毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
ヘタレ
夜、眠っていると、鼻が詰まって目が覚めることが今年になって何度かあった。昨夜も息苦しくて目が覚めたら鼻が詰まっていた。「あ~~っ、またか!」と思いながら、必死で鼻息を通そうと踏ん張ったところ、何とか開通したのだが、そんな夜中に全身の力を使い果たすような難行をしては、おいそれと再び眠りにつくことはできない。「まったく!」と苦吟しながら、ゆっくりと眠気が戻って来るのを待っている内に、いつの間にか眠りに落ちて朝を迎えた。眠れない時間は短いのかもしれないが、感覚的には長く、随分眠れない時間を過ごしたような気がして、一日中睡魔と戦わねばならない。風邪気味でもないのに、どうして鼻が詰まるのだろう。しかも、毎回1時間ほど眠った後に、目が覚めるのはどうしてだろう。不思議だ・・。
昨日はそんなボーとした頭でお千代保稲荷へ参拝に出掛けた。大学入試と高校入試で塾生が志望校合格を勝ちとれるよう祈願してきたその帰り道、私の携帯が鳴った。家の電話からの転送であることはすぐに分かったが、運転中の私に代わって妻が電話に出た。
塾関係の電話であることは妻の話しぶりから分かったが、いつもと少し様子が違うのも分かった。「はい、はい」とか「ええ、ええ」とか相づちを打つだけで、妻が自分の思うことを伝えていない。何か一方的に話されているようで、時々困ったように私を見た。すると、「電話変わります、ええ、運転中ですけど、車を停めて・・」と言いながら、「かわって!」と私に電話を差し出した。「わかった」と路肩に車を停めて、すぐに運転席から助手席へと移動した。
「はい、電話変わりました」
「私は自分の考えを言っているだけなのに、『変わった人から』はないでしょう?」
怒気を含んだ男の声だ。
「えっ?変わった人なんて言ってませんよ。『変わって』と言って私に電話を渡しただけです」
「いや、変わった人って言いましたよ」
「そんなこと言ってません・・」
何だ、この人は?いきなり何言ってるんだ?
「まあ、それはそれとしてお聞きしたいのは・・」
と前置きしてから、私立中学入試に関して自説を蕩々と述べ始めた。最初私も妻のように相づちを打ちながら聞いていたが、とても許容できないことまで論が進んでいったので、もうそれ以上我慢できなくなって、私も反論し始めた。なにせ、自分が毎日真剣に取り組んでいることに横槍を入れられては放っておけない。自分の普段考えていることを、長年の体験談を交えながら、しゃべり始めたのだが、もうこうなると止まらない。勿論言葉を選びながら、出来るだけ誠意を尽くしたつもりだが、それが相手に通じたかどうか分からない。まあ、通じようが通じまいが、言いたいことを言わなければ収まりが付かない気持ちになっていたのが正直なところだが・・。
20分以上話しただろうか、結局相手が何を望んでいるのかも分からないまま、
「参考になりました。まあ、『変わった人』から電話があったことは覚えておいて下さい」
などと捨て台詞っぽく言って、電話を切ろうとしたものだから、
「そんなことは言ってませんよ。それだけは分かって下さい」
と念を押したが、たぶん相手は納得していないだろう・・。
今まで塾の問い合わせで、こんな顛末になったことはなかったので、電話を切ってどっと疲れが襲ってきた。
「まいったなあ・・」
と言いながら、ちょっと横になったら、胃がキリキリ痛み出した。
「慣れない言葉遣いで、一生懸命話したストレスじゃないの?」
と妻はからかったが、痛みはどんどん増してきて、とうとう吐き気にまで昂進した。
「気持ち悪い・・」
と走り込んだ洗面所で2度吐いた。それでもまだ治まらない。
「うっ・・」
と今度はトイレに駆け込んで、また2回吐いた・・。
さすがに妻も心配そうだったが、酔っ払ってもいないのに、吐いたことなど記憶にない私は、何でこうなるのか皆目分からず、戸惑うばかりだった・・。だが、吐き終わった後は結構すっきりして、塾の仕事は遅滞なく進めることができたのは幸いだった。
