聖書にはイサクが高齢になり、目が見えなくなった時、妻リベカが息子ヤコブに与えた実際的な助言が次のように記されています。
「ある時、年老いて目がほとんど見えなくなっていたイサクは、上の子エサウを呼び寄せ、「息子よ」と言った。エサウは、「はい、ここにいます」と言った。イサクは言った。「私は年を取った。いつ死ぬかわからない。だから今、矢筒と弓を持って野原に出掛け、獲物を捕ってきてくれないか。そして私の好きなおいしい料理を作って、持ってきてほしい。そうしたら、それを食べて、死ぬ前にあなたのために祝福を(神エホバに)願い求めよう」。
イサクが息子エサウに話しているのを、リベカは聞いていた。そしてエサウは、獲物を捕ってくるため、野原に出掛けた。それでリベカは息子ヤコブに言った。「さっきお父さん(イサク)が、兄さんのエサウにこう言っていました。「ってき獲物を捕て、おいしい料理を作ってほしい。そうしたら、それを食べて、死ぬ前に、あなた(エサウ)のために祝福をエホバに願い求めよう」。それでヤコブ、よく聞いて、私(リベカ)の言う通りにしてください。家畜の群れから最上の子ヤギを2匹連れてきてください。そうしたら、私(リベカ)がお父さん(イサク)好みのおいしい料理を作ります。あなた(ヤコブ)はそれを持って行ってお父さんに食べてもらうのです。そうすれば、亡くなる前にあなたへの祝福を(神エホバに)願ってくださるでしょう」。
ヤコブは母リベカに言った。「でも、エサウ兄さんは毛深いのに私はそうではありません。お父さんが私に触ったらどうなるでしょう。私は、お父さんをからかったと思われてしまい、祝福どころか災いを受けることになります」。母はヤコブに言った。「その災いは私が代わりに受けましょう。私の言う通りにして、子ヤギを連れてきなさい」。そこでヤコブは子ヤギを母の所に連れてきて、母は父好みのおいしい料理を作った、その後リベカは、家にあったエサウの一番良い服を選び、ヤコブに着せた。また、子ヤギの毛皮をヤコブの両手と首筋の毛のない所とに当てた。そして、作ったおいしい料理とパンを息子ヤコブに渡した」(創世27:1~17)。
上の聖句に記されている通り、年老いて目がほとんど見えなくなったイサクが、エサウを呼び、自分が死ぬ前に美味しい料理を作り、食べらしてくれたら、神エホバに祝福を願い求めることを話しました。それを聞いたイサクの妻リベカは、息子ヤコブを愛していたので、ヤコブがイサクから祝福が得られるように実際的な助言をヤコブに与えました。目の見えないイサクが毛深いエサウと思うように、ヤコブにエサウの一倍良い服を着せ、両手と首筋に目の見えないイサクの手が触れた時にエサウと思うように。子ヤギの毛で両腕と首筋に覆いました。このようにしてリベカは息子ヤコブのために実際的な助言を与えました。
リベカの実際的なヤコブへの助言は功を奏するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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長茄子の 煮物柔らか 箸進む 今日の一句
庭の「ランタナにヒョウ紋蝶」