこの名前がついた由来を勝手に想像してみた。
「月への道か・・。月からの使者と言えばかぐや姫。彼女が地上に至り、また、月へと戻っていくのに辿ったのが「月道」。その光景を想像するだけでも、神秘さに体の奥から震えが止まりそうもないほど神々しさと厳かさをそなえた道。もしそれが輝きあふれる所へ通じているのなら、我が子を光あふれる場所へと導いてくれろよ、そんな切なる親の願いが込められたロマンチックな名前ではないか・・」

 まあ私の貧弱な想像力ではこんなものだろう・・。


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カレーラーメン

 例年4月の日曜日は塾を休む。連休明けからは中間テストに備えて日曜日も授業を行うのが通例になっているのだが、今年は意欲的な高3生が多く、それに応える形で日曜の午前中を補習授業に充てている。休みがなくなってしまうのは辛いが、それ以上に生徒のやる気が嬉しくて、私としても実りある時間を過ごしている。
 昨日もその例に従って午前中授業を行った。しかし、さすがに日曜、授業が終わればその後の時間はまったくのフリーだ。何をして過ごそう?そう思いながらもまずは腹ごしらえ。何処というあてもなく、車を走らせた。
 このとろこ昼食を外で食べる機会が多く、めぼしいところは粗方行ったばかりなので取り立ててここ!という店がない。新しい店を開拓する時期かもしれないと、いつもより遠出したところ、うまく1軒の店が見つかった。「麺屋ここいち」。これは、カレー専門店・ココイチ(CoCo壱番屋)が展開するカレーラーメン専門店で、『スープのベースにココイチのカレーソースを使用したコクとうまみが自慢です』とうたっているが、果たして本当においしいのか、少しばかりチャレンジャー精神で入ってみた。
 実は私、「カレーうどん」はあまり好きじゃない。「カレーはカレーライスだろう」という固定観念から抜け出せずにいるのがその大きな原因だろう。そんな私にとって、未知の「カレーラーメン」は大いなる冒険だった。だが、どういうわけかその朝ぼんやりと「ココイチのカレーを久しぶりに食べてみたいな」と思ったばかりなので、案外大した違和感もなくその店に入ることができた。
 メニューを見て、いくつか選択事項があるのは「カレーラーメン」初心者としては少しばかり面倒だった。まずは麺を「普通麺」と「太麺」から選ぶ。次にスープを「うまこく」か「こいこく」から選ぶのだが、その違いが分からず店員さんに聞いてみた。あっさりしたのが「うまこく」でこってりしたのが「こいこく」だと説明を受けたが、その違いはイマイチよく分からなかった。ただ、「こいこく」の方が70円高いそうなのだ・・。 そして麺の量。「小盛り(半玉-100円)」「普通盛り(1玉)」 「大盛り(1.5玉)+100円」「特盛り(2玉)+200円 」「超盛り(3玉)+400円」と細かく分かれていて、その時の腹具合によって選べるのは便利そうだ。そして最後にスープの辛さ。 「マイルド」「普通」「ちょい辛」「辛口」 「激辛」 「超辛」の5段階に分かれている。さらには各種トッピングも選べて、まさに至れり尽くせりだ・・。
 そこで妻が選んだのは、「ネギ豚ラーメン・こいこく・辛口」、そして私は「煮たまごラーメン・うまこく・ちょい辛・辛ネギをトッピング」を、ともに普通麺の普通盛りで注文した。
 
 

 食べてみた。「辛い!!」、スープを一口飲んだ瞬間に思わず叫んだ。「えっ、そんなに辛くないよ」とすぐに妻が応えた。辛さの程度は妻の方が一段上のはずだから、それはちょっとおかしい。レシートを見ても注文は間違っていない。何故?
 確かに普段は妻の方が辛いものを好んで食べるが、私だって辛さに弱いわけではない。胡椒やソースはガバガバかけることも多くて、よく妻から注意される。それなのに、この反応はおかしい。そこでお互いのラーメンのスープを飲み合ってみた。すると、確かに妻の方が若干甘い気がした。妻も私の方が辛いと認めた。どうして?
 ラーメンを食べながら考えてみた。結果、私が思いついたのが以下の理論・・。
 『妻のラーメンはカレー味が濃厚な「こいこく」なので、いくら辛味を増してもカレーのスパイスの方が勝ってしまい、増した辛味が消されてしまうのではないか。私の選んだ「うまこく」はカレー味が薄い分だけ、加えた辛味がストレートに伝わるのではないか』
 果たしてこれがあっているかどうかはまったく分からないが、とりあえず妻だけは納得したようなので、当たらずとも遠からず、といたところなのかもしれない。