冷静を装って論を尽くすことなど、世慣れしていない私にはどだい無理なこと。そんな己の能力を超えたことを全うしようとしたから、無理がたたってこんな醜態を晒す羽目になったのだ。う~~ん、なんて弱い男・・。ダメだなあ・・。情けない・・。
昨日はそんなボーとした頭でお千代保稲荷へ参拝に出掛けた。大学入試と高校入試で塾生が志望校合格を勝ちとれるよう祈願してきたその帰り道、私の携帯が鳴った。家の電話からの転送であることはすぐに分かったが、運転中の私に代わって妻が電話に出た。
塾関係の電話であることは妻の話しぶりから分かったが、いつもと少し様子が違うのも分かった。「はい、はい」とか「ええ、ええ」とか相づちを打つだけで、妻が自分の思うことを伝えていない。何か一方的に話されているようで、時々困ったように私を見た。すると、「電話変わります、ええ、運転中ですけど、車を停めて・・」と言いながら、「かわって!」と私に電話を差し出した。「わかった」と路肩に車を停めて、すぐに運転席から助手席へと移動した。
「はい、電話変わりました」
「私は自分の考えを言っているだけなのに、『変わった人から』はないでしょう?」
怒気を含んだ男の声だ。
「えっ?変わった人なんて言ってませんよ。『変わって』と言って私に電話を渡しただけです」
「いや、変わった人って言いましたよ」
「そんなこと言ってません・・」
何だ、この人は?いきなり何言ってるんだ?
「まあ、それはそれとしてお聞きしたいのは・・」
と前置きしてから、私立中学入試に関して自説を蕩々と述べ始めた。最初私も妻のように相づちを打ちながら聞いていたが、とても許容できないことまで論が進んでいったので、もうそれ以上我慢できなくなって、私も反論し始めた。なにせ、自分が毎日真剣に取り組んでいることに横槍を入れられては放っておけない。自分の普段考えていることを、長年の体験談を交えながら、しゃべり始めたのだが、もうこうなると止まらない。勿論言葉を選びながら、出来るだけ誠意を尽くしたつもりだが、それが相手に通じたかどうか分からない。まあ、通じようが通じまいが、言いたいことを言わなければ収まりが付かない気持ちになっていたのが正直なところだが・・。
20分以上話しただろうか、結局相手が何を望んでいるのかも分からないまま、
「参考になりました。まあ、『変わった人』から電話があったことは覚えておいて下さい」
などと捨て台詞っぽく言って、電話を切ろうとしたものだから、
「そんなことは言ってませんよ。それだけは分かって下さい」
と念を押したが、たぶん相手は納得していないだろう・・。
今まで塾の問い合わせで、こんな顛末になったことはなかったので、電話を切ってどっと疲れが襲ってきた。
「まいったなあ・・」
と言いながら、ちょっと横になったら、胃がキリキリ痛み出した。
「慣れない言葉遣いで、一生懸命話したストレスじゃないの?」
と妻はからかったが、痛みはどんどん増してきて、とうとう吐き気にまで昂進した。
「気持ち悪い・・」
と走り込んだ洗面所で2度吐いた。それでもまだ治まらない。
「うっ・・」
と今度はトイレに駆け込んで、また2回吐いた・・。
さすがに妻も心配そうだったが、酔っ払ってもいないのに、吐いたことなど記憶にない私は、何でこうなるのか皆目分からず、戸惑うばかりだった・・。だが、吐き終わった後は結構すっきりして、塾の仕事は遅滞なく進めることができたのは幸いだった。
冷静を装って論を尽くすことなど、世慣れしていない私にはどだい無理なこと。そんな己の能力を超えたことを全うしようとしたから、無理がたたってこんな醜態を晒す羽目になったのだ。う~~ん、なんて弱い男・・。ダメだなあ・・。情けない・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )