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発想の柔軟さ

 先日行われたある私立中学校の入試問題を解いていて、はたと手が止まった問題があった。



 等しい辺に印を入れ、大きさの分かる角度は書きこんだ。



 しかし、これ以上進まない。ちょっと考えて、
「ああ、そうか、等しい辺が重なるように一方の三角形を重ねてみればいいんだ」
と経験上思いついた。ならば、とこうやって移動してみた。



 △A'B'C'という二等辺三角形ができて、ちょっといい感じかな、と思ったが、???「だから何!」という状態になってしまった。う~~ん、なかなかうまくいかない。案外難しい、困ったなあ・・。
 などとブツブツ愚痴りながら、矯めつ眇めつ図を眺めていたら、はっと閃いた。
「そうか、三角形を上に重ねたからいけないんだ、下に重ねればいいんだ!」
 早速試してみた。



 素晴らしい!!なんと △A'B'Cが二等辺三角形となり、二等辺三角形の底角は等しいから、あ=∠A'=40°となる!!!解けた!

 かなり嬉しかったけど、塾長ならこれくらい当たり前、問題見た瞬間にできなきゃダメだろう!と思う。
 でも、自分としては多少の時間はかかっても、柔軟な発想ができたことが嬉しかった。
 まだまだ俺も捨てたもんじゃないな、とちょっとばかり自信が湧いてきたのもまた嬉しかった。
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