JUNSKY blog 2015

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村上世彰氏は起訴されたが?! その黒幕は?

2006-06-23 23:17:13 | 事件・事故
前の(日銀総裁のインサイダー取引の)記事に、TB頂いた記事を見たら、サッカーのサイトのようだったが、その中に、下記の喩え(たとえ)があり、表現に感心したので転載します。

【日本銀行総裁は、その一言が、株式相場や為替相場に大きな影響を与える。
そういう立場の人間が投資してもよいということ自体に大きな問題があると思う。
言ってみれば、ロナウジーニョがサッカーの試合で手を使っているようなものである。
村上ファンドに出資していたなんて、ロナウドが主審と友達程度のことである。】
 なるほど、サッカーのエキスパートが手を使ってゴールするほど、有利な方法、且つルール違反で得点したと言う事ですね。

 今日、村上ファンドの村上氏が起訴されたということで、あの逮捕前の饒舌な記者会見を“再放送”していたが、結局ホリエモンも手玉に取られていた訳で、とんだ恥さらしを御両人ともした結果となる。
 私はホリエモンが逮捕された時、なんであんな小物を逮捕するのかと思っていたが(ここをクリック)、その感想は間違いでは無かった。

 そればかりでは無い。
村上氏の背景にはオリックスの影が色濃く表れているし(赤旗 6/23)、外資系ファンドの姿も垣間見える。
結局、村上氏が作り上げた「国策」により、外資やオリックスを潤したことになる。

 福井日銀総裁は、もう『逃げるところはありませんよ!』
自ら辞職する他はない。
 (赤旗 6/23「主張」も参考にしてください。)

投資の「ど素人」?が、日銀総裁をやっている国

2006-06-23 18:34:11 | 事件・事故
昨日のTVニュースを見ていてびっくりしたのは、福井日限総裁が国会答弁で、村上ファンドとの投資契約について、重要事項も契約書も「お恥ずかしい事ながら全く見ておりません」という答弁をしていたこと。
日銀総裁が契約書も読まずに、そういう「濡れ手に泡」の大儲けをしているとは!

その答弁の前に出てきた答弁が、「私はど素人なので」というびっくり答弁であった。
金融政策を、政府とも独立して左右できる立場の人間が、金融政策によって大きく変動する「株式市場」や「投資ファンド」に関わることについて「全く素人だ」そうだ。
そういう『ど素人』が日銀総裁をやっていていいのか?
もちろん、これはインサイダー中のインサイダー取引である、村上ファンドへの投資を誤魔化すための言い訳答弁にすぎない。
それが証拠に、日銀の理事やら何やらが、福井総裁の答弁に当たって、耳打ちしていたという。

インサイダー取引として特別問題が大きいのは量的緩和政策をやめ、実質的0金利政策から政策の方向転換をする直前に、村上ファンドからの投資を引き上げていることである。 市中金利が上がれば、株価は下落する方向に動くことは、それこそ素人投資家でも知っていることであり、株価(投資)が下落する前に売り抜けるという、究極のインサイダー取引である。

 村上ファンドの村上氏も、通産官僚として、その分野の法律や政策整備をした中心人物であり、自らが投資家として『金儲け』ができる条件整備を、国の政策として作り上げた上で、国家公務員を退職して、今度は自ら作り上げたシステムを最大限に利用して『設けすぎましたよ』と言う位大儲けをしたのである。
 自ら作り上げたシステムであるから、法の網の目も良く知っており、法律違反で捕まるとは全く思っていなかったのは事実であろう。
 自ら公務員の時に作り上げたシステム(その中には機密情報的なものも当然あるはずである)で、金儲けをするというのは、「国家公務員の守秘義務」違反に当たらないのだろうか?

 福井氏は、その法の網の目をくぐって『ぼろ儲け』をした、村上氏に利殖させた訳であり、一層罪が重い。
 常人なら、潔く『辞職する』であろうに、日銀総裁の特権(一旦就任すれば、総理大臣も含め誰も辞めさせる事ができない)で、居座りを決め込んでいる。
【通貨の番人のマネーゲーム】
 よほど、おいしい職種と見える。 退職金のことを考えているのであろうか?
これほど、自らに甘く、お金にルーズな人が日銀総裁をやっているこの国は、世界の笑いものである。

 引用はしないが、この人が副総裁だった時に部下の?スキャンダルで引責辞任する時に、「いささかも疑われることの無い様に」職務規範を作り、日銀職員に指し示した。ところが、自らはこの規範に全く持って抵触しているというのに、辞めようともしない。 この人の人格も疑う。
 「他人には厳しく、自分には甘い」あるべき人格とは全く反対の人だ。