偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを通して、地上に遣わされるイエスは、ご自分の知識に従って、多くの人々の過ち、つまり罪を負うことを予告されました(イザヤ53:11)。このイザヤの預言は成就し、イエスは杭の上で贖いの死を遂げられました。
次に、イザヤは、メシアであるイエス・キリストの勝利を次のように書き記しています。
「それで、私(エホバ)は彼(遣わすイエス)に多くの人たちと同様に分け前を与え、彼は力ある者たちと戦利品を分け合う。彼が自分の命を捧げて死おも受け入れ、違反者たちの1人に数えられたからである。彼は多くの人の罪を煮い、違反者たちのために仲裁した」(イザヤ53:12)。
上の聖句の結びの部分から、神エホバに関する心温まる事柄を学べます。神エホバはご自分に対して忠節を守る者たちを高く評価されます。そのことは、イエス・キリストに「多くの人たちと同様に分け前を与え」るという約束に示されています。この言葉は、「戦利品を分け合う」習慣に由来しています。神エホバは、イエスキリストに「分け前」をお与えになります。神エホバはイエス・キリストの忠節に報いを与えてくださるのです。私たちも、神エホバが「私たちの働きと、み名に示した愛とを忘れたりは」しないということを確信しています(ヘブライ6:10)。
上の聖句の「分け前」とは何でしょうか。その中には、「人々の賜物」、つまりイエスがいわばサタンの配下からもぎ取ってクリスチャン会衆に与える人々も含まれるようです(エフェソス4:8~12)。真のクリスチャンたちの神エホバへの献身は、神エホバを高め、神エホバの心を歓ばせます。
イエスの生涯と死に関する歴史の記録により、イエス・キリストがイザヤの預言のメシアなる神エホバに仕える者であることに、疑問の余地はありません。イエスはイザヤの預言通り「多くの人の罪を担い」、贖いの死を遂げられました。そのようにして神エホバとの人々との「仲裁」をされたのです。イエスは死に至るまで、謙遜な生き方をし、神エホバに従順を示されました(フィリピ2:5~8)。全ての人々はイエスの贖いの死に感謝を表すべきなのです。
次回からはイザヤ54章を順次紹介致します。
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シジミ蝶 早くも羽根の 傷みおり 今日の一句
まだ庭に咲いている「ヘレボルス」