M先生一家とは夫人、2人の息子さん共に親戚同様のお付き合いが続
いています。
昨年12月頃から体調をくずされ県立病院への40日ほど入院、今年1月
半ばから町内の介護施設(奥様が通われるのに適当な距離にあり)に入ら
れましたが2月6日亡くなられました。
延命の措置も拒否され、言葉での話が出来なくなってからは筆談でし
たが。最後はご自分で「終了」と書かれたと言うことでした。わたしも病院
や施設は訪れましたが、だんだんと分かりにくなっていくのを見るのは辛
い思いでした。ありがとうございました。の一言でした。
今年93歳を迎えられたM先生はお若いころにはスキーもされ、わたしも
そのスキーへのお誘いから始まりました。60年近くも前になります。
退職されてからはゴルフに絵画(油絵)と趣味でされ、NHK学園の絵画
教室等の参加も何年間も行かれ、最終的には審査員賞も受賞でした。
ゴルフの方は奥様も共にと、わたしの退職後はゴルフを勧められ現在に至
ったのです。ツアーで九州や他県へもゴルフ旅行もご一緒でした。ゴルフの方
は88歳の頃までされましたが、足が弱くなりここ4,5年は遠ざかりましたが、
それでもわたしがゴルフコンペが終わるたびに家に立ち寄り結果の報告を
楽しんで聞いてくれました。賢交会や球遊会を立ち上げたのは先生でした。
また、文楽などの鑑賞もあり、その度に仲間4人で四季公演に文楽座へど
れだけ長く行ったか、・・・・・そのたびに買った本がしっかりと残っています。
退教互(退職教職員互助会)の鳥羽志摩地区の代表も10年近くされ
旅行計画や行事のお世話をして下さいました。
お洒落で、凛としていて、一つの美学を貫いての見事な最後ででした。
わたしの方は亡くなられてからの3日間はお手伝いです。昨日は火葬場
お通夜でした。多くの通夜お見舞いの方々でした。今日は今から葬儀です。
午後1時からですが、わたしの方は11時までにとのことです。
ご葬儀を終えて喪主(御長男)の挨拶で「父の趣味としてのゴルフや絵画は
極めると言うタイプでなく、仲間と楽しみを持ち、その中で少しでも向上できれ
ばと言う思いでで続けられたのだろうと兄弟で話した」とのこと。 人柄でした。
ご冥福をお祈りします。