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そっくりさん

 私がネットの世界をウロチョロし始めた頃、松井の掲示板だったかに、「白鵬とM・カブレラがそっくりだ」と投稿したことがあった。その時は、ほとんど賛成を得られなかったが、今でも、私の目に狂いはなかったと信じている。一応確かめるために、2人の画像を載せておく。

 

 よく似てるよね???

 何故こんな古い話を持ち出したのかというと、塾生の女の子のカバンにこんなぬいぐるみが付いているのを見つけたからだ。


「何、これ?」
 「ひこにゃん」
 「何それ?」
 「彦根城のキャラクター
 「へえ・・、そんなのあるの・・、初めて見た・・。でも、これコジコジにそっくりだよ」
 「コジコジって?」
 「コジコジ知らないの?」
 「知らない・・」
 「じゃあ、画像を見せてやるよ」


 「そっくりだろう?」
 「そうなかあ・・。似ていないように見えるけど・・・」
 「いや、そっくりだって」
 「似てないって・・」
 
 こんな水かけ論をしていても仕方ないので、その場は適当に誤魔化したけれど、私としては譲る気持ちなど全くない。
 「ひこにゃんとコジコジはうり二つだ」
 このブログで、こう公言することで、ひょっとしたら賛同者が大勢集まるかもしれない、そう思って記事にしたのだが、果たして思い通りに行くか、どうか・・。

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抜け殻

 家の入り口に植えてあるロストラータ、トゲトゲの葉の合間にバッタらしき物がとまっているのを見つけた。「死んでるのかな・・」と思いながら、トゲトゲに気をつけながら指を差し入れたところ、簡単に取れた。


 「何だ、抜け殻だ・・」
と拍子抜けした気もしたが、よく見れば、この抜け殻、なかなか珍妙な形をしている。


 鶏ガラのような形状が気味悪いが、見れば見るほど、造形の妙とでも呼ぶべきものが感じ取れる。
「おい、見てみろ」
と妻に渡そうとしたら、
「何、それ?えっ、抜け殻?気持ち悪い・・」
と、断固として受け取ってくれなかった。仕方なしに、ロストラータの根元に置いておいた。ひょっとしたら、元の持ち主が探しに来るかも知れないから・・。

 しかし、バッタがどうしてロストラータの中で脱皮したりするのだろう。以前もトゲトゲ葉っぱの中でじっとしているバッタの姿を見た記憶はあるが、いったい何が都合良くて、こんな所にいたのだろう・・。ちょっと好奇心が出てきて、もう一度じっくりとロストラータを観察してみた。すると、何枚かの葉に、虫に食われた痕跡があった。
「なるほど、こんなトゲトゲの葉でも虫たちにはごちそうなのかもしれないなあ・・」

 このロストラータ、地植えしてもうすぐ一年。鉢植えの観葉植物は水遣りが一番難しい、と思っているが、地植えしたものには根腐れの心配はないから、私のようなずぼらな人間には、こうした手間のかからぬ植物の方が扱いやすい。寒さに強いと言われる物はすべて地植えした方がいいかもしれない。

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ジューシー!!

 やっぱ秋には松茸を食べなきゃ!!ということで、今年も買ってきた。


 岩手県産だそうだ。なかなかの大ぶりで、立派だ。これを手で裂いて、あぶるようにして焼いて、かぶりつく。この醍醐味が味わえるのは、実に幸せだ。


「今日は松茸を焼いて食べるよ」
と気合いを込めて父を呼びに行ったら、
「きのこは消化に悪いからなあ・・」
などと、冷水を浴びせるような返事。少しばかりムカッと来て、
「松茸とキノコは違うよ」
と応じたら、
「キノコだろう」
と些かもひるまないので、
「キノコと一緒にされちゃ、松茸が可哀相」
と松茸の味方をしたら、後は文句も言わずに、焼けた松茸を大人しく食べていたから、可笑しかった。いや、父を黙らせるくらいに松茸が美味しかったのだ!!
 なんだかんだと言いながらも、毎年松茸を食べている気がするが、近年松茸を食べる度に、その瑞々しさに驚くばかりだ。どうしてこれだけジューシーなのか、と思わず問いたくななるほどだ。今年もその例にもれず、実に瑞々しかった。

 子供の頃に食べた松茸は、お吸い物に申し訳程度に飾られたものばかりだったが、松茸の真の味わいを知るためには、丸ごと一本焼いて、それをかぶりつくのが一番だというのが、ここ数年で分かった。勿論そんな贅沢ができるのは、一年に一回だけだけど・・。


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最高だぜ!!

