当ブログでは今まで書いてこなかったが、
三笠フーズによる“汚染米”の転売により、農薬汚染米やカビ毒が発生したコメの食品への流通が広がっている問題。
昨夜には、この種の転売をやっていたのが三笠フーズだけではないことが解り、
今日は、“事故米”の悪意無い使用によって、アサヒビール系列で販売されている焼酎に「汚染米」が混入している疑いが出て、65万本以上を回収することにしたことが解った。
1本千円としても6億円以上の損害である。
他にも学校給食に悪意無く使用された事例も発覚してきている。
一方では、三笠フーズは経営の見通しが立たず、全従業員を解雇したというトンデモナイ状況になっている。
これも経営者の無法行為により、従業員の生活が奪われるという典型的な事例である。
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私は、この汚染米による食品業界への被害の広がりは、サブプライムローンによる金融商品の信用崩壊の広がりと同じ構造だと思っている。
当ブログからもリンクを張っている「あんくるトム工房」のブログ が、昨日【汚染米】という記事を書いていたので、そこに上記意見のコメントを書いた。
そのコメントを引用してこちらの記事の一部とすることにした。
上のコメントで私が言いたいことは察知して頂ける事と思うが、たとえば汚染米1kgをそのまま売れば被害は1kg。
正常なコメに、1割だけ混入させれば被害は10kg。
同じく1%だけ混入させれば被害は100kg
・・・と言う風に、
薄めれば薄めるほど被害は広範に広がると言うことである。
その上、加工して使う場合にはなお深刻である。
正確な比率は知らないが、焼酎を造るのに、たとえばコメ1に対して水9を使うとした場合、1%混入した原料米を使うとすれば最初の汚染米1kgは、焼酎1トンにもなってしまう。
このように、最初の汚染米が、転用米として二次製品になり、それが三次製品・四次製品・・・と転用される度に被害がねずみ算式に広がってゆくのである。
サブプライムローンも金融商品の一部に証券化されて入っている上に、それを転売また転売を続けてリスクを転嫁しているので、最初の住宅ローンの焦げ付きの実態の数万倍の金融商品の信用崩壊となって現れているのである。
全く同じ構造である。
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昨夜には、この種の転売をやっていたのが三笠フーズだけではないことが解り、
今日は、“事故米”の悪意無い使用によって、アサヒビール系列で販売されている焼酎に「汚染米」が混入している疑いが出て、65万本以上を回収することにしたことが解った。
1本千円としても6億円以上の損害である。
他にも学校給食に悪意無く使用された事例も発覚してきている。
一方では、三笠フーズは経営の見通しが立たず、全従業員を解雇したというトンデモナイ状況になっている。
これも経営者の無法行為により、従業員の生活が奪われるという典型的な事例である。
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私は、この汚染米による食品業界への被害の広がりは、サブプライムローンによる金融商品の信用崩壊の広がりと同じ構造だと思っている。
当ブログからもリンクを張っている「あんくるトム工房」のブログ が、昨日【汚染米】という記事を書いていたので、そこに上記意見のコメントを書いた。
そのコメントを引用してこちらの記事の一部とすることにした。
この事件、「サブプライムローン問題」と似たところがあります。
汚染されたコメを少量づつ混入させて販売したことから、たとえ正常なコメが9割以上入っていたとしても、その汚染米が混入したコメ袋は全体が汚染されたものと成る。
当然食用としては使えない。
これで、焼酎メーカーや酒造メーカー、菓子メーカーなどに影響が広範に広がってゆきます。
二次製品、三次製品・・・と、この一部に汚染米が混入したものが原料になっているものは連鎖的に商品価値が【0】(ゼロ)となってしまいます。
汚染されたものの混入%が低ければ低いほど、被害は大きく広がると言う、一見矛盾した事柄が起こっています。
サブプライムローンも、この商品を一部組み込んだ金融商品が大量に出回ったために、その金融商品の原資の9割が正常であったとしても、その金融商品の価値が暴落してしまった訳です。
いずれも、目先の短期利益を上げる為には不正も辞さないと言う、資本主義の腐朽の現れである点でも底流は同じです。
上のコメントで私が言いたいことは察知して頂ける事と思うが、たとえば汚染米1kgをそのまま売れば被害は1kg。
正常なコメに、1割だけ混入させれば被害は10kg。
同じく1%だけ混入させれば被害は100kg
・・・と言う風に、
薄めれば薄めるほど被害は広範に広がると言うことである。
その上、加工して使う場合にはなお深刻である。
正確な比率は知らないが、焼酎を造るのに、たとえばコメ1に対して水9を使うとした場合、1%混入した原料米を使うとすれば最初の汚染米1kgは、焼酎1トンにもなってしまう。
このように、最初の汚染米が、転用米として二次製品になり、それが三次製品・四次製品・・・と転用される度に被害がねずみ算式に広がってゆくのである。
サブプライムローンも金融商品の一部に証券化されて入っている上に、それを転売また転売を続けてリスクを転嫁しているので、最初の住宅ローンの焦げ付きの実態の数万倍の金融商品の信用崩壊となって現れているのである。
全く同じ構造である。
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