元大阪高検公安部長の三井環さんが
9月27日に、犯人隠避の疑いで大阪地検の小林敬検事正ら4人を検事総長に告発したのに引き続き、
10月12日には樋渡利秋前検事総長ら当時の最高検幹部ら6人に対する犯人隠避容疑での告発状を大林宏検事総長あてに送ったことがわかった。
改竄“告発”後も有罪立証 検事3人、積極的に 最高検検証
産経新聞 2010年10月14日(木)15:11
大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件で、証拠隠滅罪で起訴された元主任検事、前田恒彦被告(43)=懲戒免職=を“内部告発”した検事3人が、厚生労働省元局長の村木厚子さん(54)=無罪確定=の公判で“告発”後も積極的に有罪立証に当たっていたことが14日、関係者への取材で分かった。最高検は改竄疑惑を知りながら公判に立ち続けた状況を不自然とみており、上司からの口止めの有無も含め、検証の一環で公判部に所属する検事らから任意で事情聴取を進めている。
関係者によると、“内部告発”したのは特捜部の公判担当検事▽公判部の主任検事▽刑事部からの応援検事。うち1人は公判に専従していたという。
3人は前田被告が厚労省元係長、上村勉被告(41)=公判中=のフロッピーディスク(FD)に保存された偽造証明書の最終更新日時を書き換えたことを知り、今年1月30日、特捜部元副部長の佐賀元明容疑者(49)=犯人隠避容疑で逮捕=に伝えた。
しかし、公判部の主任検事はその後も9月10日の無罪判決まで全23回すべての公判に立ち会い、冒頭陳述や論告の文案を書くなどした。特捜部の公判担当検事は2月2日の第2回公判から担当に加わり、公判部に異動した後も断続的に立ち会った。
また刑事部からの応援検事は捜査段階で上村被告らの取り調べを担当。供述調書の信用性を問われ、検察側証人として呼ばれた3月29日の第16回公判では、FDが改竄される前の正しい最終更新日時を示して、取り調べたことを明らかにしていた。
村木さんの公判には前田被告も大半に立ち会っていたが、最高検は、当事者の多くが重要証拠になりうるFDが改竄されている疑惑を知りながら、有罪立証に当たり続けた点を重視。公判部内でどういう情報の取り扱いがなされていたか、関係者から事情を聴いている。
公判部の主任検事は、産経新聞の取材に対し「答える立場にない」と話している。
検察官は不当な圧力を受けないよう権限が一人一人に与えられる「独任官庁」として扱われている。検察OBの弁護士は「理論上は公訴取り消しや無罪論告なども検察官個人の判断で可能。有罪を得るための公判に出て何もしなかったことは問題だ」と話している。
当時の最高検幹部ら6人を告発 元高検部長の三井環氏
共同通信 2010年10月12日(火)20:43
証拠隠滅罪で起訴された元大阪地検特捜部検事が担当した厚生労働省の文書偽造事件で、元大阪高検公安部長の三井環さんが12日、樋渡利秋前検事総長ら当時の最高検幹部ら6人に対する犯人隠避容疑での告発状を大林宏検事総長あてに送ったことを明らかにした。
告発状によると、6人は共謀し、事件で取り調べを担当した検事と副検事計6人が、取り調べメモを廃棄したとの報告を受けながら、故意に見逃したとしている。
最高検、検事正らの告発状受理 犯人隠避容疑
共同通信 2010年10月6日(水)19:37
大阪地検特捜部の押収資料改ざん隠ぺい事件で最高検は6日、大阪地検の小林敬検事正ら4人に対する犯人隠避容疑の告発状を受理したことを明らかにした。告発していたのは元大阪高検公安部長の三井環さん。厚生労働省の文書偽造事件で関係者の取り調べメモを破棄したとされる担当検事ら6人に対する証拠隠滅容疑の告発状も併せて受理。犯人隠避容疑は小林検事正のほか、玉井英章前次席検事ら。
大阪地検検事正ら4人を告発 犯人隠避容疑で元高検部長
共同通信 2010年9月27日(月)12:38
大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、元大阪高検公安部長の三井環さんが27日、犯人隠避の疑いで大阪地検の小林敬検事正ら4人を検事総長に告発したことを明らかにした。告発状では、4人が共謀し、証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)から文書データを書き換えたことについて報告を受けたのに、故意に見逃したとしている。
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今日の運動
ヴッパータール交響楽団演奏会を聴きに行ったので運動は無し
*温泉に入浴して汗流し 40分
トータル1時間ほど