 土曜日の毎日新聞夕刊1面に、こんな記事が載っていた。

『名古屋にある名門男子高、東海高校に、生徒が宝塚歌劇団になりきり、文化祭でミュージカルを演じる「カヅラカタ歌劇団」がある。結成10年を迎え、彼らを題材にしたテレビドラマも放送された。タカラヅカを逆さ読みして名付けた「カヅラカタ」の男子生徒の挑戦とは?

 団員24人は、無論男子ばかり。「タカラジェンヌのようにかっこよくなりたい」と華麗に歌って踊り、ラインダンスに挑戦する。
 本番では、濃いメークに、豪華な衣装を着て舞台に。全員がすね毛やわき毛を処理し、本気で女になる。団員はその姿を見て「きれい」と感じるという。抱き合うシーンを真剣に演じ、笑いをとる意図はない。毎年、宝塚歌劇を鑑賞して演劇談議に花を咲かせる。
 今年の演目は「エリザベート」で、オーストリアの皇后と黄泉(よみ)の帝王トートの愛を描いた。団長でトート役を務める2年の大島寛達(ひろと)さん(17)は「普段は男を意識しないので、だらだらしている。役に入り込むと、男のかっこよさを表現するために堂々と振る舞い、優雅で大きな仕草を心掛ける。違う自分になれるのが楽しい」と言う。皇后役の2年の杉山直登さん(16)は「初めは嫌だったが、みんな真剣にやっていて自分も恥ずかしさを捨てた。女性役の立ち居振る舞いは難しく、舞台では背筋を真っすぐにし、小股で歩くように気をつける。女性の気持ちに触れられ、人生の貴重な経験になった」と話す。
 同校は私立の中高一貫。浄土宗によって1888年に創立され、OBに海部俊樹元首相や哲学者の梅原猛氏、建築家の故黒川紀章氏らがいる。初演は03年秋。文化祭実行委員長の生徒が校内講演会でタカラジェンヌの話を聞いて感動し、企画した。当時シンクロナイズドスイミングをする男子高校生の実話をもとにした映画「ウォーターボーイズ」が人気で、挑戦する思いもあった。セットを手作りし、貸衣装屋から無償でドレスやタキシードを借りた。1回限りのつもりが好評で、以後「ベルサイユのばら」「風と共に去りぬ」「ファントム」などを演じてきた。顧問の久田光政教諭(56)は「難しいことに挑戦し、舞台で拍手をもらうことが自信になり、人間的に成長できる」と語る』
10周年を機に、TBS系列のCBC(名古屋市)が「力を合わせてやり遂げる友情を描こう」とドラマ化。「ハイスクール歌劇団☆男組」の題で6日に全国28局で放送し、同名の舞台も9月に東京で上演された。
 今年の文化祭は9月30日の予定だった。評判を聞いて東京や大阪から来た人もおり、整理券400枚は配布から5分でなくなった。しかし台風の接近で、開演約1時間前に中止が決定。衣装に着替えて待っていた生徒たちは悔し涙を流した。学校側は、11月に校内で生徒や保護者ら向けの公演を計画している。
 結成した03年から3年間、指導にあたった元タカラジェンヌの名鶴ひとみさん(63)は「最初は誰もダンスの経験がなく、奇想天外な話だと思ったが、練習を重ね、熱い思いが観客に伝わるいい舞台になった。歌舞伎の女形など、現実とは違う自分になる喜びは特別。自分を試す勇気が持てたのではないか」と話す。また目黒依子・上智大学名誉教授(社会学)は「生徒が『普通でないこと』に挑戦し、自信をつけることは自立のために重要だ。特に男子が、女役のために女性の振る舞いや言葉遣いを意識的に研究することは、社会的につくられた男女の役割に気付くことにつながり、既成概念に縛られない人間形成に役立つ」と評価する。【中村宰和】



