王位戦 第一局二日目

　藤井七段が９５手で木村王位に勝利した。先ずは１勝。かなりの確率で王位奪取は成るものと思っているが、第一戦を勝つか負けるかはシリーズの流れに大きな意味を持つので、先勝したことは大いに喜ばしい。

　しかし、対局が再開されて以降の藤井七段の勝ちっぷりはすごいの一言に尽きる。圧倒的な完勝ばかりで、６月１０日に大橋六段戦で唯一負けたのが謎としか言いようがないくらいだ。上手の手から水が漏れるというのか、過密日程の最中でふっと気が抜けてしまったのか、まるでエアポケットに落ちこんだような敗戦だったのかもしれない。しかし、その敗戦を引きづることなく、その後Wタイトル戦を含め６連勝しているのだから、その精神力の強さには驚いてしまう。もうしばらく負けないんじゃないか、そんな気さえしてくる・・。

　さあ、次は７月６日の橋本崇載八段との対局。順位戦Ｂ級２組を全勝で通過するには決して油断できない相手。橋本八段は、Ａbemaで侍臣が藤井七段の対局を解説した時は、藤井七段が全勝していると語っていたが、本人が対戦相手となると果たしてどうだろう。口では弱気なことを言っているようだが、心の中では打倒・藤井七段に燃えているだろうから、私も負けずに必死で応援しなければならない。

　頑張れ、藤井七段！！！