引続き【秋田児童殺害事件】
これまで、警察はたびたび 『証拠らしき“事実”』 をマスメディアにリークてきた。 そして、ほとんどのメディアは、これに飛びつき自ら真摯に検証することなく、視聴者に垂れ流してきた。
取分け、メディアは被疑者が『とんだ極悪人』であるかのように描くことに力を集中してきた。
当ブログでは、それらメディアが垂れ流す情報に依拠しつつ(なにしろ他に情報源がないので、『依拠する』しかない)、これを冷静に検討し、批判してきた。
特に、憲法を中心とする法体系に反する、個人の尊厳や人権を無視した『犯人との事実上決め付け』が、如何に異常なものであり、ジャーナリズム精神に反しているかを論じてきた。
警察が流してきた『証拠らしき“事実”』が一つでも決定的なものであれば、当の昔に起訴されているはずであり、その段階でマスコミの報道も一段落(終了ではないが)したはずである。
起訴もできずに、だらだらと取り調べているのは、それら『証拠らしき“事実”』が、一つも「決定的なものでは無い」ことを示しているのではないだろうか?
しかし、起訴もせず、『疑い』『不可解』を流すことで、長期に亘り被疑者の尊厳と人権が損なわれ続けている。
それはそうと、拘留期限はどうなっているのだろう。
確か最初は6月15日までが拘留期限と言っていなかっただろうか?(定かではない)
拘留期限までに『起訴』に持ち込めない場合は、『不起訴で釈放する』か『再逮捕する』のが普通だが、被疑者が殺人容疑で『再逮捕された』という話は聞かなかったように思う。(聞き逃したのか?)
どなたか、『再逮捕』か『拘留期限』についての正確な情報をお持ちの方は、コメントしてください。
さて、このまま、『不起訴』になることを祈るばかりだが、その時、メディアは、どういう責任の取り方をするのだろう。
他人の生活破壊には、意を解さない報道人の人たちが、『自らの進退を掛けた真摯な報道をしているか?』 というと、そうは思えない。
昨日のTVドラマ 『トップ・キャスター』 では、スキャンダル報道に「解雇も辞さず」立ち向かうキャスター(天海祐希)を描いているが、前にも書いた通り、ドラマに託す「理想の姿」と『報道の実際』はあまりにもかけ離れている。
私の周りの、民主派・人権派を称する人たちも、「彼女が犯人だろうことは疑いは無いが、警察とマスコミの報道姿勢は問題だ」という考え方の人が多く、マスメディアの影響が如何に深く浸透しているかが覗われる。
恐ろしいことだ。
これでは、憲法改悪もスムーズに事が進みかねない。
一方では、今年3月の『PSE法案』、今国会の『共謀罪』『教育基本法改悪』『国民投票法』などは、ブログとインターネットが短期間に多くの声を結集し、Web署名を集め(呼びかけた一両日で数千)、政党や議員にメール・FAXを送ることで、一旦は阻止することができた。
これからは、【インターネット・ミニメディア】が国民の声を結集する【大きなツール】に育ってゆくことと思う。
そういうミニメディアの一翼を担えれば幸いである。
2006Jun20 JUNSKY
秋田小1児童殺害事件-21 【連載第1回目から読む】
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これまで、警察はたびたび 『証拠らしき“事実”』 をマスメディアにリークてきた。 そして、ほとんどのメディアは、これに飛びつき自ら真摯に検証することなく、視聴者に垂れ流してきた。
取分け、メディアは被疑者が『とんだ極悪人』であるかのように描くことに力を集中してきた。
当ブログでは、それらメディアが垂れ流す情報に依拠しつつ(なにしろ他に情報源がないので、『依拠する』しかない)、これを冷静に検討し、批判してきた。
特に、憲法を中心とする法体系に反する、個人の尊厳や人権を無視した『犯人との事実上決め付け』が、如何に異常なものであり、ジャーナリズム精神に反しているかを論じてきた。
警察が流してきた『証拠らしき“事実”』が一つでも決定的なものであれば、当の昔に起訴されているはずであり、その段階でマスコミの報道も一段落(終了ではないが)したはずである。
起訴もできずに、だらだらと取り調べているのは、それら『証拠らしき“事実”』が、一つも「決定的なものでは無い」ことを示しているのではないだろうか?
しかし、起訴もせず、『疑い』『不可解』を流すことで、長期に亘り被疑者の尊厳と人権が損なわれ続けている。
それはそうと、拘留期限はどうなっているのだろう。
確か最初は6月15日までが拘留期限と言っていなかっただろうか?(定かではない)
拘留期限までに『起訴』に持ち込めない場合は、『不起訴で釈放する』か『再逮捕する』のが普通だが、被疑者が殺人容疑で『再逮捕された』という話は聞かなかったように思う。(聞き逃したのか?)
どなたか、『再逮捕』か『拘留期限』についての正確な情報をお持ちの方は、コメントしてください。
さて、このまま、『不起訴』になることを祈るばかりだが、その時、メディアは、どういう責任の取り方をするのだろう。
他人の生活破壊には、意を解さない報道人の人たちが、『自らの進退を掛けた真摯な報道をしているか?』 というと、そうは思えない。
昨日のTVドラマ 『トップ・キャスター』 では、スキャンダル報道に「解雇も辞さず」立ち向かうキャスター(天海祐希)を描いているが、前にも書いた通り、ドラマに託す「理想の姿」と『報道の実際』はあまりにもかけ離れている。
私の周りの、民主派・人権派を称する人たちも、「彼女が犯人だろうことは疑いは無いが、警察とマスコミの報道姿勢は問題だ」という考え方の人が多く、マスメディアの影響が如何に深く浸透しているかが覗われる。
恐ろしいことだ。
これでは、憲法改悪もスムーズに事が進みかねない。
一方では、今年3月の『PSE法案』、今国会の『共謀罪』『教育基本法改悪』『国民投票法』などは、ブログとインターネットが短期間に多くの声を結集し、Web署名を集め(呼びかけた一両日で数千)、政党や議員にメール・FAXを送ることで、一旦は阻止することができた。
これからは、【インターネット・ミニメディア】が国民の声を結集する【大きなツール】に育ってゆくことと思う。
そういうミニメディアの一翼を担えれば幸いである。
2006Jun20 JUNSKY
秋田小1児童殺害事件-21 【連載第1回目から読む】
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