JUNSKY blog 2015

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何とも遅い対応 農水省 汚染米対策

2008-09-28 21:38:23 | 事件・事故
 2008年9月28日、今頃第2回目の「対策会議」を開いたのだという。
おまけにアウトラインを示せるのは11月の話だと・・・

 【コメの流通規制や罰則強化などを専門家で協議する「コメ流通システム検討会(仮称)」の初会合を10月中旬に開催。11月中に新法制定や食糧法改正に向けた制度の骨格をまとめる。】(時事通信)『骨格』すなわち『アウトライン』である。 


 そこで、第1回の「対策会議」は、どれくらい前に行ったのかニュースを検索したら、なんと3日前の9月25日のこと。
 なんとも遅きに失した対応である。
 『汚染米』が発覚してから何日経っていると思っているのであろうか?

 もっとも、この間自民党は、「汚染米」対策、消された年金、金融危機など国民の安心と安全に関わる重大事項をほったらかしにして「総裁選ごっこ」にこれ励んでいて、なんの対策も取って来なかったというのが実態であろう。

 そういう“党内事情”からすれば、総裁選後『直ちに』対策会議を開きました、と居直りそうである。

 麻生新内閣で、農水相となったのは、防衛大臣をやってきた石破茂氏であるが、彼の頭には『軍事的安全保障』と言う発想はあっても、「食糧安全保障」という発想はあまり無いようで、言わば「嫌な役を振られた」というイメージ丸出しの記者会見での表情である。
 防衛大臣をやって来たことに自負があるならば、「食糧安全保障」をライフワークとして追究して頂きたいものだが、石破氏には、その気は無いようである。

 その上、石破大臣は 9月25日に、「輸入米検査は民間機関か消費者庁への移管も含めて検討」と発言。
 早々と、「自らの職責を賭けて解決する」という責任を放棄し、意欲もないことを表明した。
 よほど、農水省の官僚機構は信用ならない、手をつけられない『伏魔殿』らしい。
大臣として、自ら管轄する官僚たちを指揮して問題を解決させるのが筋合いではないのだろうか?
 農水省の官僚機構は防衛大臣経験者という言わば強面(コワモテ)の顔でも通用しないらしい。余程利権と裏社会との腐れ縁が染み込んでいるものと見える。

  流通経路、全容解明来月中に
   =事故米対策で工程表-農水省

        時事通信 2008年9月28日(日)18:30

 農水省は(2008年9月)28日、事故米の不正転売事件を受け、再発防止策などを検討する省内の対策本部(本部長・石破茂農水相)の第2回会合を開き、対策の工程表を決めた。
 10月末までに、米粉加工会社、三笠フーズ(大阪市)などによる不正転売の流通経路の全容を解明し、事故米と知らずに購入した業者の関連商品の回収費を国が負担する枠組みも決めると明記した。

 今週中に、国が保有する食品衛生法上問題のある事故米約200トンの廃棄処分を開始し、職員の接待授受など国家公務員倫理法違反の調査も終える。
 さらに、10月上旬に、事故米は輸出国に返送するか廃棄するよう国と輸入業者の契約条項を改定し、輸入麦の入札を再開する。

 コメの流通規制や罰則強化などを専門家で協議する「コメ流通システム検討会(仮称)」の初会合を10月中旬に開催。
 11月中に新法制定や食糧法改正に向けた制度の骨格をまとめる。
 また、同月中にコメの検査、販売業務の分離を含めた業務・組織の見直しの骨格も公表する。 



石破農水相「輸入米検査、消費者庁への移管検討」(朝日新聞) - goo ニュース 2008年9月25日(木)11:09

事故米で対策本部が初会合=再発防止策など検討-農水省(時事通信) - goo ニュース  2008年9月25日(木)18:31

流通経路、全容解明来月中に=事故米対策で工程表-農水省(時事通信) - goo ニュース  2008年9月28日(日)18:30
 
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