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暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

揚げドーナツ(低たんぱく食)

2016-04-28 10:48:26 | 腎臓
夫のエネルギー摂取と低たんぱくの1食のために、高カロリーおやつが必要になる。

腎臓病食用に取り寄せているでんぷんホットケーキミックス粉を使って、レシピ通りに揚げドーナツを作った。





いつもは、いちごジャムの蒸しパンをでんぷんホットケーキミックス粉で、カップケーキ風に作っている。


揚げドーナツは、目先が変わっておいしそう。

明日と、あさっての朝食に、3個ずつ食べる予定。

夫は楽しみにしている。


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蒸しパン三角柱

2016-03-12 21:13:11 | 腎臓
腎臓病食に「でんぷんホットケーキミックス」を使って、イチゴジャムの蒸しパンを作ります。

1日のたんぱく質摂取量を調整するために、夕食にたんぱく質をたくさん使った献立をたてると、朝は、たんぱく質を軽くしなければなりません。

腎臓病食用のホットケーキミックスを取り寄せて常備しており、それを使って、電子レンジで、蒸しパンを作りますが、夜のうちに作って、翌朝、夫が夜明け前に起きてきて、これを食べます。

夜、作るのをうっかり忘れてしまうことが何度かあったため、メモを書いてテーブルに置くより、これが良いだろうと気が付いて、三角柱を作りました。


            ↓↓


     
  

2個のときと、さらにその翌朝も食べる4個のときがあり、個数を示した札を差し込んであります。

年を取ったせいで、頼まれたことを忘れてしまうのです。

なにかほかのことに夢中になっていると、記憶していられないようです。

この三角柱をテーブルに置くようになって、忘れずとても便利になりました。


毎日、毎日、夫は献立を考えて、成分表から電卓で計算し、数値を表に書き込み、夫が読み上げると私がEXCELに入力して、1日の制限値の範囲内になることを確認して、印刷します。

この表を基に、1日の料理が決まります。

料理中に、材料の重さに増減があると、それも記入しておき、EXCELに最後に入力して、
1日の食事の表が完成します。


表は写真をこちらに掲載しています。  


もう1年以上、このようにして食事を制限しています。

エネルギーは、2000kcal
たんぱく質は、49g
塩分は、   5.7g

を 指示量として、その制限内におさめます。

夫のレシピノートもページ数がかなり増えました。

先日の夫の発熱、下痢のときは、私が病人食を考えて、作りましたが、お粥をやめた翌日からは 夫は、もう献立を考えて、料理を始めました。

食べられること、好きなものを作る意欲があることは、とても良いことだと思います。




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心電図を計測する

2016-02-16 13:27:22 | 腎臓
夫は腎臓が悪いだけでなく、それ以前より長いこと高血圧管理で病院にかかっている。

今日は心電図をとる日だった。


               


昨年の夏前に、トレッドミル(ランニングマシーン)の上を歩行し、負荷をかけて心電図を測定したとき、狭心症の疑いがあるとの診断が出た。

入院して、カテーテルで造影して心臓を検査しましょう、と言われた。

しかし、夫は、腎臓に影響を及ぼす可能性が高い造影剤を注入して、腎臓にとってリスクのあるカテーテルの検査は拒否をした。

入院の予約の話まで出ていたのに、キャンセルしたのだ。

それほど、今より腎臓が悪くなるのはいやなのだ。


慢性腎臓病の患者は全国に1300万人いる。

腎臓を治す薬はない。


透析に至らないために、食事療法にみな苦心していることと思うが、それを適当にしては、透析に移行する。


いま、透析をなさっているかたが、「適当に」したという意味ではない。

透析に至ったかたは、それぞれ病名が異なって、小児でも、遺伝的に病気があって透析が必要なかたもいらっしゃる。


慢性腎臓病の場合は、検査入院で、家族とともに何度もDVDを見させられ、透析に至らないように食事療法をすることを叩き込まれるのだ。


今日は腎臓内科ではなく、循環器内科だ。

心電図の検査が始まる前に体を休めておくため、夫はひとりで先に朝早く自転車に乗って病院へ行った。

しばらく安静にしてから、心電図の測定をした。


私は、診察の予約時間に合わせてくればよい、と言われて、時間をずらせて、自転車で病院に行った。


循環器内科の診察室の扉の前に、中待合室がある。

そこにいるはずの夫がいない。

メールで、診察時間が早まるかもしれない、と夫が送ってきていた。

きっと、もうC-13の部屋に入っているのだろうと思った。

でも、診察中にノックして入るのはご迷惑だろうから、外で待っていると、じきに夫が診察室から出てきた。

ひとりで、かわいそうだったな、と思ったが、良い表情で席まで歩いてきた。


「どうだった?」

「心電図、問題ないって」


心電図では、狭心症ではないようだ。

カテーテルの検査のことも、最近の受診ではなにも先生はおっしゃらなくなったし、少し運動したほうがいいかもしれません、などと、前とはずいぶん違うことを話される。

前は、旅行もいけない、と言われた。

心電図で問題ないなら、血圧の管理は服薬でしっかりしているし、食事療法で、塩分の摂取も少ないので、毎食後に測定している血圧もたいして高くはないから、安心してよいだろう。

