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小泉引退の陰で、麻生首相は憲法解釈の変更!

2008-09-26 19:53:07 | 憲法
 麻生首相が、初の外交デビューで国連を訪問に出た隙間を狙ったかのように、小泉元首相が国会議員引退を表明した。(“影の”政治家は続けるらしい)

 昨夜のNHKの放送は異常で、小泉氏の功績をトクトクと押し並べて紹介していた。
 まるで、小泉潤一郎氏が急逝したかのような雰囲気であった。
 私は、たまたま先行するニュースで「引退」の報道を知っていたから、勘違いしなかったが、初めてこの功績列挙のところから聞いた視聴者には、小泉氏が亡くなったのか!?と思った人も居たに違いない。
 それほど、要人が亡くなった時の追悼報道に似通っていた。

 この議員引退表明が、麻生新首相の留守中に行われたことについて、今朝のニュースショーではかまびすしく取り上げていた。
 ある人は、麻生首相への配慮の現れと言い、ある人は麻生首相への当て付けだと解説した。(どうでもよいことなのに)

 ニュース番組は今日の夕方に至るも「小泉引退」のニュースを流し続けた。

 私の思うに、昨日出た新内閣の支持率が福田にも遠く及ばない48%であったことと、この「引退劇場」は、関連があるのではないか?
 「総裁選劇場(ごっこ)」が、国民の大方から見放された結果を受けて、人気挽回とばかりに、最後の「小泉劇場」を演出し、総選挙での支持率UPに繋げようと言う腹(マスメディアとの共同作戦)であろう。

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一方、国連に出かけた麻生首相は、国民に対する所信表明演説も行わない内に、ましてや国民の信を問わない内に、「集団的自衛権行使で憲法解釈の変更検討」を約束したと言う。
共同通信を配信した「河北新報」の記述を引用すると、以下のようである。

首相、憲法解釈の変更検討
   集団的自衛権行使で


【ニューヨーク25日共同】
 麻生太郎首相は25日夜(日本時間26日午前)、自衛隊の国際貢献に関連し、政府見解で禁じられてきた集団的自衛権行使について「重要な問題で、これまで解釈を変えるべきだと言ってきた。大事な問題だ」と述べ、容認へ向け解釈変更を積極的に検討していく考えを表明した
 ニューヨーク市内で記者団の質問に答えた。
 集団的自衛権行使をめぐる憲法解釈変更については安倍晋三首相が在任中に行使容認に意欲を示したが道半ばで挫折した経緯がある。
 首相の発言は自衛隊の新たな海外派遣に向け、議論を再び活発化させる狙いがありそうだ。

 集団的自衛権をめぐっては今年6月、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が行使容認のために憲法解釈の変更を求める報告書を提出したが、当時の福田康夫首相は解釈変更を否定した。

 これに関連し、浜田靖一防衛相は26日午前の記者会見で「衆院解散・総選挙があるかもしれない中で、表面上だけの議論はよくない。腰を落ち着けてゆっくり話した方がいい」と述べ、集団的自衛権の問題を議論する環境にはないとの認識を示した。

             河北新報 2008年09月26日金曜日

  首相、憲法解釈の変更検討 集団的自衛権行使で
 
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