自粛生活で、他人と話すことがほとんどないが、2か月に1回、美容院にカットに行くと、美容師さんと話をする。
私は引退しているので、無職の年金生活だ。生活費の大半は夫の年金に頼っている。
若い美容師さんは、私が働いてないことを知ると、
「何をして過ごしているんですか?」
と忙しい毎日の若い人には、日曜日続きのシニアがどうやって一日を費やしているのか疑問らしい。
私も40代、50代では、仕事のほかに、趣味を持ったり、資格の予備校に通ったり、忙しく暮らしていた。
そして、その中で家事もやり、なにか業者さんが絡む工事などがあれば、対応してこなしていた。
引退したシニアは何をしているか・・・
親戚とスマホでLINEをしながら、テレビやYouTubeを観たり、生活上起こりうる業者さんの来宅で、荷物の移動や人と接する一大イベントの準備や対応に追われる日もあったりする。
ほかにも、若いころには少なかった通院がある。
そして、生活必需品の買い出しだ。
私自身も、母が仕事を辞めた60代のときに、「毎日何してるの??」などと、聞いてみたりしたことを思い出す。
でも、シニアは体力に余力がない分、日々の生活に必須の行事があれば、それだけで、1日が精いっぱいで暮れていく。
ちっとも、暇ではない。
それが、若い人には理解しがたいことだ。
若い人、と言い切るのは間違っていて、50代でもフルタイムで働いて、無職の人にもあるシニアの用事はすべてこなしてきた。
ごみ出し、一つをとっても、前の晩から明日のごみを集めて用意することも、行事だ。
働いていたころに、家にいる時間がとても短いのになんでもこなしてきたことが、逆に今ではよくやれたな、と思う。
だんだん年を取って、さまざまできないことが増えてくる。
コロナの自粛生活でなくても、あまり外出はしないので、運動不足だ。
一日家にいた日は、体操を必ずするようにしている。
前は、保健医療センターで、ストレッチや筋トレを指導されて、体重を減らしたことがあり、それを維持するためにもその図解を見ながら運動していたが、最近は、YouTubeを観ながら、ラジオ体操第一や筋トレの動画を観て、運動するようになった。
若い人には理解できないことだと思うが、シニアは暇ではないのだ。
年賀状の印刷の発注の時期が来た。
9月になると、毎年発注しているサイトが開かれ、早く発注すれば、65%引きになり、リピーターはさらに15%引きになる。
終活で、近年年賀はがきは大幅に削った。
足りない分には既製品の年賀はがきを買い足したりしたが、枚数が予測立たず、買いすぎたりして、結局書損じのハガキとして、郵便局で切手と交換してしまったので、かえって、損をしてしまった。
今年は前年より発注枚数を10枚増やし、そのほうが、安く済むので、少し、方針を変えた。
でも、一番多いころの半分になった。
もう会うことはないだろうと思うかたには、年賀状の交換はやめてみた。
先方からも来てないところをみると、同感なのだろうと思う。
年賀状リストの夫の分は、夫に見てもらったが、今回は素早く対応してくれたので、とんとんと準備が進み、今日の発注となった。
まだ冷房をしている時期だが、これが11月も後半になるころは、暖房が欲しくなる。
季節はどんどん進んでいく。
夫が自転車を新しく購入した。
防犯登録証を取説のフォルダにしまったとき、読んでみたら、私の住まいの自治体では、防犯登録の有効期間が7年だとある。
私の自転車は平成16年(2004年)購入なので、とっくに過ぎている。
自転車屋さんに聞いてみると、有効期間は7年だけれど、再登録するひとはほとんどいませんよ、という。
登録が抹消されずに、番号はデータに残っていたり、そうかといって、すべて残っているわけでもなく、調べると番号が消えているケースもあり、自転車屋さんにもよくわからないのだそうだ。
ひとり再登録したお客さんがいたが、高い自転車だったそうだ。
あちらこちら直しに直して、タイヤも何回変えたかわからないくらい、直して乗っている。
自転車はフレームが折れない限り、修理していつまでも乗れるのだそうだ。
もし有効期間が切れたことで、盗難にあったりした場合に探せないのは困る。
なんか引くに引けなくなり、再登録することにした。
珍しい例として、自転車屋さんが誰かに話す逸話になったりするのかもしれない。
地域によって、年数も金額も違うようだ。
抹消しないで番号を残すところもあるらしい。
そもそも平成6年に登録が義務化されたという。
