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さよならぼくたちのようちえん

 昨日30日は、塾の春休みで1日のんびり過ごした。日中申し訳程度に新学期の準備をしたものの、心はまったくのお休みモードで、久しぶりに何も考えずにいられた。
 いつの間にか夜になり、夕食を食べ、風呂に入った後、妻が見始めたTVドラマを一緒に見た。「さよならぼくたちのようちえん」という題名のドラマであり、このところよく見かける子役・芦田愛菜が主演していた。最初の30分ほど過ぎてから見始めたので、ストーリーを理解するのに少し戸惑ったが、要するに、「病気のため転地療養を余儀なくされた幼稚園の同級生を見舞うために、5人の子供たちが幼稚園を抜け出して体験する様々な出来事」を描写したものだった。
 

 私は大人顔負けの演技をする子役というのが好きではない。大人が作った物語を機械的に演じているようで、小さな子供が主演するドラマなど見たくないと思っていた。だから最初、「こんなドラマ、お涙ちょうだいの安っぽいものだろう」と高をくくっていたが、見ている間にどんどん引きこまれていき、最後には、分かり切った結末なのに、涙が止まらなかった。それも子役たちの感動を呼ぶ自然な演技があってこそのものだった。
 やっぱり芦田愛菜という子はすごい。大人が作った台詞を子供が話すと、どうしても作為を感じてしまうが、この子が演じるとすべて自然な感じがする。どうしてこんな長い台詞を覚えられるんだろう、と不思議になるほど完璧だ。この子の影響を受けたせいもあるのだろう、他の子役たちも素晴らしくいい。幼稚園児がここまで周到になれるだろうか、などというストーリー上の疑問さえも吹き飛んでしまうほどの演技には脱帽するしかなかった。
 だが、それだけに10時過ぎに起こった放送トラブルには少なからずがっかりした。

 日本テレビ系で30日夜に放送されたドラマ「さよならぼくたちのようちえん」で、画面が突然暗くなるトラブルがあった。
日テレ総合広報部によると、トラブルがあったのは放送開始から約1時間が過ぎた午後10時台。11秒ほどして映像は戻ったものの、復帰直後の約8分間、同じ場面が重複して放送された。欠落した場面も8分7秒あるという。
 番組では「お見苦しい点がありましたことをおわびいたします」などとする謝罪テロップを流した。
 同局はトラブルの原因は「究明中」としている。欠落場面があったため、ドラマは再放送を予定しているという」(SANSPO)

 見ていて何が起こったのかよく分からなかった。画面が暗くなった後、話がつながらないのには気付いたが、それならそれでもう少し早く事情を説明してほしかった・・。

 今のTV局でもこんな失敗があるんだな、と珍しく思っていたところ、娘から電話があった。驚いたことに、4月1日から10日間震災の被害地に行かねばならなくなったと告げてきた。親としての本当の気持ちは行って欲しくはないけれど、職務なら仕方がない。ただ、どうせ行くなら、妙にしゃちこばらず、自分のできる範囲で被災地の今を伝えられるよう、励んでもらいたい。辛いことも多々あるだろうが、現実を現実として受けとめる勇気は持ち続けてほしい。
  
 頑張れ!!



 
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待って(2)

 もうすぐ4月だというのに相変わらず寒い。天変地異の影響なのかもしれないが、一年前の3月29日には花見をした記事を書いたのが信じられないくらい寒い。桜の芽は徐々に膨らみつつあるようだが、今年は花見をする気にならないかもしれない・・。
 しかし、いくら心が塞がっていようと、咲いた花を見れば自然と頬も緩む。少しばかり強張った私の心を和ませるためかのように、シンビジュウムが開花した。


 

 昨年3月21日の記事にしたシンビジュウムが、1年以上経ってやっと咲いた。花が終わって株分けしたから、昨年買ってきたときのように3株も同時に咲いたりはしなかったが、これだけ大きな花を咲かせれば、観葉植物を根腐れされさせてしまった私にしては上出来だ。観葉植物に、冬場の水やりは厳禁だと学んだが、シンビジュウムに関しては適度な水遣りを欠かさないことが大切なことは、何年も付き合ってきているから分かっている。もっと早くに暖かくなっていたなら、もっと早く咲いたことだろう。まあ、その分、いつ咲くんだろうと心待ちにする時間が長かったから、それはそれでよかったのかもしれない。
 
