公判担当の女性検事が、「前田検事がFDを書き換えた。村木さんは無罪だ。たいへんなことだから公表すべきだ」と涙ながに訴えたのを抑え込み、前田主任検事に対して「今後は誤ってデータを書き換えたと説明するよう電話で指示した」と言われている大阪地検 前・特捜部長と副部長が逮捕された。
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「正義の」 女性検事 が登場し TVドラマ的展開に・・・ と、このブログに書いたのが丁度1週間前で、その前日には、
「FDに時限爆弾仕掛けた」と同僚に 故意の改ざん認める と書いたが、
昨夜、主任検事のFD改竄を隠蔽する指示をしたとして、上司である
特捜部長と副部長(いずれも当時) が逮捕 された。
NHKでは、先日(9/26)のニュースで 前田主任検事の同僚検事が
【「前田検事が書き換えをした。村木さんは無罪だ。たいへんなことだから公表すべきだ」
と涙ながらに訴えた 】と報道したが、
その時も、今日のニュースでも 読売新聞などが報じた
【前田容疑者は「(証明書の作成日時が記録されていた)FDに 時限爆弾を仕掛け、上村被告側に返した」】 と、村木さんが無実と解っていながら陥れようとしたことを(NHKは)報じていない。
この「時限爆弾を仕掛けた」という決定的情報は読売新聞のスクープだったのだろうか?
(他社スクープなので、NHKの面子として使わないのか)
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逮捕された(当時の)特捜部長と副部長は、
「誤って書き換えたと聞いている。隠蔽工作はしていない。我々の一存で処理したのではない。上層部にも全て報告している」
と言う趣旨で口裏を合わせているようだ。
そして、「最高検察庁と全面的に争う」つもりのようだ。
無責任極まりないとは、彼らのことであろう。
部下の前田主任検事に実行犯として責任を転嫁し、一方で報告は上げたと上層部にも責任を転嫁し、自らは違法行為はしていないとして争うのだと言う。
とんでもないことである。
こうなったら、検察外部の有識者や弁護士や裁判員、告発した同僚検察官なども含めた「検証委員会」のようなものを設けて、前田主任検事はもとより、特捜部長・副部長、報告を聴いたはずの大阪地検検事正、状況によっては検事総長まで、違法行為を隠蔽した者として厳しく責任を追求すべきであろう!
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前田容疑者、報告書を廃棄
=パソコンの文書ファイルも削除―最高検(
時事通信 2010年10月2日(土)15:03
「意図的改ざん、特捜部長らに報告」 前田検事が供述
朝日新聞 2010年9月29日(水)15:00
「改ざんは過失と説明しろ」…前特捜部長ら逮捕
読売新聞 2010年10月2日(土)03:11
郵便不正を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で、最高検は1日、大阪地検特捜部主任検事・前田恒彦容疑者(43)(証拠隠滅容疑で逮捕)の上司だった大坪弘道・前特捜部長(57)と佐賀元明・前同部副部長(49)を、犯人隠避容疑で逮捕した。
最高検は、郵便不正事件での厚生労働省元局長・村木厚子さん(54)(無罪確定)の公判を維持するため、改ざんが意図的なものと知りながら、組織的に 隠蔽 ( いんぺい ) したと判断した。
特捜部の現職検事による証拠品改ざん事件は、特捜部トップの強制捜査という検察史上例のない事態に発展した。
最高検の調べによると、大坪、佐賀両容疑者は共謀の上、1~2月、前田容疑者から「FDを故意に改ざんした」との報告を受けるなどし、前田容疑者が証拠隠滅罪を犯したことを知りながら、2月上旬頃、前田容疑者に電話で「データ改変は過失によるものだと説明しろ」と指示。さらに、同月10日頃、前田容疑者に対し、上司に提出する上申書案について、データ改変が過失によるものであるように書き換えさせることで、前田容疑者の摘発を免れさせた疑いが持たれている。
両容疑者は容疑を否認している。最高検は当初、在宅起訴の選択肢も検討したが、大坪容疑者らが全面否認を貫く姿勢を示したため、逮捕に踏み切った。
前特捜部長らを逮捕=改ざん認識し隠ぺい
―検事証拠隠滅事件・最高検
