数日前から原子炉格納容器の温度上昇が続き、その原因が解っていなかった
福島第一2号機の以上に関して、あろうことか東京電力は「温度計の故障」
という、逃げ口上を言い出した。
そして、経済産業省原子力安全・保安院は、いつものごとく
「安全性に問題はなく」冷温停止状態は維持されていると言う。
これまでも何度も「安全性に問題はない」と記者発表した裏で、
どれだけフクシマ被曝者を増やして来たか?
おそろしい限りである。
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保安院「安全性問題ない」 福島第一2号機の温度上昇
(朝日新聞) - 2012年2月12日(日)20:58
福島第一原発2号機の温度上昇について、経済産業省原子力安全・保安院は12日夕、会見を開き、安全性に問題はなく、冷温停止状態は維持されている、との見解を示した。温度計に異常が生じた可能性が否定できないと判断したという。
ただ、現在の保安規定では、2号機格納容器底部の温度は80度以下にするよう定められており、温度が実際に上昇している可能性も完全には否定できないため、東電が原子炉への注水量を増やす対策をしばらく監視するという。
安全性に問題がないと考える根拠として、保安院は、12日昼以降、温度上昇を示す温度計の値が73~88度で大きく変化を繰り返すようになり、故障の可能性が高まったことをあげた。
東電「温度計故障の可能性」…2号機が80度超
(読売新聞) - 2012年2月12日(日)20:10
東京電力は12日、上昇傾向を示している福島第一原子力発電所2号機の圧力容器底部の温度が同日午後2時20分に約82度に達し、保安規定で温度管理の上限として定める80度を超えたと発表した。
これを受け、同日午後3時30分、原子炉に注入する冷却水を毎時約3トン増やし、計17・4トンに変更した。午後5時の温度は81・1度。
ただ、圧力容器や格納容器内のほかの温度計が示すデータは、全体的に原子炉温度の低下傾向を示している上、問題の温度計は同日正午頃から、75度~90度超の間を激しく上下するようになった。こうしたことから東電は、温度計が故障した可能性が高いとの見方を強めており、当面17トン以上の注水を維持しながら監視を続ける。2号機は先月、工業用内視鏡を入れた際、天井から雨のように多量の水滴が落下し、湿度が高いことが判明している。
昨年末に政府と東電が宣言した「冷温停止状態」は、原子炉の温度が100度以下であることなどが条件で、東電では測定誤差を考慮して、80度以下に維持すると定めている。
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