 私が長い間、開花を待ち望んでいるもう一つの花、アマリリスもかなり成長した。


 初めに芽が出てきところとは違うところから花芽らしきものがのびてきている。たぶんこれが開いて花が出てくるんだろう。これが開けば私の運気も上昇するような気がする。後どのくらい待てばいいんだろう?
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エビアン

 福島原発からの放射性物質が水や野菜を汚染しているようだが、TVに登場する専門の学者たちが「普通に飲んだり食べたりしも大丈夫!」と太鼓判を押してくれているから何も心配する必要はないだろう。ましてや私の住む町は福島から何百キロも離れているから、慌てる必要などまるでないと思うのだが、様々な風評が人々の心に不安を生みだしているのだろう、スーパーのペットボトル入りの水はどこも売り切れだ・・。


 と言っても、売り切れているのは2ℓのペットボトルばかりで、500mlのものは結構残っている。500mlを4本買えば同じ量になるのだから、そうすればいいようなものだが、やはり嵩張るのがイヤなのか、ターゲットは2ℓに集中しているようだ。色んなメディアで「買い占めはやめましょう」「節度ある消費行動をとりましょう」と盛んに呼びかけているにもかかわらず、こんな状況になってしまうのだから、常日頃から、確かな情報に基づき、冷静な行動をとる訓練をしておくことが大切なんだな、と改めて思った。
 
 しかし、ミネラルウォ-ターの「エビアン」も、まさか日本がこんな状況に陥るとは思ってもみなかっただろう、震災直後におまけを付けた「エビアン」の500mlペットボトルが売られていた。「エビアン」と「ハローキティ」のコラボ製品のようだが、「キラキラドロップマスコット」の名付けられている。買い占めはダメだぞ、と自戒しながら、何日かに分けて、赤・ピンク・青・緑・黄・紫の全6種類を集めることにした。残念ながらピンクは見つけることができなかったが、あとの5種類は集めることができた。本当は6種類全部揃えて、ここでお披露目したかったが、今の状況下、おまけを付けたエビアンを見つけることはもう無理だろうから、とりあえず5種類だけ写真に撮って、このブログに貼っておこうと思う。


 これがどうした?と言われてしまいそうだが、ペットボトルのおまけを見つけるとついつい集めたくなる私だから、アホが!と許していただきたい・・・。

 これって、ストラップなのかな?

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「がんばろう!日本」

 『日本プロ野球組織(NPB)が、東日本大震災の被災地への復興支援の姿勢を示すスローガンとして「がんばろう! 日本」を掲げることで最終調整に入っていることが26日、わかった。複数の関係者が明らかにした。独立リーグの「BCリーグ」や「四国アイランドリーグplus」、女子プロ野球機構もNPBと同じスローガンとロゴマークを採用する方向で、早ければ28日にも発表される。NPBでは現在、ヘルメットやユニホーム、帽子に付けるロゴマークを作製中。第83回選抜高校野球大会や、今秋に延期されて開催される社会人野球・都市対抗など日本野球連盟(JABA)の今季大会スローガンも「がんばろう!日本」となっており、被災地を支援する輪が日本野球界に広がりつつある』(毎日jp)

 このブログのタイトルは言うまでもなく、「疲れるけど、頑張ろう!」。6年前にこのブログを始めるにあたって、自分の気持ちを一番素直に表す言葉がこれだったから、そのまま使った。「毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています」などとサブタイトルに書いたのも、当時の心境を素直に書き留めたものであり、その思いは今でも何ら変わっていない。6年間何の進歩もなかったのか・・、と言えば言えるのだろうが、「頑張ろう!」と常に己を励まし続けねば、倒れてしまうような弱い人間だから、それも仕方のないことだろう。
 私は己を鼓舞するのに、「頑張ろう!」という言葉しか思いつかない。「頑張らない生き方」「無理しない生き方」を礼賛する人々もいるが、私のように自堕落な者が一旦そんな思いに取り付かれたら、その時点ですべてが止まってしまう。もう少し年をとって恬淡な毎日を過ごしてもいいようになれば、それでもいいかもしれないが、まだまだ欲望だらけの今では、そんな仙人のような生活は送れるはずもない。それならグダグダ生ぬるいこと言ってないで、とことん頑張るしかないだろう、そんな思いに駆られて、ブログタイトルにこの言葉を選んだことは、今も鮮明に覚えている。 
 当時、「ゆとり教育」という愚にもつかない政策が大手を振って罷り通っていた。一生懸命勉強することが「悪」でもあるかのように喧伝されて、日本中の箍が緩んでしまっていた。塾長として、そんな社会風潮に警鐘を鳴らす意味もあった。小学校・中学校の間に、努力する習慣、頑張ろうとする意欲を見に付けておかないと、この国の将来は大変なことになるぞ、と偉そうなことを思ってもいた。そんな時だったから、アンチテーゼの意味も含めて「頑張ろう!」と自分を励ます言葉が自然と出てきたのかもしれない。