 我が母校である。この記事を読んで、こんな後輩たちを持てて誇らしく思えた。
 かつて私も、在校時に、文化祭の演劇の台本として、当時まだ宝塚の演目になっていなかった「ベルサイユのばら」を応募したことがあった。その時は、まだ学校側に柔軟さが欠けていたためか、不採用となってしまったが、それを思えば、まさに隔世の感のある記事で、思わず、「最高だぜ!!」と叫んでしまった。

 できれば一度後輩たちの舞台を見てみたいものだ。

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味噌煮込みうどん

 先週金曜の用事の続きで、昨日も名古屋に出掛けた。同じ事を繰り返すだけだったので用事は簡単に済んだ。後はちょっとした買い物と食事をして帰ろうと、松坂屋に寄った。
 「何を食べようか」
と少しばかり迷って入ったのが、「山本屋総本家」。何やらいかめしい名前だが、このブログでも何度か記事にした「味噌煮込みうどん」の美味しい店。「熱々を食べるにはまだ時期が早いかな」と思いながらも、店の前を通ったら、引きつけられてしまった。


 このところ、家での味噌汁が「あわせ味噌」を使っていて、赤だしのおいしさに飢えていたのも、この店を選んだ理由の一つだが、やっぱり私は赤味噌じゃなけりゃ物足りない。
「赤味噌が一番だよな」
「おいしいね」
「合わせ味噌なんてやめてくれよ」
「あとちょっとの残りを使い切ったらね・・」
「頼むよ・・」

 交渉が成立したのが嬉しくて、モチモチ感のある麺の歯ごたえが、一層快く感じられた。熱々の赤味噌の中に落とされていた玉子がいい具合に固まって、なんとも言えず美味しかった。揚げたての天ぷらもシャキシャキしていて、山本屋の味噌煮込みは、やっぱり最高だ。

 ただ、食べ終えて店を出る頃には、吹き出した汗で体中がヌルヌルしているのが気持ち悪かった。まあ、それも美味しい味噌煮込みを食べる時のお決まりだと思えば、あきらめもつくけれど・・。 
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「帰って来いよ」

 昨日始まったワールドシリーズでは、タイガースの絶対的エース・バーランダーが打ち込まれたのには驚いた。特に、「カンフーパンダ」と親しまれているサンドバルの3打席連続HRには度肝を抜かれた。バーランダーでも、打たれることがあるんだなあ、まさしく勝負は時の運、まだまだどちらのチームがワールドチャンピオンになるのか、まったく分からない。


 と、午前中を過ごした後の夕方には、NPBのドラフト会議が開かれた。原の甥っ子は、浪人の甲斐あって巨人が指名し、大阪桐蔭の藤浪は阪神が引き当て、メジャー挑戦を表明した花巻東の大谷には日ハムが強行指名、さらに東浜は王さんが当たりくじを引いた・・・と様々な話題が伝わってきた。ドラフト指名選手の中から、明日のNPBを担う選手がどれだけ出るだろうと思いながら、指名選手の一覧を見ていた。


 そんな華やかなニュースの陰に隠れるかのように、ひっそりと出ていたのがこのニュース・・。

「米大リーグ、マリナーズは24日、川崎宗則内野手(31)の大リーグ契約を解除し、40人枠から外したと発表した。川崎は来季も米国でプレーを続けることを希望している。
 川崎はプロ野球ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言して今季移籍。オープン戦の活躍でマイナー契約からメジャー入りを勝ち取った。主に代走や守備固めで61試合に出場し、打率1割9分2厘、7打点、2盗塁だった」

 イチローと一緒にプレーしたいと、マリナーズに入団したものの、イチローはシーズン半ばにヤンキースに移籍し、いったい何のためにアメリカに行ったのか、よく分からなくなってしまった川崎だが、結局レギュラーの座は奪えず、ほぼベンチウオーマーで今シーズンを過ごした。いくら何でも、このままでは我慢できないだろうと、私は思っていたのだが、マリナーズをクビになってもアメリカでプレーしたいとは・・。いくら呑気な男だと言っても、日本に戻ってくるしか日の目を見ることはないことくらい自覚していなくちゃ・・・。シーズン中何度か彼の姿をTVで見たが、ゴツい体をした外国人選手に囲まれると、余りにも線が細すぎて、とてもメジャーでプレーする選手には思えなかった。もういい加減目を覚まして、日本に戻ってくるべきだ。
 幸い王さんは、「(もし日本に帰ってくるなら、獲得を)考えないといけない」と述べたと言われているから、この好意に有り難く甘えるべきだ。

