聖書には、サウルが兵士たちと共に陣営で眠っているところをダビデたちが見つけ、ダビデの命を狙ってきたサウルを処断する絶好の機会が訪れたことが記されていました。さて、ダビデはどのように対応するでしょうか。聖書には次のように記されています。
「アビシャイはダビデに言った。「神(エホバ)は今日、あなた(ダビデ)の敵(サウル)をあなたの手に渡されました。それで今、どうか私に、彼(サウル)をやりで地面に突き刺させてください。一度で仕留めます」。ダビデはアビシャイに言った。「(サウルに)危害を加えてはいけません。エホバが選んだ人に手を出しながら無罪でいられる人などいるでしょうか」。ダビデは続けて言った。「エホバは生きています。彼(サウル)はエホバに必ず打たれます。あるいは、生涯の終わりが来て死ぬか、戦いで命を落とします。エホバが選んだ人に私が手を出すなど、エホバの観点からして考えられないことです!。さあ、彼(サウル王)の頭のそばにあるやりと水差しを取ってきてください。それから立ち去りましょう。こうしてダビデはサウルの頭のそばからやりと水差しを取り、2人は立ち去った。誰にも見つからず、気付かれなかった。目を覚ました人もいなかった。エホバが(サウル王を)深く眠らせていたため、皆、眠り込んでいたのである。それからダビデは反対側に渡っていき、いくらか離れた山の頂上に立った。両者の間にはかなりの距離があった。」(サムエル記第一26:8~13)。
上の聖句に記されている通り、ダビデは自分の命を狙ってきたサウル王の陣営で、サウルが眠り込んでいるのを従者と共に見つけましたが、ダビデはサウルの命を取りませんでした。ダビデは、神エホバがサウルの命を取られる、と述べ、生きている神エホバは義の神であるあることの絶対の信仰を表明しています。ダビデの堅く立つ信仰に見倣いたいものです。
引き続き聖書にはダビデの取った言動が記されていますので、次回にお伝え致します。
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