 そんな私の思いも、今思えば、自らに向けてのちっぽけなエールだったのかもしれないが、この度の「がんばろう!日本」には、もっと深いメッセージが込められているように思う。震災に遭った人々を励ますだけだったら、「がんばれ!日本」でもよかったのかもしれない。しかし、それではあまりに他人事。自らは安全な場所に身を置いて、申し訳程度の激励の言葉をかけたところで、罹災者の心には何も響かないだろう。逆に要らぬ世話と反感をもたれてしまうかもしれない。
 一方、「がんばろう!日本」には、震災被害を己自身に起こったものと受け止め、被災者とともに復興に向けて力を合わせていこう!という気概が感じ取れる。一人一人が力を合わせねばこの難局は乗り切れるものではない。そういう意味では、被災者の立場に立った想像力あふれる言葉だと思う。
 それをもっと具体的に表したのが、SMAPのACのCM。



 なんだかんだ言っても、SMAPはすごい!


 
 
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北欧

 土曜の夜遅く、息子が帰って来た。卒業式は中止になったものの学位授与式はあったとかで、卒業証書を見せてくれた。

 
 コンパクトな大きさで厳かな雰囲気はないが、これも大学の気風なのかもしれない。何はともあれ、卒業おめでとう。


 そんなにゆっくり話してもいないが、「おみやげ」と渡してくれたのがデンマークの国旗。何でこんなものを買って来るのか分からないけど、どの国を旅行したのかよく分かっていい。他にもフィンランドとスェーデンにも行ったそうで、フィンランドの国旗は東京のアパートに置いてあるそうだ。


 「寒かった?」
 「寒かったけど、それほどでもなかった」
 「言葉は通じたの?」
 「英語が通じた。相手の言うことは分かったけど、こちらの気持ちを伝えるのが難しかった」
 「地震や津波のことは訊かれた?」
 「うん、『日本人か?』と訊かれたら次には必ず地震のことを訊かれた。誰もが"I'm sorry... って言ってくれた。フィンランドでは日本人旅行者が「日本に応援メッセージを書いて下さい」って書かれた紙を持って立ってたから、協力したんだけど、一人のおばさんが近づいてきて、メッセージをじっと読んでたら涙を流し始めて、メッセージも書くし、必要ならお金も出すって言ってくれたから感動した・・」
 「そうか・・。良い体験したな・・」

 息子が撮ってきた写真を何枚かもらった。
【フィンランド】
①凍った海 ②ヘルシンキ大聖堂 ③ヘルシンキ市内


 ③
 

【スウェーデン】
①ガムラ・スタン ②ストックホルム市庁舎、黄金の間 ③ガムラ・スタン、王宮前での交代式

 ②



【デンマーク】
①ドラオア ②カステレット要塞外部 ③ローゼンボー離宮


 ③
 

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「雨ニモマケズ」

 東日本大震災が起こってから2週間が経った。被災された方々の避難所での暮らしの様子が連日放送されているが、困難な毎日であるはずなのに、決して弱音を吐かず、お互いを思いやり、助け合いながら、秩序立った集団生活を送っておられる姿をかいま見るたびに、遠く離れて安穏な毎日を過ごしている自分が恥ずかしくなる。私のように大災害に遭ったことのない者には、あまりに辛い報道が多く、そこから逃げ出したくなってしまうことも度々だが、明日は我が身かもしれないと思い直して、できる限り目を背けないようにせねばならないと、いつも自戒している。
 しかし、こんな限界状況でも、避難所で暮らす人たち、被災した人たちは、どうしてこんなにも人間としての尊厳を保ち続けていられるのだろう。尊敬の念を持ちながら、TVやラジオを通じて流れてくる被災された方々の肉声を聞きながら、いつ頃からか、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」がオーバーラップしてくるようになった。