 そこそこ美味しかったけど、普通のラーメンとカレーラーメンがあったら、普通のラーメンを選ぶな、やっぱり・・。
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ジョーの映画化

 3月上旬に次のニュースを見つけた時は驚いた。

 『名作ボクシング漫画「あしたのジョー」が実写映画化され、「NEWS」の山下智久(24)が主人公、矢吹丈を演じることが7日、明らかになった。名物トレーナーの丹下段平を香川照之(44)が演じる。ジョーが貧民街からボクシングと出合い、宿命のライバル力石徹と戦うまでを描く。製作のTBS関係者は「ロッキーを超える!」と宣言。普段からボクシングジムに通う山下も「自分のすべてを出す」と意気込んでいる。来年冬公開』

 山ピーがジョーを?何とも複雑な気持ちになった。山ピーを知らないことはなかったが、彼がジョーにふさわしいかどうかはよく分からなかった。ジョーと言えば世を拗ねた男だ。拗ねていながらも熱い心を持った男だ。そんなジョーを山ピーが演じきれるかどうか・・、彼の主演したドラマを一度も見たことのない私では、何とも判断のしようがない。だが、何といっても「あしたのジョー」は、私にとっては「巨人の星」と並ぶ2大バイブルだ。決しておろそかな映画にしてほしくはない。その意味では、香川照之の段平は納得できる。段平には今でも藤岡重慶が最適だと思っているが、亡くなってしまった今、段平役を任せられるのは香川くらいしかいないように思う。
 しかし、問題は力石徹だ。誰が力石を演じるのか、それがこの映画の命運を握る、そう考えてずっと配役の発表を待っていたのだが、1か月以上も経って先日やっと明らかになった。

『俳優の伊勢谷友介(33)が、人気漫画を実写化する映画「あしたのジョー」(曽利文彦監督、来年初春公開)で、主人公・矢吹丈の宿命のライバル、力石徹を演じることが16日、分かった。NEWSの山下智久(25)演じる丈と人気を二分するキャラクター。3カ月前から肉体改造中で「力石の気迫に負けない、それ以上の執念をもってやり遂げたい」と気合十分。山下とともに“伝説の試合”をよみがえらせる』

 伊勢谷友介って誰?そこで早速調べてみた。

『伊勢谷 友介(いせや ゆうすけ、1976年5月29日 - )は、日本の男性俳優、ファッションモデル、映画監督、美術家。東京都目黒区出身。幼少の頃は函館の五稜郭町に住んでいた。日本大学豊山高等学校卒業。東京藝術大学美術学部大学院修士課程修了。表現集「REBIRTH PROJECT」代表』

 出演した映画やTVドラマのタイトルを眺めていてもまったく記憶がない。昨年はNHKの『白洲次郎』で 白洲次郎を演じたようだが、残念ながら見ていなかった。ならば、と写真を探してきた。


 おお!!これはすごい、確かに力石を彷彿とさせる風貌だ。しかも、『体重65・5キロから61キロに落として3月30日、クランクイン。続いて6キロ増量し、やせる前のシーンを撮影。ジョーとの決戦までに今度は60キロ以下まで落とす予定』だと言うからその意気込みはまさに力石の闘志に匹敵する。そしてそのワンシーン・・。


 山ピーはどうあれ、伊勢谷の力石だけでも一見の価値がありそうだ。楽しみになってきた・・。

 この映画の前にも、5月には香取慎吾の「座頭市」、12月には木村拓哉の「宇宙戦艦ヤマト」とジャニーズ主演の映画はたくさんある。きっと妻に付き合って見に行くと思うが、見ごたえのある映画に仕上がってくれることを願うばかりである。

