イエス・キリストは、神エホバが創世記３章１５節で約束されたエホバの胤・子供として約束通りこの地上に遣わされました。その神エホバのみ子イエスはご自分を低くし、謙遜に人々に仕え、死に至るまでみ父エホバに従順を示し、その模範を手本として残されました（フィリピ２：５～８．ペテロ第一２：２１．マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書参照）。イエスは神の王国の良いたよりの真理を証ししながら、人々のあらゆる疾患と病を治されました（マタイ４：２３）。そのようなイエスの、特に即座に病を治す奇跡の業を見たいと大群衆が押し寄せて来ていました。イエスは大群衆をご覧になると「哀れに思われ」、「彼らにおおくのこと（神の王国の真理）を教え始められました」（マルコ６：３４）。大群衆は宗教指導者たちに見放され、顧みられることがなく、「羊飼いのいない羊のようであった」のです（マルコ６：３４）。それで大群衆の心の整えらた者が、神の王国の良いたよりの真理によって悔い改め、古い人格を脱ぎ捨て・汚れを清め新しい人格を身に着け、エホバのご意志を行なうことができる人になるように助けられたのです（ルカ４：４３．エフェソス４：２０～２４．ペテロ第二３：９）。そのためイエスは、み父エホバからの報いを豊かに得て、神エホバの右に高められ、神の王国の王イエス・キリストとなり、み父エホバに栄光を帰するようにされたのです（フィリピ２：９～１２）。イエスは、謙遜にみ父エホバのご意志を行ない、み父エホバからの祝福を得ました。イエスが模範の手本を残された通り、そのイエスの手本に見倣うなら私たちも神エホバから祝福を得るのです（ペテロ第一２：２１）。聖書の箴言（しんげん）に次のように記されています。
「あなたは彼の頭の上に炭火をかき集めているのであり、エホバご自身があなたに報いてくださるからである」（箴言２５：２２）。
上の聖句の「炭火」とは、溶鉱炉の鉄鉱石を溶融し、鉄を取り出すために鉄鉱石の上に乗せる炭火に由来し、比喩表現がされています。溶鉱炉の炭火が不純物を取り除くように、「彼の頭の上に炭火をかき集めている」とは、人の心の汚れを取り除く助けをしていることを指しています。つまり霊的に飢えている人たちに（箴言２５：２１）、イエスの模範の手本に見倣って、神の王国の真理を証しし、み言葉を聞く人たちが古い人格を脱ぎ捨て、新しい人格を身に着け、神エホバのご意志を行なうように援助する人（炭火の働きをする人）は、神エホバご自身が祝福してくださるのです。それは永遠の命の道の報いです（啓示２１：４；２２；１，２）。あなたも神の王国の良いたよりの真理を証しする人のお一人であれば幸いです（マタイ２４：１４；２８：１９，２０．ルカ４：４３；８：１）。
終戦日 平和の祈り 神聞かる 今日の一句
生垣の「ハイビスカス」