時事通信 2010年10月2日(土)01:03
大阪地検特捜部検事による証拠隠滅事件で、主任検事前田恒彦容疑者(43)による故意の証拠データ改ざんを認識しながら、隠ぺいした疑いが強まったとして、最高検は1日、犯人隠避容疑で、前特捜部長の大坪弘道(57)=現京都地検次席検事=、前同部副部長の佐賀元明(49)=現神戸地検特別刑事部長=両容疑者を逮捕した。
現職特捜検事が逮捕された事件は、特捜部トップだった検察幹部の刑事責任が問われる事態へと発展した。
検察関係者によると、2人はいずれも、「故意の改ざんという認識はなかった」と否認している。
逮捕容疑によると、大坪容疑者らは2月上旬ごろ、東京地検に応援派遣されていた前田容疑者に対し、今後は改ざんが過失だったと説明するよう電話で指示。同10日ごろには、前田容疑者が作成した上申書の内容を、過失だったことが合理的に説明できるように修正させ、故意の改ざんではなかったように装い、処罰を免れさせた疑い。
検察関係者によると、大坪容疑者らは、前田容疑者から改ざんを知らされた同僚検事から、「故意の改ざんであり、調査して公表すべきだ」と伝えられた。
しかし2月上旬、地検トップの検事正らに「同僚とトラブルになっているが、解決している。故意ではなく、問題ない」などと報告していた。
前田容疑者の上申書は、検事正らへの報告後、大坪容疑者らの指示で作成された。最高検の家宅捜索では押収されていないという。
前田容疑者はこれまでの調べに対し、「意図的にデータを改ざんしたことを、特捜部長と副部長に伝えた」と供述していた。
京都地検や前特捜部長の自宅を捜索 FD改ざんで最高検
朝日新聞 2010年10月2日(土)11:05
大阪地検特捜部長(当時)らが部下の押収資料改ざんを隠したとされる犯人隠避事件で、最高検は2日、前特捜部長らが勤めていた京都地検(京都市上京区)や神戸地検(神戸市中央区)などの捜索に乗り出した。検察組織を揺るがした不祥事は、最高検が「身内」を捜索する異例の事態に発展した。
犯人隠避容疑で1日夜に逮捕されたのは、前部長の大坪弘道容疑者(57)=大阪高検総務部付=と、前副部長の佐賀元明容疑者(49)=同。逮捕前まで大坪前部長は京都地検次席検事、佐賀前副部長は神戸地検特別刑事部長だったことから、最高検は両地検のそれぞれの執務室▽大阪府吹田市と神戸市垂水区の各自宅――の計4カ所を捜索した。
京都、神戸両地検の捜索は午前9時前から始まり、数人の係官が次々と正面玄関などから入った。神戸地検では幹部が休日出勤し、報道陣の対応などに追われた。
最高検によると、2人は1月末、同部主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=が昨年5月に郵便不正事件の証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)のデータを意図的に改ざんしたことを把握。翌2月初め、前田検事に対し、今後は誤ってデータを書き換えたと説明するよう電話で指示したうえ、同10日ごろに前田検事が持参した上申書の内容もデータ書き換えが過失だったとするよう修正させた疑いがある。
検察関係者によると、2人は最高検の調べに容疑を否認しているという。逮捕前の朝日新聞の取材にも「前田検事から『データを誤って書き換えたかもしれない』と聞いたが、故意という認識はなかった」と説明。地検トップの小林敬(たかし)検事正らへの報告については「データを書き換えたといううわさがあるが問題ないと伝えており、隠したということはない」と話していた。
これに対し、前田検事は最高検の調べに「事件の見立てに合うようにデータを改ざんしたことを、部長と副部長に伝えた」と供述。小林検事正らも「書き換えた疑いがあるという報告なら覚えているはずだが。聞いていない」と食い違う説明をしている。
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今日の運動
運動前の体重 63.6kg
*ストレッチング 15分
*水中ウォーク 500m 20分
*水泳 平泳ぎ 1200m 50分 (20分で178kca消費とのことl)
*バタ足入門 20分
*初級背泳ぎ 30分
*平泳ぎ40 40分
*浴室で入浴して汗流し 40分
Total:推定600kcalほど消費
入浴後の体重 61.8kg
トータル5時間弱。