知的財産研究室

弁護士高橋淳のブロクです。最高裁HPに掲載される最新判例等の知財に関する話題を取り上げます。

山本七平「日本人とは何か」を読む(2)

2011-04-17 22:32:11 | 読書
第1章 日本人とは何か この章は、「東アジアの最後進民族」というショッキングなサブタイトルで始まる。 しかし、この最後進民族は、「何かの刺激で恐ろしいばかりの速度で駆け出す」という特徴があり、「人類史を駆け抜けて来た民族」である。 日本人の先祖は縄文人である。縄文人はATLウイルスのキャリアを持つという特徴を有するらしい。日本の起源を日本列島が亜細亜大陸から切り離された1万年前とすると、日本 . . . 本文を読む

震災法律相談(2)

2011-04-17 20:55:52 | 震災
津波により貸家が全壊した場合、被災者生活再建支援法に基づく支援金は受給できるか。 被災者生活再建支援法は、「居住する住居」が被害を受けた被災者に対して支援を行う法律ですから、貸家が全壊した場合も、同法に基づく支援金は受給できません。「貸家」が喪失しても、賃貸人には他に住む場所があるのですから、その救済は生活再建支援法以外の方策(国交省の被災住宅再建相談、自治体の融資相談)にてなされべきものです。 . . . 本文を読む

山本七平「日本人とは何か」を読む(1)

2011-04-17 20:47:50 | 読書
まず、プロローグ。 日本人の独創性を示すものとして、以下のものが挙げられています。 かな 女帝 幕府、 武士 紋章 そして、伊達千広の「大勢三転考」という歴史観。 「大勢三転考」は、日本史をその政治形態から、「骨の時代」、「職の時代」、「名の時代」に区分するものであり、本書は、この区分に従って構成されています。 伊達千広によると、「骨の時代」は、「職の時代」の要素を内包し、「職の . . . 本文を読む

郷原「組織の思考が止まるとき」を読む

2011-04-17 07:52:57 | 読書
  原発事故に関する勝間さんとの対談を観て以来、読みたいと思っていた本です。 郷原さんは、「コンプライアンス」とは、法令遵守ではなく、社会の要請に応えること、であると主張されますが、全面的に賛成です。 コンプライアンス論が導入されたこと頃、会社法の中でコンプライアンスについて執筆した際に、いろいろな文献を調べましたが、当時も、今プライナンス=法令遵守、という考えはおかしいと思ってい . . . 本文を読む

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