大宰府で、ワゴン車と乗用車の衝突事故があり、ワゴン車が池に転落し、
家族連れなど大勢が亡くなったそうだ。
クリスマスイルミネーションを見に行く途中だったと言う。
飲酒運転かどうかは報道されていない。
一方の乗用車を運転していた 秦 ( しん ) 智之さん(26)らしい男性は、
近くのガソリンスタンドに119番通報を頼んだ後、自らも救出のため
池に飛び込んだという。 彼も遺体で発見された。
寒波が到来していたこともあり池の水温は5℃程度だったという。
短時間で体温が奪われ、命を失う温度である。
人工島を結ぶ橋の上で泥酔状態でワゴン車を突き落とした奴は、自らの
飲酒運転の証拠隠滅のことばかり考えて、救出のことは全く念頭になかったが
こちらの運転手の方は、身を挺して救出しようと奮闘した末に命を落とした。
なんという違いであろうか?
(写真はいずれも時事通信社Web記事より)
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池に車転落、6人死亡=女子高生ら、衝突の男性も-交差点事故、柵なぎ倒す・福岡
(時事通信) 2010年12月25日(土)07:03
ワゴン車が池に転落、計6人死亡 太宰府で衝突事故
(朝日新聞) 2010年12月25日(土)12:07
24日午後11時40分ごろ、福岡県太宰府市向佐野4丁目の県道交差点で、9人が乗ったワゴン車と乗用車が衝突し、県道沿いの篠振池にワゴン車が転落した。ワゴン車の9人のうち5人が死亡。さらに池から同市青葉台4丁目、アルバイト秦(しん)智之さん(26)が引き揚げられ、死亡が確認された。現場近くのガソリンスタンドに運転手不在の乗用車が止まっており、県警は秦さんがこの車を運転し、ワゴン車と衝突したとみて調べている。
筑紫野署によると、転落したワゴン車には同県八女市などの18歳前後の男女8人と、生後6カ月の男児1人が乗っていた。事故の約2時間後、ワゴン車は池から引き揚げられたが、乗っていた男性2人と女性3人が死亡。男児も一時は心肺停止状態だったが蘇生し、意識不明の重体という。男児の父親は死亡した山本翔さん(18)。
ワゴン車に乗っていた男児の母親と男性2人は、自力で脱出するなどして、命に別条はないという。
秦さんは自ら池に飛び込んだという目撃情報があるという。衝突事故の後、池に転落した9人を助けようとした可能性があるとみて調べている。ワゴン車の9人は中学校時代の同級生らで、久留米市内で焼き肉を食べ、福岡市内にイルミネーションを見に行く予定だったらしい。
現場は信号機のある交差点。同署は県道を福岡市方面に北へ進んでいたワゴン車と乗用車がぶつかり、弾みでワゴン車が池に転落した可能性があるとみている。ワゴン車は右側が大破、乗用車は左前が破損していたという。池に沿って設置された高さ約1メートルの金属製の柵の一部がなぎ倒されるなど、約10メートルにわたって破損していた。
ワゴン車は脱出した男性の父親名義のミニバン型で、定員は7人という。
ワゴン車が転落した現場は、JR鹿児島線・水城駅の南約800メートルにある県道沿いの池。交差点に面しており、スポーツ公園やテニスコートなどがある施設の一角。近くには商店やマンション、住宅なども立ち並び、ワゴン車が池に転落する音を聞いた人が通報したという。
気象庁によると、太宰府市の事故当時の気温は約3度だった。同署によると、池の水温は5度だった。
目前で沈む女性、子の名叫ぶ母…冷たい池の惨事
(読売新聞) 2010年12月25日(土)15:07