じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪偕星 大体大浪商 大阪桐蔭 関大北陽

2018-10-11 20:57:10 | 高校野球

✳防御力

大阪偕星:背番号18の打っても4番のスリークォーター右腕、ツボイ君と言ってたように思いますが、右打者の外のストレートにスライダー、いずれもキレッキレで力強かったです。投手としてはこの投手は2番手とか聞かれましたが、本当ならもうすでに夏の大阪大会を戦い抜ける投手陣ということになるかと思われます。守備はまずまずたったと思います。

大体大浪商:エースのオーバーハンド右腕、まずまずなストレートを投げていたと思います。守備もまずまず

大阪桐蔭:先発新井はこの日はそれまでよりストレートが多く抑える事が出来ればいつもより長いイニングいけるかなも初回にレフトへガツンと逆転の長打食らうなどで三回で降板。4回リード広がりエース中田投入も有利なカウントから勝負を急いだのかストライクゾーンにストレートを置きにいってしまい3ラン浴びて1イニングで降板。春の柏原東戦同様まだまだ高い素材だけでまだ投げており投球術がまだまだ未熟。だから追い込んでからわざわざ上記のような球を投げてしまい打たれるのかと思われます。とはいえこの日は先日より力強い球がいっており雰囲気も戻ってきているように見え、それでもやっぱり、今季のエースは彼ではと思われるだけに、復調が待たれるところです。5回から4イニング投げた縄田は1失点に抑えましたが勢い任せに見えコントロール甘く、危なっかしく見えました。9,10と投げて2点差を守りきれなかった藤江ですが、この日もストレートは切れが鋭く、変化球はベース付近から鋭く曲がっており良い球投げてました。打った相手を誉めるべきかと思われます。同点に追い付かれなお二死一二塁で相手は3ランなど4打点で打撃内容も良かった相手一番打者相手に3ー0、ここで捕手石井は膝元にストレートを要求。結果はストレートの四球になりましたがよく要求通り投げたと思います。敗北のピンチをなんとかかんとか免れる大きなポイントになった1球になったかと思われます。2点リードを守るべく最後1イニングマウンドに上がった左腕の高野、この日はイニング限定とあり、先日よりも切れ、力のあるストレート投げており、変化球もベース付近から鋭く曲がってました。この日光ったのが捕手石井のリード。私的にハイライトと感じたリードが藤江のところで触れた同点に追い付かれなお二死一二塁の場面。当たっていた怖い一番打者相手に3ー0、ここで石井は膝元にストレートを要求。3ボールですからぶつけても四球と一緒。だから怖がらず内を突ける。結果四球で満塁とピンチは広がりましたが、この、いわば積極的敬遠策にも見えたリードは次の2番打者との兼ね合いまで3ー0なってから瞬時に判断できたからこそのリードにも見え、真相は分かりませんが殊勲のリード、まさに、勝負を分けたこの1球になったかと思われます。守備はいつもより動きが悪く見えた選手もおり、失点につながったりもしてましたが、遊撃手榎木の守備はいつみても安心感があり、根尾と比べて華やかさでは及ばずも、見る側に与える安心感は勝って見え、堅実さはさらにその前の泉口にも勝っているのではないかと、私的には感じています。

 関大北陽:サイド右腕の松村君1は伸びのあるストレート投げてましたがセットになると球が緩んでしまって見えた点とフィールディングに課題が残ったかと思います。4回から同じくサイドの岩崎君が投げる。こちらもスライダーピッチャーに見えたことが、なかなか鋭い曲がりでした。延長に入り左腕の田中19が投げる。勝ち越しを許しましたがカーブはブレーキが効いてました。守備はこちらも遊撃手の西川君の動きの良さが光りました。

 

✳得点力

大阪偕星:体格のしっかりした選手が多く力強さとしぶとさを感じる打線でした。

大体大浪商:相手投手の、右打者への外のストレートに外のスライダーの切れ、強さに最後まで対応出来ませんでした。打線そのものはまずまずかと思われます。

大阪桐蔭:この日の相手エースも質の高い球投げてましたがあっさり攻略。やはり、今のところなお、得点力の高さは期待できると思います。この日は8番榎木がバッティングでも光るものがあり、延長11回は選球眼の良さが光り、勝ち越しにつながったかと思われます。

関大北陽:バッテリーの8、9がやや弱いかなも上位は力強く巧打タイプもおり、得点力の高さを感じました。

 

※大阪偕星

近畿大会を突破しセンバツへいけるだけの力を感じました。投手も良いですがここまでの戦績を見る限りでは打力のチームかな?次の大阪桐蔭とは4,5点以上を奪い合う展開が予想されるかと、私的には思います。勝つチャンス十分あるかと思われます。

 

※大体大浪商

どちらかと言えば攻撃型のチームという印象を、ここまでの戦績も加味して感じました。ただ、大阪を獲るには投打攻守にもう1ランクレベルアップが必要かと思われます。その可能性はあるかと思われます。

 

※大阪桐蔭

今後もこれまでのような投手起用になるのなら、強敵相手にディフェンスはやや不安が残るかも知れないという不安がさらにこの日前面に出たように思います。長いイニング任せられる投手が現状不在で、本来そうなってくれてるべき中田くん、一年の仲三河君の今後に期待したいですし、同じく一年の左腕藤江君にも今後、その期待感で観たいと思わせる、ここまでの試合の出来に思います。現状このチームは得点力で旗に挑むチームに見えますが、投手陣が現状の状態で打線が封じられたときの対応に不安が残るのが現状かと思われた前回と印象は変わりません。センバツまでたどり着く力はあると思います。中田君、仲三河君、特に中田君が復調すれば鬼に金棒とも思います。

 

※関大北陽

こちらも高い得点力を感じ、特に個々の打撃力の高さを感じました。残念ながらセンバツは絶望的になりましたが、2番手投手の育成に成功すれば、久々の夏の甲子園は十分に狙える戦力になるかと思われます。