だいぶ前に、冠動脈の血管の太さが半分しかない、と造影したときに言われたことがあったが、いまは、心電図上では問題がないのであれば、カテーテルの検査も当分、話は出ないだろうと思う。


引退しても、こんな風に持病があると、せっかく時間をたくさん持てるようになったのに、食事制限のせいで、自由に旅行にいけないのは、おもしろくないことだ。

本人が一番悔しいだろうと思う。


しかし、高齢者のみなさんがほとんどそうであるように、持病とうまくつきあっていくしかないのだ。

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夫の料理

2016-01-12 17:45:44 | 腎臓
夫は慢性腎臓病なので、厳密な食事の管理をしている。

1日の献立の食品を食品成分表で計算して、重量、エネルギー、たんぱく質、食塩、カリウムをすべて算出して制限範囲内に収まるようにして食事を管理している。

Excelには、私が入力をする。


夫は自分でも料理をするのだ。

外食では、成分がわからないので、極力、外食はしない。

ということは、美味しいものを食べるにはうちで作るしかないのだ。

それがモチベーションとなり、料理番組を録画しては研究し、自分の食事を作っている。

細かく手順を書いたノートも詳しくびっしりと書き留めている。


今夜の夫の料理はこれだ。


   「鮭と帆立とトマトのクリームシチュー」


     


ブロッコリー、ほうれん草も入って、彩もよい。

そのブロッコリーとほうれん草も、安いときに買っておいて、ゆでて小分けにして冷凍保存をしたものだ。

もちろん自分で準備したのだ。

ホワイトソースのルーまで作り、だまにならないコツまで覚えてしまったようだ。


働いていたときは、もっと簡単な野菜の味噌煮のようなものしか、夫は作らなかったが、いまや、私でも作れないようなものを、熱心に作って食べている。

店で出てくるような見栄えも美味しそうなものを作って、満足そうに食べている。

「外食できないからさー」

と言っている。


私はとても助かっている。




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蓄尿

2015-03-12 20:09:28 | 腎臓

2015年2月9日から食品成分表で栄養計算して夫の食事療法に取り組み始め、ひと月が経ちました。



慢性腎臓病の保存期の管理を大切に考えておられるクリニックに行くようになり、初めての蓄尿を経験しました。


蓄尿は、24時間の尿をすべて貯めます。

総量と成分分析で、1日の栄養分の摂取量を推定します。


今日、蓄尿の結果が出ました。



クレアチニンクリアランス  :  57 ml/mEQ

蛋白質摂取量        :  55 g/日

塩分摂取量         :  6.5 g/日

血清クレアチニン      :  1.30 mg/dl

尿素窒素(血液)       :  16.4 mg/dl

尿酸(血液)         :  6.9 mg/dl

カリウム(血液)       :  4.0 mEQ/l



食事療法をシビアに実施したばかりの血液検査では、2月17日には、クレアチニンは 1.46 でした。

3週間の成果で、クレアチニンが 1.30 まで下がり、夫婦ともに努力のたまものと喜んでいます。


クリニックの先生も、食事がうまくいっている、アーチェリーの的で言えば、ほとんど真ん中に当たっている、とおっしゃっていました。

むしろ、食塩をセーブし過ぎて、ナトリウムが少ないくらいなので、塩分ももう少し摂るようにしていい、とのことでした。


食品成分表で献立をたて、計算、Excelに入力して、二人で始めたころ、この先、こんなに一日中献立作りに頭を悩ませ、これが一生続くのだろうかと恐怖を覚えたものでした。


でも、だんだん、計算や献立を考えるのが早くなり、休憩時間に録画したドラマを見たり、雑誌を読む余裕もでてきました。


そして、この初めての蓄尿結果のグッドの成果。


これからもがんばれそうです。


たんぱく調整食品も段ボール箱にたくさん取り寄せて、リビングに並んでいます。


新しいレシピも増え続けています。



  
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