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タイヤ交換

 4月も下旬という今頃になって、やっとスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換した。受験がすべて終わった頃から、「タイヤの交換をしなくては」とずっと思っていたのだが、なにやかにやと慌ただしく、また、「さあ明日こそ!」と意気込んでいても雨が続いたりと、なかなか気持ちとタイミングが合わずにずるずるとこんな時期までずれこんでしまった。
 大きなバスはスタッドレスに交換しないまま冬を乗り切ってしまったが、もう一台のバスとシエンタはスタッドレスに換えてあったため、まずはシエンタから交換することにした。このシエンタも買ってそろそろ一年になる。小さいが7人まで乗れるので使い勝手がよく、塾生の送迎に役立っている。運転するのはほぼ妻だけで、私はあまり運転したことがない。妻が大事に乗っているお陰で傷一つない状態できたのだが、少し前、駐車場でバックしたときに予期せぬところにポールが立っていて、ガソリンの給油口の少し上を擦ってしまった。ちょっとばかり目立つ傷口ができてしまったが、修理に出すほどでもないので応急処置としてシールを貼ってごまかすことにした。


 アラームシステムなど搭載していないが、少しはセキュリティーに役立つかもしれないから、ずいぶん都合のいいシールが見つかったものだ・・。
 
 しかし、久しぶりの力仕事、タイヤを一本交換しただけでかなり疲れてしまった。クロスレンチでナットを緩め、ジャッキで車を上げてからスタッドレスを外す。すぐにノーマルに付け替え、ナットを全身の力を込めて締めあげる、文字にしてしまえばそれだけのことだが、実際にはかなりのエネルギーが必要になる。特にこのところ力を絞り出したことなどなかったから、出し加減が分からず、余計疲れたように思う。まあ、それでも1時間ほどで4本のタイヤをすべて交換できたから、まずまずの出来だっただろう。

 

 だが、困ったことにその後の体のだるさには参った。全身から力が抜けてしまった感覚がしばらく続き、手足と腰が重くて仕方なかった。
「これはヤバい」
すぐにユンケルを飲み、腰には湿布を貼った。この機敏な処置が功を奏したのか、それ以上疲労感・脱力感が増すことがなかったのは幸いだった。
 
 シエンタのような小さな車のタイヤ交換でこれだけへばっては、バスのタイヤの交換などしたらしばらく動けなくなってしまいそうだ。そこで、アルバイトにやって来た大学生にバスのタイヤ交換をしてくれないか頼んでみた。
「いいですよ」
と快く引き受けてくれたから助かった。車好きで、タイヤ交換もお手のものである彼だが、さすがにバスでは勝手が違うのか、交換しするのに1時間以上かかった。それと比べれば、私がシエンタのタイヤを1時間足らずで交換できたのは、かなりの好タイムであったように思えて、少しばかり誇らしく思えた。
 
 これでやっとバスにも春がやってきた。もう少し暖かくなったら、洗車してやろうと思っている。
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利きマカロン

 火曜日に記事にしたサントリーウーロン茶の「くじ」。できるだけ貯めてから抽選してみようと書いたのだが、机の上に並べられたキャップを見ていたら我慢ができなくなって、どういう仕組みになっているのか調べてみた。
 まずは「サントリーウーロン茶でおいしく食べ比べ大作戦」と銘打たれたHPに行く。そこでまず、賞品を選ぶ。「ひとくち利きブランド肉セット」か「オリジナル利きマカロンセット」、私は躊躇わずにマカロンを選んだ。


 とは言え、マカロンて何だ?写真を見る限り、お菓子なんだろうけど・・。(Wikipedia によれば、『通常は固く泡立てたメレンゲに砂糖、アーモンドプードル(パウダー)等を加えて混ぜて焼き上げた柔らかな2枚の生地にクリームやジャム、ガナッシュをはさんだパリ風マカロン(マカロン・パリジャン、macaron parisien)のことを指し、正式にはマカロン・ムー(macaron mou)と言う。いろどりも豊富で贈り物としても人気がある』ものらしい)