 見栄など張らずに、「ありがとうございます」と言って帰って来いよ。

 
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蒙求

 中3生の模試の練習をしていたら、国語に次のような漢文が出題されていた。

書き下し文
「趙簡子に臣有り、周舎と曰う。直諫を好む。周舎死し、(それ以来)簡子、朝に聴く毎に常に悦ばず。大夫、辠を請う。簡子曰く、「大夫罪無し。吾聞く、千羊の皮も、一の狐の腋(エキ、狐の腋の下の純白の毛)に如かず、と。諸大夫朝し、徒だ唯唯を聞き、周舎の鄂鄂(諤諤と同じ、是非を直言すること)を聞かず。是を以て憂うるなり」

現代語訳
「趙簡子に一人の臣下がいた。(名を)周舎といった。遠慮なく(趙簡子を)いさめることを好む人物であった。周舎が死んだ。(それ以降)簡子は朝廷で政治について聴くたびにいつもおもしろくなさそうであった。官位のある者が(自分たちにいたらない点があるのではないかと思い、)罰せられることを願った。簡子が言うことには、「お前たちには罪はない。私は聞いたことがある、『千頭の羊の皮の価値は、一匹の狐の腋の皮には及ばない』と。大勢の官位ある者が朝廷にやってきても、ただ単に人の意見に従うことばを聞くだけである。周舎のような遠慮のないことばを聞くことはない。そういうわけで、つらく思うのである」と」

 出典は『蒙求』。これは、746年に唐の李瀚という人が編纂した故事集で、中国の有名人のエピソード集のようなもの。日本でも、平安朝時代には「勧学院の雀は蒙求をさえずる」とまでいわれたほどで、その後も非常によく読まれ、戦前くらいまでは一般の人々にもわりとポピュラーだったそうだが、今では漢文の問題としてしか読まれることはないかもしれない。
 
 人は誰しも自分が他人からどう思われているかは気になるものだろうが、不評は聞きたくないものだ。特に権力者という者は、自らの意見に賛同する者を重用し、諫言を挟む者を疎んじる傾向にある。イエスマンを側近に置いておき、申し訳程度に他人の意見を聞くふりをする者が多いのは、歴史を振り返るまでもないだろう。勿論そんなことを続けていれば遅かれ早かれ権力の座から滑り落ちてしまうのだが、全能感に満たされた絶頂期には他者の意向を忖度しようなどとはこれっぽっちも思わないだろうから、どうしようもない。
 その点、この逸話の中の趙簡子という権力者は優れている。諫言を素直に聞き入れようとしているからだ。
 「諫言耳に逆らう」
という俚諺があるが、権力を志向する者にとって、常に心に刻んでおく言葉であろう。

 今の日本には、『蒙求』など読んだこともない政治家ばかりであろうが、自分の選挙のことばかりを心配していないで、こうした「子供に歴史の故事を記憶させる目的で作られたものである」書を紐解くくらいの心の余裕を持っていてほしい。
 今一番、こう直言したいのは、あの男にであるが・・。
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ザクとうふ(2)

 5月22日の記事にしたザクとうふに新作が2つも出た。
 1つめは、「鍋用!!ズゴックとうふ」  


 「悲しいけど これ、鍋用なのよね」とビニール袋には書いてあるが、何が悲しいのか、まったく分からない。「潮の香りの昆布風味」「ひとり鍋に!煮崩れしにくい!」とも書いてある。能書きはいいから、実際に食べてみた。