           「雨ニモマケズ」
         雨ニモマケズ  風ニモマケズ
         雪ニモ  夏ノ暑サニモマケヌ
         丈夫ナカラダヲ  モチ
         慾ハナク  決シテ瞋(イカ)ラズ
         イツモシズカニワラッテイル
         一日ニ玄米四合ト  味噌ト
         少シノ野菜ヲタベ
         アラユルコトヲ
         ジブンヲカンジョウニ  入レズニ
         ヨク  ミキキシ  ワカリ
         ソシテ  ワスレズ
         野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
         小サナ萱ブキノ  小屋ニヰテ
         東ニ病気ノコドモ  アレバ
         行ッテ看病シテヤリ
         西ニツカレタ母アレバ
         行ッテ  ソノ  稲ノ束ヲ負ヒ
         南ニ  死ニソウナヒトアレバ
         行ッテ  コワガラナクテモイヽトイヒ
         北ニ  ケンクヮヤ  ソショウガアレバ
         ツマラナイカラ  ヤメロトイヒ
         ヒドリノトキハ  ナミダヲナガシ
         サムサノナツハ  オロオロアルキ
         ミンナニ  デクノボウト  ヨバレ
         ホメラレモセズ  クニモサレズ
         ソイウイウモノニ  ワタシハ  ナリタイ

 
 今読み直しても胸が熱くなる。
 東北の人たちは決して負けないだろう、必ず町や村を復興させることだろう。
 
 賢治の心を脈々と受け継ぐ東北の人々に、一日も早く日常生活が戻ってくるよう衷心より祈るのみ。
 もちろんできうる限りの支援はせねばならない!!
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モバイル

 この前の日曜日、半年近く前に頼んでおきながら、ずっと取りにいくことができなかった携帯電話の充電器をやっと取りに行った。ドコモショップはいつ行っても満員だ。注文してあった物だから、すぐにもらえるだろうと思っていたら、案に反してなかなか順番が回ってこなかった。待つのが好きではない私は憮然としていたが、どんな時でもどんな場所でも楽しみを見つけるのが得意な妻は、店頭でキャンペーンをしていたモバイルパソコンのブースに座って、案内係の人から説明を受け始めた。手持ち無沙汰な私は近づいて行って、妻の指先をぼんやり眺めていたら、ひょっとしたらこのパソコンは使えるかもしれない、と思い始めた。
 というのも、係の人が言うには、パソコンはタダでもらえて、ネットにつないだ通信費だけを払えばいいのだそうだ。通信費も、基本料金が月1,500円ほどで、使いたいだけ使っても6,000円弱までの定額で済むらしい。ただ、2年契約をするというのが条件だそうで、何となく少し前の携帯の売り方に似ている。「そうか・・、ネットに繋がなきゃ毎月1,500円払うだけで済むのか・・。ワープロ代わりには手頃かも・・」
 一番古いPCが壊れてデータが取り出せなくなって以来、地道にコツコツ問題集や塾の必要書類などをワードで作り直しているが、2台あるノートパソコンはどちらも自由に持ち運びができる状態にはなっていない。今年から来年にかけては、教科書が改訂されるので、それに合わせて塾の問題集も改訂しなければならない。かなりの時間がかかる作業だから、できれば決まった場所だけでなく、ふっと思いついた時に作業が進められるようにしておきたい。そのためには、簡単に持ち運べるこのPCはもってこいだ。欲しいなあ・・。
 そうは言ってもやはりきちんと話は聞くべきだ。
「ワードは入ってますか?」
「ワードじゃないんですけど、95%互換性のあるソフトは入っていますから安心してください」
「そうなの、そりゃいいや」

 というような経緯で、手に入れたのがこのPC。 

 

 ASUSというメーカーの製品だが、そんな名前今まで聞いたことがなかった。でも、WINDOWS 7が入っているし、動作も結構速い。これなら十分だな、となかなかいい買い物をしたと喜んでいたが、1つ腑に落ちないことが出てきた。それは、ワープロソフト「Kingsoft Writer'10」を立ち上げるとすぐに、「無料試用期間が残り・・日となっております。下記のサイトにてシリアル番号をご購入ください」というお知らせが出てくるのだ。初期設定はドコモショップがしてくれたから、ワードと互換性のあるソフトが初めから入っているとばかり思っていたのに、これはどういうわけだろう・・。
 ちょっとイラッときて、すぐに電話をかけてみた。事情を説明すると、
「OpenOfficeというソフトが入っているはずなんですけど・・」
「そんものないですよ」と言いながら、画面に表示されているアイコンを読み上げてみたら、
「どうも申し訳ございません。こちらの手違いでインストールされていないようです・・。それでは、御手数でございますがパソコンだけお持ちになって、ご来店願えませんでしょうか・・」
 