 次にキャップに付いたシールをはがして、上7ケタ、下7ケタのシリアルナンバーを入力し、ゲーム画面へと進む。私はシリアルナンバーを入力すればその時点でアタリハズレが分かるものだとばかり思っていたので、ゲームがあるとはまったく思っていなかった。PANDAOのときはかなり苦労してパンダのぬいぐるみを1つだけ手に入れたが、あんなに難しいゲームだったらお手上げだ。ちょっと嫌な予感がしたが、ゲームの画面へと進んでいった。
 すると、ただのスロットで、「烏龍茶」と3つの漢字が並んだら「アタリ」と言うことになるのが分かった。ストップボタンは1つしかないので、タイミングやらコツやらはあまり関係ないように思える。これなら案外簡単にクリアーできるかな、とキャップを12個握りしめながら思った・・。
 ところがどっこい、そうは問屋がおろさなかった。見事12連敗・・・。


 あまりに単純なゲーム過ぎて、いったいどうやったらうまく行くのか見当もつかない。ただただ漫然とスタートボタンとストップボタンを交互に押していただけだ・・。
 
 それでも5回ハズレてしまうと、Wチャンスに応募できる権利がもらえる。その賞品は「特上黒毛和牛霜降り焼き肉用(1kg)」なのだそうだ。


 さすがにこれが当たるのは総勢で1000名と限定されているが、ハズレでがっかりするばかりじゃない、ひょっとしたら黒毛和牛が・・、などとわずかながらも期待を持たせてくれるのがいい。
 来月いっぱいまで抽選は続いているので、しばらくの間、いつもに増して、せっせとウーロン茶を飲み続けねばならない!!頑張るぞ!!
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「アリス・イン・ワンダーランド」

 「アリス・イン・ワンダーランド」を見に行ってきた。私にとっては初の3D映画。劇場の入り口で、ちょっとカッコイイ3Dメガネを貸してもらった。


 3Dメガネに慣れるためなのか、本編の始まる前にディズニーの3D映画の予告編がいくつか映されて、ちょうどいい練習になった。だが、困ったことに裸眼の上に3Dメガネだけをかけると、スクリーンがぼやけてしまって折角の3D映像もはっきり見えない。自分のメガネもかけなきゃいけないと思ったものの、果たして3D眼鏡と近視用のメガネのどちらを先にかけるべきか、迷ってしまった。
「まずは近眼用のメガネをかけて、その上に3Dメガネをオンするんじゃないの?」
という妻のアドバイスに従ってみたところ、なるほどはっきりくっきり見える。これなら迫力ある映像が堪能できる、と映画が始まるのを楽しみに待った。

 物語は、ルイス・キャロルの小説のヒロイン・アリスのその後を描いたものだと言えよう。19歳のアリスを演じるのは、ミア・ワシコウスカという、透き通ったような感じを与える女優。そして彼女が迷い込んだ不思議の国で彼女を導くのが、ジョニーデップ演じるマッドハンター。


 独裁者・赤の女王から不思議の国を救うと預言の書に書かれていたアリスがどういう紆余曲折を経て、最後の戦いへと立ちむかうのかを描くのが物語の基調であろうが、実はそんなものはただの枝葉に過ぎない。不思議の国と呼ばれる国がどんな不思議に満ちているのかを3Dメガネを通してつぶさに見ていくのが一番の楽しみ方であろう。チェシャ猫もいるし、白ウサギも健在だ。その他この世のものとは思えない獰猛な生物もいくつか出てきて、奥行きを感じる3D映画ならではの迫力を堪能できる。しかし、やはりジョニーでップは最高だ。こうしたファンタジー映画でトリックスター的な役割を演じたら彼の右に出る者はいないだろう。特に、マイケル・ジャクソン顔負けの「ファッターワッケン」なる踊りは一見の価値ありだ、すごすぎる!!
 だが、この映画で一番の異彩を放っているのは、赤の女王・ヘレナボナム=カーターだろう。


 劇中、「Big Head」と呼ばれたこの顔になんだか見覚えがあるなあ、と思って調べてみたら、「スウィニートッド」にも出ていたことが分かった。ジョニー・デップと縁が深いのかな、と思ってさらに調べたら、これら2作の監督・ティム・バートンと(正式な結婚はしていないが)ロンドンで暮らしていて、子供が2人いるという。何も知らなかった私には、まさに Wonder!! だった。
 
