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竹原信一・阿久根“専決”市長のリコール成立 専決で決った副市長が代行に!?

2010-12-06 17:41:33 | 選挙
2010年12月6日(月)

 “専決市長”の竹原信一・阿久根市長(51)がリコール投票で

解職された。 当然のことである。

 しかし、この専決市長は、リコールを受けて行われる市長選挙に

臆面も無く、三たび 立候補するつもりらしい。

   竹原・阿久根市長が失職 小差、リコール成立 出直し選出馬表明(西日本新聞)

 一方、リコール投票の結果、解職されたとはいえ僅差だった。

 リコールに反対する市民も少なくなかったようだ。

投票率は75.63%。
有効投票14688票
   賛成;7543票(51.35%)、
   反対;7145票(48.65%)。 


 リコール成立を受けて、副市長の仙波敏郎氏(61)氏が

市長代行に就任すると自ら発表したらしいが、この副市長の人事も

リコールされた竹原前市長の専決処分によるものなので、

就任当初から法的な正当性が疑われており、仙波敏郎氏の市長代行

への就任は、リコールの市民の意思に反するものだ。

   阿久根市長の職務代理者に仙波氏 自ら就任発表(共同通信)

  市長不在の中行われた鹿児島県阿久根市の課長会議で、
  あいさつする職務代理者の仙波敏郎氏(右)=6日午前
     共同通信提供  2010年12月6日(月)12:21


 仙波敏郎氏御自身は、警察官僚の不正を暴いた勇気ある人であるが

今回の副市長就任と市長代行への自己宣言は如何なものか?!

 仙波敏郎氏の副市長への就任は、総務省が拒否していたが、

市長代行への就任は、鹿児島県知事は渋々容認する方向だとのこと。

 どうなることやら・・・
 
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阿久根「副市長」の仙波氏、市長職務代理者就任を宣言(朝日新聞)

「違法」上塗り?仙波阿久根副市長が代理者に(読売新聞)

阿久根市長リコール成立 仙波氏が職務代理 鹿児島知事容認

      西日本新聞 2010年12月6日(月)17:30
 鹿児島県阿久根市長のリコール(解職請求)成立から一夜明けた6日、市長を失職した竹原信一氏(51)の職務代理者には、専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏(61)が就任した。「議会を開かずに決めた違法な専決」として仙波氏を副市長と認めてこなかった鹿児島県の伊藤祐一郎知事は同日、記者会見し、「次の選挙までの選挙管理態勢ということだろう。それまで適正に務めてもらえればそれでいい」と“期間限定”で容認する考えを示した。

 一方、市選管の鳥飼公貴(こうき)委員長は同日「一身上の都合」を理由に辞任した。集計ミスが重なり、混乱した住民投票開票作業の責任を取ったとみられる。市選管は同日、出直し市長選の日程を決める予定だったが、決定を先送りした。市選管委員長の辞任について、仙波氏は「今までも不手際があった。当然だ」と話した。

 仙波氏は同日朝、課長会議で「市長の失職は市民の選択」とあいさつ。記者会見では「市長室は空いているから、竹原さんには必要なたびに来ていただき(職務について)お聞きしたい」と語った。愛媛県警巡査部長時代に警察の裏金づくりを内部告発した仙波氏は「これからは市役所の公金の使い方を厳しく監視していく」とも述べた。

 一方、伊藤知事は同日の記者会見で、仙波氏の職務代理者就任を容認しながらも「あくまでも違法な専決処分だった。副市長としての正当性に疑問があるとの考えは変わらない」と発言した。

 これに対し、仙波氏は「地方自治法に基づいて就任した。法的にクリアしている。違法かどうかは司法が決めることで知事の判断は越権行為」と強く反論した。

 市長の職務代理者について、地方自治法は副市長が就任すると規定、副市長不在の場合は市長指定の職員が就任するとしている。仙波氏を職務代理者とする公文書が有効と認められるかは識者に「法的に疑問」とする声もあるが、総務省行政課は「仙波氏の副市長の法的地位は司法判断がないため、県次第」とした。
       =2010/12/06付 西日本新聞夕刊=