計画から38年ぶり、一部開通からでも28年と言う歳月とコストを
掛けた国家プロジェクト 【東北新幹線】 が青森まで全線開通した。
しかし、開通早々、強風による安全確保のための運行見合わせにより
ダイヤは大幅に乱れて祝賀ムードに水を差す形となってしまった。
また、夜のNHKニュースによると、開通初日と言うのに空席が結構
目立ったと言う。 1輌に10名以下という車輌も少なからずあったようだ。
開業初日でも午後には空席… 東北新幹線、今後に課題(朝日新聞)
<12月5日追記:2010年12月5日(日)05:24 >
(こちらは、2011年3月5日に就航予定の「はやぶさ」型車輌 )
一方、私の地元では、【九州新幹線】の全線開通まで100日を切った!
九州新幹線全通まで100日 新八代→博多記念ウオーク(西日本新聞)
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祝・全線開通、東北新幹線試乗ルポ : 時事通信
着工39年全線開業 東北新幹線、東京―新青森直結
河北新報 2010年12月04日土曜日
東北新幹線の全線開業を祝い、新青森駅では東京行き一番列車
「はやて12号」の出発式が開かれ、関係者がテープカットをした
=4日午前6時17分(代表撮影 画像は、時事通信記事より)
東北新幹線は4日、八戸―新青森(81.8キロ)が開通し、全線開業した。1971年の着工から39年を経て東京と青森が674.9キロのレールで結ばれ、東北6県の県庁所在地が新幹線ネットワークでつながった。終着駅となる新青森駅(青森市)では早朝、一番列車の出発式が行われ、長年の悲願だった青森延長を関係者が祝った。
新青森駅では午前6時31分、東京行き上り一番列車「はやて12号」(10両編成)が赤坂光広新青森駅長の合図で出発した。約800人の乗客で、ほぼ満席状態。来賓120人と、反対側ホームに集まった市民ら約300人に見送られ、小雨模様の中を滑り出した。
これに先立って行われた出発式で、三村申吾青森県知事は「この日のために努力してきた皆さまに感謝申し上げる。新たな青森の旅立ちを県民と喜びたい」とあいさつ。JR東日本の清野智社長は「開業はゴールではなくスタート。首都圏から青森に多くの人を呼び込めるよう地元と一緒に知恵を絞りたい」と述べた。
この日開業した七戸十和田駅(青森県七戸町)のほか、仙台、東京、盛岡、八戸の沿線各駅などでも出発式や歓迎イベントが行われた。
全線開業で東京―新青森間の所要時間は最短3時間20分、仙台―新青森間が1時間41分となり、それぞれ現行から40分弱短縮される。当面は東京―新青森間が1日15往復、仙台―新青森間と盛岡―新青森間が各1往復する。
2011年3月5日には新型車両E5系「はやぶさ」が運転を開始。東京―新青森間を最短3時間10分、東京―仙台間を1時間35分で結ぶ。13年3月には国内最速となる時速320キロの運転を目指す。
東北新幹線は1982年に大宮―盛岡間が開業。91年には東京に乗り入れた。盛岡以北は採算性を理由に一部区間を除きミニ新幹線での開業が一時採用されたが、最終的にはフル規格での建設が決まり、2002年12月に盛岡―八戸間が開業した。
東北新幹線、強風で一時運転見合わせ
河北新報 2010年12月04日土曜日
東北新幹線は4日午前11時15分ごろ、郡山―福島間にある風速計が規制値を超えたため、上下線で運転を見合わせた。この影響で山形、秋田両新幹線も運転を見合わせた。
JR東日本によると、午後0時20分現在、東北新幹線の上下2本が運休。上下19本が最大66分遅れ、約1万5000人に影響した。
山形新幹線は同日午前5時20分すぎ、高畠―赤湯間の風速計が規制値に達したため上下4本が運休、5本が区間運休した。
こまち22本に運休と遅れ JR、強風でダイヤに乱れ
秋田さきがけ On the Web 2010/12/04 23:34
東北新幹線が全線開業した4日、強風の影響で秋田新幹線こまちなど県内のJR各線のダイヤが大幅に乱れ、約7800人の足に影響が出た。
JR秋田支社によると同日午後10時15分現在、東北新幹線で一時運転を見合わせた影響などで、こまちは午後の上下2本が運休、上下20本に最大で4時間48分の遅れが出た。
在来線も運休や遅れが相次いだ。下り寝台特急「日本海」と同「あけぼの」、特急いなほ1本のほか、奥羽、羽越、北上、五能、花輪、田沢湖の各路線の普通列車上下46本が運休。リゾートしらかみの上下4本と特急いなほの上り1本が区間運休した。また特急いなほの上下3本と、普通列車の上下11本に最大で3時間37分の遅れが出た。
(2010/12/04 23:34 更新)
東北新幹線が新青森まで全線開業 強風でダイヤ乱れる
共同通信 2010年12月4日(土)19:51
東北新幹線は4日、新たに八戸―新青森(81・8キロ)が開通、国が1972年に盛岡駅以北の基本計画を決定してから38年を経て、東京―新青森の全線約675キロが開業した。E2系「はやて」が最短3時間20分で走行、従来より39分の短縮。しかし新青森発の一番列車が、連結トラブルにより東京着が15分遅れたほか、強風の影響で東北新幹線の上下全線で一時運転を見合わせるなどダイヤは大混乱した。
東北新幹線が全線開業=東京―新青森3時間20分―営業開始から28年半
時事通信 2010年12月4日(土)05:03
(時事通信)
東北新幹線は4日、新たに八戸(青森県八戸市)―新青森間(青森市)の運行が始まり、全線開業した。東京―新青森間は最短で3時間20分。営業開始から28年半を経て、全長675キロが1本につながった。来年3月に新型車両のE5系「はやぶさ」が導入され、最短時間は10分縮まる。2015年度末には、北海道新幹線の新函館駅(北海道北斗市)まで延びる計画だ。
新青森駅のホームでは4日早朝、東京に向けた1番列車の出発式が開かれ、JR東日本の清野智社長や馬淵澄夫国土交通相ら関係者約100人が出席。清野社長は「首都圏から青森に多くの人が来てくれるよう地元と一緒に知恵を絞りたい。意義深く、思い出に残る日になると思う」とあいさつした。
東北新幹線は1982年6月の大宮(さいたま市)―盛岡間での営業開始後、85年に上野駅、91年には東京駅まで乗り入れ運転を始めた。
盛岡駅以北の一部区間は、在来線を改良したミニ新幹線も検討された。しかし、地元の強い要望を受けてフル規格となり、02年12月に盛岡―八戸間が開業。新青森駅までの全線開業の時期も11年春の予定から前倒しされた。
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12月5日追記
東北新幹線、ドア開けず発車…200人置き去り(読売新聞)
乗客ゼロで新幹線出発=東京駅、確認せず200人置き去り(時事通信)