goo

大雪

 朝起きて、窓を開けて確認したら、雪はさほど積もっていなくて、しかも水を多く含んだびちゃびちゃの雪だったから、これならバスを出せるな、と思った。前夜の内にチェーンは巻いておいたから、走行の安全はある程度確保できるだろうから、自分が注意深い運転をしさえすれば大丈夫だと思った。
 実際、市街地は積雪もたいしたことなくて、チェーンのせいで乗り心地が悪くなったのが気になるほどだった。



 しかし、ぐるっと回って山間の地域に入った途端、様相が一変した。予想はしていたが、さすがに違う、雪が多い・・。

 


 あ~~あ・・、と思いながらもただひたすら慎重に運転して塾にたどり着いた。

 だが、試練はまだまだ続く。
 授業中の2時間の間にも雪はどんどん降り積もり、積雪量は10cm近くになっただろうか。塾が終わって、かなりの量の雪の中生徒を送っていくのは大仕事だった。所々で滑って動かなくなった車がいる中、私のバスのチェーンはかなりの威力を発揮して、坂道も順調に上り下りすることができた。さすがに写真を撮る余裕などなく、必死の形相で運転していただろうが、日頃の善行の功徳か、なんとか無事生徒全員を送り届けることができた。

 これは午前中のこと。昼から、さらに夜はどうするか、天候を見ながら考えようと思うが、休みか時間変更した方が良さそうだな、どうも・・。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

御嶽山

 お千代保稲荷へ参拝に行った帰り道、高速道路から雪をかぶった御嶽山がはっきり見えた。入院中の伯母に見てもらおうと写真を撮った。


 
 写真は従姉妹に送っておいたから、伯母の目に触れるだろう。喜んでくれるといいが・・。

 御嶽山の雪は神々しくていいが、明日は私の住む地域は大雪になるという予報が出ていて、塾バスの運転をどうしようか、朝からずっと心配している。
 交通に支障がない程度に降ってくれることを祈る。
 
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

偉大なるかな、ベートーベンは!

 1年ほど前に佐村河内守の「交響曲第1番 HIROSHIMA」についての記事を書いた私であるから、楽曲は別人が作曲していたことが分かった今、幾ばくかの思いを記してもいいのかな、と思う。が、余り何も感じないというのが正直な思いだ。

 世の中にゴーストライターが書いた書物はごまんとあるだろうし、音楽にしても下請けに出した曲などいくらでもあるだろう。だから、このニュースに接しても「何を今更・・」という思いしかない。ただ、「現代のベートーベン」などと彼を持ち上げて商売をした人たちがいて、それに踊らされてCDを買った人が私を含めて大勢いるものだから、「だまされた」と憤る人がいるのも当然だろう。確かに私もだまされたのかもしれないが、実際にCDを買って聴いてみた時に、「さほど素晴らしくもないな」という感想しか持てず、宣伝に踊らされた自分がバカだったな、と1年前に反省した記憶があるから、今改めて何かを感じることがないのかもしれない。(CDは一度聴いたきり、今はどこに行ったのかも定かでない・・)

 ベートーベンは一人しかいないから偉大なのであって、新たにベートーベンが出てきたら、ベートーベンがベートーベンでなくなってしまうから、これはこれでよかったのかな、と思う。
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「ブリ」とは・・

 「このブリっていうのですけど・・」
 「ああ、それですか。それは『フリー』の書き間違いです」
 「何の?」
 「ノンアルコールビールの『フリー』のことです」

 うううううう・・。
 『フリー』を『ブリ』とタイプミスするなんてこともあり得ないし、気付いてそのまま放置しておくってのもあり得ない・・。
 あまりの杜撰さに私たちは笑うしかなかった。

 でも、そんないい加減な店でも、料理は美味しかったし、「バンダ」という新しい蘭の種類を知ることができたから、いい店だと言っていいのではないかな、と昔からよく行く店だけに寛大な評価をしたくなる。

 まあ、車を運転する人でも「ブリ」はいくらでも堪能できるから、安心して注文してちょうだいね。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

「ブリ」

 父の誕生日会を催した料理店で見つけた謎のメニュー。見つけたのは妻。



 「何だろうね、このブリっていうのは?」
 「う~~~ん、分からんなあ・・」
 「飲み物欄にあるってことは何かの飲み物でしょう」
 「そうだろうけど・・。ひれ酒は別にあるから、その類いではないだろうし・・」
 「頼んでみようか?」
 「いやだ。あれは飲まんぞ、そんな物」
などと、しばらくの間ああでもない、こうでもないと言い合っていたが、
 「誰か飲む?、このブリっていうの?」
と妻がいたずらっ子のような笑みを浮かべながら尋ねると、
 「アルコールじゃなかったら飲んでもいいけど」
下戸の妹の夫が応えた。
 「じゃあ、頼んでみるね」
と妻が嬉しそうな顔をしながら店員さんを呼んだ。
 「このブリっていうのですけど・・」
 「ああ、それですか」
と店員さんはあっけらかんと説明してくれた。