 「悲しいけど、普通のとうふなのよね」と言いたいくらい、どうってことない豆腐だった・・。楽しみにしていただけに、ちょっと拍子抜け・・。

 もう一つは、「ザクとうふ デザート仕様 typeD」


 「それでも豆腐ですか、軟弱者っ!」って書いてあるのは、ガンダムのセリフのパロディなんだろうけど、分からない。でも、言いたいことは何となく分かる。
 「それでも 甘めの仕立て!」「それでも デザート風!」「それでも バニラテイスト!」「それでも スケルトンパック!」 「それでも・・ やっぱり おとうふ!」
などとうるさいくらいセリフが並んでいるが、確かめるために食べてみた。

 

 びっくり!!!!
 バニラテイストの甘めのデザート風であって、それでもやっぱり豆腐!!一口食べたら、バニラの味が一気に押し寄せるが、しばらくすると豆腐が出てくる。少々バニラがきついかな、と思わないでもないが、最後には、きちんと豆腐の味がするから絶妙のバランスなんだろう。果たして、豆腐なのか、デザートなのか・・・、私には断言できない。

 しかし、この豆腐、ガンダムではなく、ザクを象ったのがいい。これからも新作が出されるだろうが、決して「ガンダムとうふ」なんて売り出さないようにして欲しい。
 頑張れ、相模屋!!

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ロシアの美術館の浮世絵

 巨人が中日に3連敗の後3連勝して、日本シリーズ進出を決めたことを記事にしようかと思って、ネット上を徘徊していたら、こんなニュース記事を見つけた。

 【モスクワ時事】モスクワのロシア国立プーシキン美術館は、所蔵する同国最多約700点の浮世絵(18~19世紀)のデジタル化をほぼ完了し、22日にウェブサイトで電子図録の公開を始めた。「規模が膨大で常設展示できない」(学芸員)という秘蔵品をロシア語、英語、日本語で解説。世界中からのアクセスを期待している。
 同コレクションは、帝政ロシアの海軍将校キターエフが19世紀末に日本で収集。葛飾北斎の風景画から歌川派の武者絵まで600点以上を、状態に配慮しつつ2年間かけて高画質保存した。ジャンル、年代、浮世絵師ごとに検索可能で、画像を拡大すれば細かい線の一本一本まで鑑賞できる。
 プロジェクトには日本たばこ産業(JT)の海外子会社JTインターナショナルが資金協力。同社の担当者は「世界の多くの人々が日本の美術と文化に触れ、日本人も自国の歴史について知識を深める機会となる」と強調している。電子図録のURLは、http://japaneseprints.ru

 何で浮世絵をロシアの美術館のサイトで見なきゃいけないのか、と納得できなかったが、それなりのやむを得ない事情があったんだろう、と思い込むことにして、訪ねてみた。

 収集家のキターエフについて書かれた文章もあったが、字が細かすぎて読みにくかったので、途中で読むのを断念した。まあ、そんな趣味人のことに興味などないから、浮世絵をざっと見てみた。ジャンル別に分けて紹介されているが、その中からちょっと気に入った作品を以下に載せてみる。

 

  
 


 まるで自分のコレクションのようにして鑑賞できるからうれしい。
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影法師

 塾が終わって、久しぶりに妻と愛犬・太郎の散歩に出掛けた。場所はいつもの公園、4時過ぎに出発したものだから、少しひんやりし始めて、気持ちの良い散歩になった。
 夏休み前は毎週のように出掛けた場所だが、夏休み過ぎには昨日が初めてだった。そのため、公園までの急坂がつらくて、何度も休憩しながら上ったのは、少々情けなかった。だが、以前はよく座ったベンチに腰を据えたら、夕日が木々の間が差し込んできて眩しかった。


 「日が短くなったなあ・・」と思いながら、ふっと広場の方を見たら、夕日に照らされた自分の影法師が映っているのを見つけた。


 真ん中に映っている私の影の横に、ピースサインをした妻の影が映っているが、さすがに指の形までは判然としない。それでも、かなり離れた所に自分の影が映っているのが何だか嬉しくて、何枚も写真を撮ってしまった。

 こうやって散歩に行けるのもしばらくの間だけだろう。来春まで日曜日も塾で授業をしなければならない私であるから、夕暮れの短い時間を活用するのもなかなか難しい。平日はなんやかんやと忙しいから無理だろうし・・。

 ちょっと遠出をしたい気分であるのは確かなんだけれど・・・。
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