 なかなか面白い映画だった。
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1Q84(3)

 「1Q84(3)」を読んだ。書店に予約してあったから、発売日の金曜日に届けてもらえると思っていたのに、どういうわけか土曜日にしか手元に来なかった。あっという間に読んで、日本中で一番早く感想文を書いてやろうかと思っていたのに、見事思惑が外れてしまった。それでも土曜から読み始めて、忙しい合間を縫って読み進んだにしては、思いの外早く読み終えることができたのは、ひとえにこの本の持つ魅力に導かれたからだろう。。
 当然のことながら青豆は死んでいなかった。青豆が死んでいたら続編など書けるはずがない。だが、
 「青豆は拳銃の引き金を引かなかった」(P.37)
とあまりにあっさりと書かれてしまうと、あの(2)の終わり方は何だったんだ?と思わず突っ込みたくなった。それでも、そんな不満な気持ちは一瞬のことで、これで多くの謎が少しずつ明らかになっていくかもしれない、という期待感の方がはるかに強くなり、天吾と青豆が描く軌跡がどういう形で交わっていくのか、その推移を注意深く見守っていくため片言隻句も読み落とすことがないよう細心の注意を払って読み進めていった。
 途中、村上春樹ってこんなに文章が流麗だったっけ、と何度も感心した。とにかく比喩が豊穣で、場面の情景や人物の心象が的確に伝わってくる。さらには、簡単には理解できないような思念を平易な言葉で寸分の遺漏もなく表現しているため、まるでずいぶん前から己の頭の中を領していたもののように思えてくる。
「まったく奇妙な世界だ。どこまでで仮説なのか、どこからが現実なのか、その境界が日を追って見えなくなる」(P.368)
と編集者・小松が言うように、月が2つ中空に浮かぶ「1Q84年の世界」によって浸食される小説内現実に生きる作中人物を些かの混乱もなく描き切っている力量は驚嘆すべきものであろう。以前1Q84(1)1Q84(2)で書いたように、世間が何故それほどまでに村上春樹を持ち上げるのか理解できなかった私だが、この(3)を読んで初めて彼のすごさが体感できたように思った。そのすごさを彼のように明快な言葉で表現しきれない己をもどかしく感じることこそが、村上春樹を認めた証左であろうが・・。
 だが、どうだろう、果たして本当にこの(3)は書かれる必要があっただろうか。村上春樹の小説は話を広げるだけ広げて、それでおしまい、という先入観があった私ではあるが、この(3)は逆に書き過ぎたのではないだろうか、と危惧している。きっと多くの人が望んだであろう形で結末を迎えたのは、読んでいてそれなりに心が落ちついたが、果たしてそれでよかったのだろうか。予定調和とまではいかないまでも、あまりにしっかりと小説世界を閉じてしまったようにさえ思う。余韻がなければ、読者としては感慨にふける隙がない。
 やはり私はイヤな読者だ。ある程度まとまりをつけてくれないと、書きっぱなしだと文句をつけ、細部に及ぶまできちんと形を整えてしまうと、書き過ぎだと難癖をつける、これでは村上春樹も立つ瀬がないだろう。しかし、正直終わりの50ページほどはいらないと思った。青豆と天吾がやっとの思いで出会い、20年前のように手を握り合ったところで終わってくれていたなら、「青豆、よかったね。天吾、青豆を大事にしろよ」と、きっと涙が止まらなかったように思う。そして同時に、「村上春樹にノーベル文学賞を!!」と声高に叫んでいたかもしれない。もちろんそんなものはわずかな瑕疵であり、小説全体の価値を貶めるものではないのかもしれないが、やはり気になる・・。
 
 この長い小説を読み終えて、一番印象に残った人物は誰かと考えてみた。特異なキャラクターをもつふかえりも捨てがたいが、私としては謎の人物・タマルが心から離れない。想像もできないほど過酷な過去を背負いながら、己の務めを果たすためには何の躊躇もしない男・タマル。彼が青豆と語った次の一節はずっと忘れられないだろう。
 
 「もし彼に会えたとして、滑り台の上でいったい何をするんだ?」
 「二人で月を見るの」
 「とてもロマンチックだ」とタマルは感心したように言う。(P.534)

 
 
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