 「ああああ、そうですか・・」
と一座全員で応えたものの、余りに意表を突かれた結末に大笑いしてしまった・・。
さすが、田舎の料理屋、と妙な納得をするしかないけど、店としてダメでしょ、それは・・と窘めたくなるようなオチだった。

 さて、「ブリ」とは何だったでしょう?
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

父の誕生日会

 6日に81歳になる父の誕生日会を妹家族と一緒に開いた。急な発熱で下の姪が来られなかったため、総勢7人の小宴だったが、楽しい時間を過ごせた。このところの株安で少しばかり元気のない父も始終ニコニコしていたから、来年も元気だったら必ず催そうと思った。

 食事が運ばれてくるまで歓談していたときに、通された部屋の床の間に珍しい花が鉢にうわっているのに気づいた。


 


 ランの一種だろうが見たことがない。花好き塾長としては品種が知りたい。そこで、帰り際に女将さんに尋ねてみた。
「バンダです」
「バンダ?ランの仲間ですよね」
「そうです」
「どこで買われたんですか?」
「花屋さんに頼んで買ってきてもらったんです。岐阜に育てているところがあるそうなんで」
「へえ・・。綺麗ですよね」
「はい。初めてですよ、花のことを訊かれたのは。よくぞ訊いてくださいました」

 すぐにスマホで調べてみたら、
『東南アジアを中心として中国南部~オーストラリアにおよそ60種が分布するランの仲間です。主に樹木や岩肌に根を張り付かせて伸びていく着生種です。ランを代表する8大グループのひとつに数えられます。ラベルなどに記載する時の略号は『V.』です。
 葉っぱは棒状の「棒状葉」と肉厚でやや幅のある「帯状葉」の2タイプがあり、左右交互に出しながら上に伸びていきます。単茎性といって、基本的に枝分かれはしません(種によってはわき芽をときおり出します)。名前はサンスクリット語で「着生する・まとわりつく」と言う意味の「バンダカ」に由来します。棒状葉タイプは分類上、バンダとは別属のパピリオナンテとすることもあります。
 花の咲く時期はまちまちですが、冬~春、夏~秋に集中するものが多いです。葉の付け根あたりから花茎を長く伸ばして、その先端に中~大輪の花をたくさん咲かせます。花色や花姿は種によって様々ですが最もポピュラーかつ基本なのは、花びらが大きく開いて、青紫色の網目が縦横に走るものです。その他にも、白、ピンク、黄色、紅紫などがあり、花の大きさは5cm~12cmくらいです。
 空中湿度と気温の高い環境を好み、通常は冬でも12℃前後の気温が必要です。また、どんどん上に伸びていくので、一般家庭では置き場所の面でもやや育てにくいところもあります』

 う~~ん、私に育てるのは無理っぽい・・。綺麗な花だけどなあ・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

花好き塾長

 「この花綺麗だろう」
と、何人かの生徒に咲いたアマリリスのは写真を自慢しながら見せていたら、一人の女子生徒が
 「先生、花好きなの?」
 「まあ、好きだな。特にアマリリスがね」
 「ふ~ん、だってスマホにも花が付いてるしね」
と言って、スマホに付けているストラップを指さした。
 「これ?デニーズでもらったもの。いいだろう?」
 「可愛いね。先生には似合わないけどね」
「・・・」



 これは、妻が入会しているデニモバクラブからのプレゼント。メールで送られてきたクーポンを開いてもらったもの。
 「ちょうだい」
と頼んだら
 「いいよ」
と素直にくれたから、すぐにスマホにつけた。ピンクのバラが金でふちどりされていて、ケバくていい。中央にはクリスタルっぽい装飾があって、安っぽさを消している。いいおっさんが付けていても、恥ずかしくないかな、と自惚れられる質感だ。

 しかし、デニーズもこんなのくれて太っ腹だなあ!申し訳ないから、宣伝しとこう。



 「苺のくるくる米粉ロール」
 めちゃくちゃおいしいよ!!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

初・アマリリス



 今年最初のアマリリスが開花した。
 クロネコヤマトのアマリリスポットで、名前は「ピンクパラダイス」。
 ピンクもきれいだが、花の中央に染まったうすい緑色がえもいわれぬ風情を醸し出している。
 じっと見ていたら、幸せな気持ちで満たされた。
 花を見ていて幸せを感じるなんてことは初めてだ。
 やはりアマリリスは私にとって掌中の珠。五分五分にだ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »