私も気になって当ブログでも何度か取り上げた枝野経済産業相の発言のブレ。
今日の読売新聞が、その発言のブレの変遷を取りまとめてくれた。
上の画像で、大きな流れは分かり易い。
原発の再稼働に反対のような見解を述べた翌日には必ず軌道修正を図っていた。
私は、おそらく政権内の『原子力村』派からの揺り戻しではないかと思っていたが、
真相は不明である。
しかし、枝野氏自身が「骨のある政治家ではない」ことだけは確かのようだ!
『脱原発』を掲げたために総理の座から追い落とされると云うのが日本の政治力学。
その追い落とされた元総理が外野で『脱原発』を今更ながら唱え始めた。
まぁ、日本の総理大臣には、結局何も決定する権限が無いことが解った。
実権を握っているのは、原子力村のような産官学癒着の裏の『闇の』世界の
『利権フィクサー』達であり、米国のエージェントなのだろう。
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ブレる経産相発言「物議かもすのは大変遺憾」
(読売新聞) - 2012年4月19日(木)09:06
原子力発電所の再稼働に関する発言を巡り、枝野経済産業相が釈明に追われている。
前向きな発言と慎重な発言を交互に発しているためで、「発言がぶれている」との批判が出ている。枝野経産相は17日の記者会見で、「(原子力政策の)中長期と短期の話を整理して発言できなかった」と説明したが、発言のぶれは地元の判断などにも影響を与えかねない。
◆ブレ?
枝野経産相は18日の参院予算委員会で 「安全性を自分自身で得心できない段階では、(再稼働には)反対というのは全く変わっていない」 と言い切った。
社民党の福島瑞穂党首から関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「2日に反対と明言しながら、14日に福井県に要請したのはなぜか」と問われ、答えた。
今月2日にも「現時点では再稼働には反対」と述べた。しかし、翌3日に「反対だったのは(安全関連の)資料を読み終わっていなかったからだ」と、発言をやや修正した。
14日には福井県の西川一誠知事と会談し、「原発を重要な電源として活用することが大事」と再稼働容認を求めた。西川知事からは「(政府は)今後ぶれることなく、国民に(再稼働の)理解を得るように努めてもらいたい」と求められたが、翌15日には「できるだけ早く原発依存度をゼロにする」と、原発の必要性を否定するかのような発言をした。
◆背景
枝野経産相の17日の釈明によると、「依存度ゼロ」は中長期の目標で、「原発が重要」なのは今夏など短期的な事情だという。18日には、「私の答弁が、いろんな意味で物議をかもしているのは大変遺憾に思う」とも述べた。経産省関係者は「枝野経産相は再稼働の必要性については認識しているが、将来的な脱原発依存も政権の方針で、発言は一貫している」と擁護する。
ただ、自民党の茂木敏充政調会長は15日、「担当大臣の発言がぶれて、地元や関係者、国民の納得が得られるか甚だ疑問だ」と批判した。民主党内からも「経産相の立場では再稼働の必要性を感じながら、政治家個人としては反原発を訴えようと考え、本音と建前が見え隠れしているのではないか」との見方が出ている。
原発の再稼働には「地元や国民の一定の理解」が条件で、枝野経産相には国民に分かりやすい説明をすることが求められている。