盗難の抑止効果と、盗難にあった時の追跡に使ったり、自転車で逃走した事件の犯罪捜査に一役買ったりだとか。
再登録によって、№も変更になった。
愛車はまだまだ乗れる自転車だ。
新型コロナが落ち着いたら、運転免許を自主返納に行く予定にしていた。
ブログ友の魚座のA子さんも、ブログで免許を自主返納された記事を書いていらっしゃった。
私も前から行きたかった。電車で2駅のところにある警察署だ。
65歳になったら、と思っていたのもある。
20代でマイカーを持っていた時以来運転はしなかった。
本人確認書類としてだけ機能していた。
当然、ゴールドカードだ。
コロナワクチンの接種が、クリニックの予約では直近で8月10日になってしまった。
もうこうなったら、早く自主返納に行くほうがいいなと思い立った。
さて、同時に運転経歴証明書を発行してもらうには、写真が必要だ。
写真なら、街のスピード写真が手っ取り早いが、費用もかかる。
スマホかデジカメで自分で撮ろうと思った。
なんでも詳しい姪が、スマホで撮影して、コンビニで印刷した写真を、持ちこみで運転免許証の写真にしていると教えてくれた。
きのう思い立って始めた。
で、しばらく使っていないデジカメでセルフで撮影しようと出してきたら、なんと、充電が必要だ。
そりゃそうだ。
充電の調子もあまり良くない。
なんとか、充電できた。
白い壁の前に腰掛けるスペースをデスクに作り、10枚以上試行錯誤して撮影した。
3cmX2.4cmの写真は、警察の条件が厳しい。
ネットで、Wordでも、証明写真ができるというので、試みるがうまくいかない。
サイズの問題はなんとかクリアできるが、写真用紙の光沢に印刷すると、粗さが目立つ。
印刷は、やはりコンビニでやろうと思った。
ピクチャンというコンビニの複合機の機能で印刷できる。
自宅で撮影した写真をアップロードして、拡大縮小のサイズ調整と、位置を定めて、決まったら、プリント予約番号を受け取る。
これで、コンビニに行けば、ピクチャンで200円で印刷できる。
自転車でひとっ走り、印刷に行った。
できた、できた、自宅のプリンターとは大違いだ。
あとは、この写真で警察のご判断を通るかどうかだ。
ちょっと暗めだった。
でも、位置と大きさに気をつけて、準備した。
さて、今日は朝早くから起きていたので、準備して出かけた。
警察署では、申請書も機械に免許証を吸い込ませて、出力されてくる。
A4の用紙がつつーっと出てきた。
早速、記載台で記入していると、私の名前を呼ぶ警察官のかたがいる。
1枚取り忘れていたのを、持ってきてくださった。
2枚出るとは知らなんだ。
記入して並び、自主返納と、運転経歴証明書の申し込み、無効になる免許証を頂きたい旨話す。
ピクチャンの写真は通った。
1,100円の証紙を安全協会で買って、また戻ってきてください、という。
安全協会へ行く。
証紙を買って、また警察署内へ。
2週間後に取りに来られるか聞かれたが、郵送を頼んだ。
手続きは完了し、無効になった免許証を受け取り、また安全協会へ行く。
郵送料 1,000円を支払い、郵送の手続きをしてもらった。
こうして、警察の手続きは済み、諸々の用事を済ませながら帰宅した。
運転経歴証明書は、2週間後に届くが、こういう物だ。
やれやれ、20代のころを最後に運転していなかったので、とても運転など私にはできないから、返納はこれから、更新の手間も費用もいらなくなり、良かった。
加害者にならずに済むことがなにより一番良かった。
きのう、今日と、引地川親水公園の桜を観ながら散策して帰ってきた。
移動はいつも自転車だが、徒歩で親水公園は、急坂を下ると、7分ほどで到着する。
運動のために、歩いて桜の下の散策に行ってきた。
どこから湧いてきたのかと思うほど、人が来ている。
シートを敷いて、歓談している小人数の集まりがそこここに居て、長くいないようにという看板の効果もあまりなさそうだ。
さすがに、宴会している集団はいないようだった。
みんな仲間としゃべりたくてしょうがないんだなと思う。
2019年に高校のいつものメンバーと集まって以来、会食は開催しないようにしている。
それを我慢できない若者、ママ友、高齢者の小集団は絶えないようだ。
人は家にとどまって、一人で生きていくことはできないようにできているのだろうか。
うちは、夫がいるので、会話の相手には事欠かない。
自粛ということばは、肝に銘じる人と、「自粛でしょ、強制じゃないよ」と自分なりの解釈する人。
コロナには、人により温度差があるのだなと思う。