 というようなやり取りの後、ドコモショップまで行ってきた。10分ほどでインストールは終わったが、まあこれくらいで済んでよかった。ちょっとケチがついたような気もするが、とりあえずこのPCで「入塾案内」を作ることができた。思った以上に使いやすい。
 案外このPC、便利そうだ・・。
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原子力発電所

 原子力発電所は今日本にいくつあるんだろう。そんな疑問が浮かんでいたので、ちょっと調べてみたら、「電気事業連合会」のHPに「2010年3月末現在、日本では54基(合計出力4884.7万kW)の商業用原子力発電所が運転されています」という答えを見つけた。それとともに、次のような地図もあった。



 少し地図が見にくいので、以下に書きなおしておく。

【北海道電力】・泊原発
【東北電力】 ・東通原発 ・女川原発  ・浪江・小高原発(準備中) ・巻原発(中止)
【東京電力】 ・福島第一原発  ・福島第二原発  ・柏崎刈羽原発  ・東通原発(建設中)
【中部電力】 ・浜岡原発  ・芦浜原発(中止)
【北陸電力】 ・志賀原発  ・珠洲原発(中止)
【関西電力】 ・美浜原発  ・大飯原発  ・高浜原発
【中国電力】 ・島根原発  ・上関原発(計画中)  ・豊北原発(中止)
【四国電力】 ・伊方原発
【九州電力】 ・玄海原発  ・川内原発  ・串間原発(中止)
【その他】  ・東海第二原発  ・敦賀原発  ・大間原発(建設中) 
       ・東海原発(終了)・ふげん(終了)

 これだけたくさんあると、「日本の表面積は地球の表面積のわずか0.07%にすぎません。その狭い日本に全世界の原発の約13%が密集しています」という指摘も実感できる。
 福島原発の報道を見聞きするたび、父が「知らん間にこんなものいっぱい作りやがって」と怒るが、「原発は安全」という推進派の作戦に見事にはまった結果であるから、それはちょっと無責任な言葉だろうと思う。だが、大勢の人々がたぶん父と同じような感想を持っているように思う。例えば、電気事業連合会のHPにある次のQ&Aを読めば、「原発って必要なんだな」と思ってしまう。
 Q:「日本はなぜ原子力発電を進めるのか?」
 A:「日本は欧州のように隣接国との間で天然ガスや電気を融通することはできず、電気をつくるための資源は海外から輸入しなければなりません。原子力発電は燃料の供給及び価格の安定性に優れ、発電時に二酸化炭素を排出しない特性があります。
太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーも重要な電源ではありますが、エネルギー密度が低く、現状では基幹電源とするのは困難な状況です。これらの状況を踏まえると、原子力発電は日本に必要であると言えます」
 それはそうだろう。電気を湯水のごとく使ってきた国だけに、一面真実ではあるだろう。だが、今日の結果として、安全性の問題がクリアーされていなかったのは、明白だ。HPにも原子力発電の仕組みについては丁寧に書いてあるが、原子力発電の安全性についてはまったく触れられてない。なんだかうまく誤魔化されている印象だ。これからだけでも、今回事態がここまで深刻化してしまったのも、「安全性よりもコストを優先させてきたツケが回って来た」せいだ、と断じたくなる。
 困った話だ・・。
 

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たぬき

 昨日の3時過ぎ、塾から家に戻ろうとしたら、坂の途中に何かが走って行った。「猫かな」と目を凝らしてみたが、どうも違う。次の瞬間、閃いた、「たぬきだ!!」
 なんでこんな明るい時にたぬきが出てくるんだろう?不思議に思いながらも、後を追っていったら、一目散に逃げるのでもなく、何となく後ろを気にしながら坂を上って行くようだったので、「お~い、たぬき!」と叫んでみた。だが、ちょっとそれは間抜けかな、と思い直して、犬を呼ぶときのように口笛を吹いてみた。
 すると立ち止まり、くるりと振り向いて、まっすぐこちらを見つめ始めた。私もそれ以上近づかずにじっと見つめ返した。かつて夜中に犬のエサを漁りに来ていたアライグマと闇の中で対峙したことはあるが、お互いの姿がはっきり見える日中に野生の動物と向かい合ったことなどなかったので、俄然ワクワクしてきた。
 「そうだ、写真をとろう!!」
運よくズボンのポケットに携帯があったので、素早く取り出して写真を撮った。


 残念なことに、私は今の携帯のズーム機能の使い方が分からない。写るかどうか、自信はなかったが、とりあえずシャッターを押してみた。坂の上の方、停めてある車の横に小さく写っている。ふさふさした毛をもうちょっとはっきり撮りたかったが、うまくいかなかった。
 やはりもっと近付くべきだな、と思って、2・3歩進んだら、それまで大人しくしていたたぬきが、突然踵を返して茂みの中に走って行ってしまった。失敗・・。

 家に戻って、妻と父に「たぬきがいた!」と報告したところ、父は「よくこの辺りに来る奴らだろう」と、見なれているようなことを言った。「そうなの?」とちょっとがっかりしたが、それにしてもこんな日中に出てくるなんていい度胸してるなあ・・と感心しながら、家を出たら、なんと、またいた!さっきと同じたぬきだ。
 「またたぬき!!」
と叫びながらたぬきの方に走って行ったら、今度は間髪いれず逃げ出した。さすがにすぐに見失ってしまったが、「ミューミュー」と鳴き声が茂みから聞こえてきた。まだ近くにいるのかな、と思って見回したら、さっきの奴とは違って妙な姿をした生き物が飛び出してきた。大きさは同じくらいだが、腹の周りに毛がなくてしわしわの皮膚がむき出しになっている。顔にも毛がなくて鼻先がとがって見えた。そいつが「ミューミュー」と鳴きながら、坂を走って行くが、スピードが出ずなかなか進んでいかない。これなら写真がを撮れるかなと思って試したところ、今度は少しばかり大きく写すことができた。


 写真を撮ったらすぐに茂みの中に走り込んで行ったが、今思えば体が弱っていたのかもしれない。最初は子だぬきかな、と思ったが、毛の抜け具合は尋常ではなかった。もしかしたら、老齢か病気のために仲間からはぐれてしまったのを、元気な奴が探しにきたのかもしれない・・。
 
 それにしても野生動物が日中に人間の目に留まるような場所に出てくるのも珍しい。なにかの前触れでなければいいのだが・・。
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 福島原発3号機・4号機への放水は、東京消防庁と自衛隊の決死の作業のお陰で、一定の効果があったと言われてる。被ばくの危険を顧みず、国民を守るという使命に貫かれた彼らの行動は崇高であり、尊い。これをきっかけに事態が好転することを願うばかりだ。(2号機・3号機から煙が出ていたという報道もあったが・・)

 しかし、原子炉の過熱を防ぐ手立てが水しかないというのには驚く。科学の粋を集めたような原子力発電所の安全を最終的に担うのが水であるというのは、アイロニーであるような気さえする。どう考えても原子力発電というのは人間の身の丈を超えたものだ。水力発電なら仕組みは十分理解できる。火力発電も同様だ。しかし、原子力発電となるとほとんど分からなくなる。いくらクリーンなエネルギー源であると標榜しても、一旦制御不能になってしまうと広範囲に被害を及ぼしてしまうようなものは危険すぎる。おいそれと代替エネルギー源は見つからないだろうが、不安より不便の方がマシだ。たとえ今までのように電気を使えなくなったとしても、もう原発はイヤだ。

 だが、水も使い方を誤れば危険な物となる。そもそも原発を危機に陥れたのも水であるから・・。私もこのところ、違う意味で水の怖さを痛感しているところだ。

 

 これは1月27日の記事にした「サンスベリア・キリンドリカ」のなれの果て・・。ハッと気づいた時には、根腐れを起こしていて、6本あった立派な茎のうち、5本が折れてしまった。真ん中の1本は持ち堪えてくれるかな、と淡い期待をもっていたが、それもとうとう折れてしまった・・。
 根腐れの原因ははっきりしている。水の遣り過ぎ・・。1/27の記事にも次のように書いてあった。 

 『葉が多肉質のため、乾燥には非常に強く、水を全く与えない乾燥状態にすれば、5℃以下の低温にも耐えます。
 サンスベリアは、最低温度が15℃以上保てない場合は、一切水を与えません。寒い時に水遣りをすると、根腐れを起こします。冬は水遣りをやめて、乾燥させることによって耐寒性を高めます。少し、しわしわになりますが、水遣りを開始すると、元に戻りますので、大丈夫です』

 自分としては、控えめにしか水はやってないつもりだったが、それさえも大間違いだった。寒い冬場に水は一切やってはいけなかったのだ。大失敗・・。
 だが、希望がないわけではない。鉢の隅に2つの芽が出ている。これらがうまく育ってくれればなんとか失点を挽回できるかもしれない。それまで、この鉢をくれた従姉には、枯らしてしまった知ったことは内緒にしておこう・・。
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